930_さかいの本について

(毒)一人称と三人称

わたしはよく毎週のように驚くべき報告があると書きますが、先週あたりはいくつもいくちつもありました。最初がある人からのメールでわたしの「寄り添い症候群」がえぐり出され、「みちる」さんの掲示板への投稿でその重要さがわかり、「間者猫」さんのブログで多読で得られる認識の深さを知り、YYYYYYYYさんのメールで多読のすごさを知り・・・
コスモピアと学研の原稿で遅れましたが、この記事はそうした「びっくり、感激」の一つです。京都の講演会に来てくださった「子連れ」さんからいただいたメールです。
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(毒)Heってだれよ、sheってだれなのよ?

またしても「間者猫」さんのブログです。この意見を聞いたときには驚きました・・・
as の時とおなじで、多読する人はわたしとおなじ認識を持つまでにわたしの10分の1くらいの時間しかかからないらしい・・・
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「薬」が効きすぎた?

  (原稿の締め切りが重なって、ほかにもいろいろ重なって、記事がたまって
   おります。今晩中に大方を記事にしたいと思っております・・・)
「さよなら英文法!」についてさまざまなお便りをいただいていますが、一つだけ、
予想していなかった感想があり、気になっています。
つまり、あの本の「試訳」のように訳せることをめざしたいという人が少なからずいらっしゃるのです。
うーむ・・・ まいったな・・・
あの本の試訳はすべて「墨塗り法」というやりかたで頭から順に訳しているのですが、
墨塗り法を言い出したのは、それをやると学校文法のたががはずれやすいはずと考えたからです。決して、「みなさん墨塗り法で訳しましょう」と言いたいわけではないし、「墨塗り法なら和訳の害は少ない、あるいは和訳が無害になります」と言っているわけではありません。
  (必要があって、あるいは職業として翻訳するには墨塗り法は
   これまでの翻訳法を抜け出すのに役立つかもしれませんが、それとても
   抜け出した後は墨塗り法は用無しになるはずです。)
翻訳を仕事としない人でも、学校文法にがんじがらめになっている人は、その縛りをほどくためにやってみるといいですよ。でも、授業で使うというようなことはゆめゆめお考えにならぬよう。それはわたしの意図とは正反対の方向です・・・

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(毒)いちばん入れたかったのに削ってしまった原稿・・・

 (いま復活した原稿(候補)をもう一度読んでみると、たしかにあの部分の翻訳は
  これしかないような気がする・・・)
「さよなら英文法!」は準備した資料や原稿のほとんどを捨ててできあがったものです。
そこで、このカテゴリーでせめて一部は日の目を見させたいと・・・

削除されただけに、どれも毒が相当強いはずです。英語が「体に」染みこんでいない人
が読むと、いちいち細かいところが気になって先へ進めなくなる可能性があります。用法用量を守って、いや、よほど確固たる自信がないかぎり読まないことを勧めます。You’ve been warned!

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山岡さんの「国富論」について 再掲(?)

前便で紹介した山岡洋一さんから「一人称と三人称」についてメールをいただいたタイミングはびっくりするくらい「さよなら英文法!」の発行とぴったり合っていました。
で、前便の最後で、山岡さんの翻訳した「国富論」(アダム・スミス著)についてわたしが紹介したブログの記事を探しかねたと書きましたが、なんと、その記事は消えていました。
でも、おかげで(?)わたしはもう一度山岡さんのお仕事を紹介する機会を得ました。うれしいです!
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(毒) 一人称と三人称 山岡さんのメールから

【警告】 以下の記事には高濃度のウンチクが含まれており、多読の成長を阻害する恐れがあると文部科学省食品衛生局が認めている。服用に際しては用法用量を守り、副作用に気をつけることを強く推奨する云々・・・
「さかいの本」の掲示板で、一人称と三人称のことが話題になりました。それについて、翻訳家の山岡さんからもよく似た主旨のメールをいただいたのを思いだし、ブログで記事にさせてくださいとお願いしたところ、快諾をいただきました。
ウンチク的には非常におもしろいですよ!
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「さよなら英文法!」について

先週の月曜日に書き終わるはずだったコスモピアの原稿はやっときょう昼ごろ書き終わりました。ちょっと力が入りすぎたかもしれませんが、今週いっぱいで編集部の意見を聞いて書き直しです。
で、ブログ復活第1号は、先日京都で「英たの」というグループの旗揚げ講演会を主催した竹満さんからのメールです。
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