多読で「育つ」英語力? 1/3 (題名はいい加減)

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おととい寝太郎オフでぴっぴ@40’sさんと会ったときに、ある中学2年生にびっくりした話を聞きました。
で、当然わたしはブログに載せたいからメールで報告をしてくださいと頼みました。その結果、なんと3通のメールが来ました。長いし、それぞれに重要だと思うので、ブログも3回連載ということにします。
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こんにちは。ぴっぴ@40’sです。
あまりの驚きと衝撃にしばらくお話できない状態でしたが、よーやくショック状態から抜け出しつつあるので、やや熱くなりそうですが語らせてください。

わたしは「さよなら英文法!」の中で、英語の先生にある警告をしました。
それは、鴎友学園のサイトを訪ねるときはいままでの英語教育についての考えをひっくり返される覚悟が必要です、というものでした。ぴっぴ@40’sさんは、この中学2年生に会って、まさにそういうショックを受けたのですね。

ただ、児童英語の先生や保護者の方々が夢中になりすぎてすべてを台無しにしないような配慮をお願いしますね。これはあくまで、のんびりとその子にあったペースで進められたある多読が大成功した例との前提をしてください。そうでないと救われない人(私も含めて)もいるし、量をこなせばみんながそうなる!と思い込んで、数字崇拝、結果崇拝の傾向が強まってしまったら、私のこの報告作成時間はすべて無駄となるばかりでなく、そういった感情を焚き付ける結果になってしまう。それは私の本意ではないです。

実は先日の記事、
  「だって友だちじゃん」って感じ?
についても、あのエピソードを紹介してくれたYYYYYYYYさんからも、「さかいさん、紹介するなら、That’s what friends are for.を訳せなんて保護者や先生がこどもたちをテストしないように気をつけて」と言われています。
大丈夫です・・・と断言はいけませんが、すでにわたしはその方面についてはかなり気を遣っています。だから二人くらいのこどもについては、おかあさんから「うちの子がばいりんがるになったのは多読のおかげだと思います」と報告があっても、これまでブログにも掲示板にも書かないできました。
世の保護者たちを煽りたくないからです。煽ればこどもが不幸になります。

子供と多読とする場合は、特に一人一人のペースや、好きな事や、性格や、置かれている状況や色々がわかった上で、進めていかないと痛い結果に終わる可能性も高いです。経験のある方々は、言うまでもないことですが、これから始める方々には「多読は、いつから始めてもいいので、小さい頃から無理強いする必要は全くないですよ」という事をお伝えください。それから、中学の英語の成績に直接結びついたり、英語の様々な試験で高得点を出すとは限らない事もぜひ添えてください。
ここまで、第一弾。本題は、次メールチェックして下さい。

ここまでがとても大事な前置きです!
くれぐれも That’s what friends are for. や、ぴっぴ@40’sさんのエピソードでこどもに不必要なプレッシャーをかけないでください!
あくまで多読をのんびりやっていたらこういうこともある、という一つの例と考えてください。いわば多読の可能性を広げてくれた例ですね。だれでもこうなりますよ、こうならなきゃいけない、というのではありません!
続いて第2弾へ・・・