レールをはずれるために −に− について、柊さんから

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先週末からの学校訪問と本年初の夏休みでブログ更新が遅れました。せっかくメールをいただいたみなさん、ごめんなさい!
で、多言語多読の柊さんからのメールです。
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夏休みの上に次の本のタイトル決めまで入って延々と遅れております。もうしわけない・・・

酒井先生、どうもお久しぶりです。いえ、この間フランス語投稿したばっかりの気もするのですが、ネットに繋げない環境にばかりいるので、なんだかやたらにお久しぶりの気が。

フランス語多読について、近いうちにある記事を書こうと思っています。お楽しみに!

 語数、私は本当に適当です。この間なんか、流し読みしたものでどうしようか迷ったあげく、200ページ読んだところを70ページにしてみました。100にしないところが案外律儀なのかな。

よいなあ! そういう律儀なんだかずぼらなんだかわからなくて、考えはじめるとめまいを起こしそうな姿勢!

 一応書評登録をするときはそれなりの精度(できれば誤差は一割以内)にしようと思いますが、一日に読める量は誤差だと思いますし、語数が増えるにつれて、誤差だと思う数は大きくなっています。パーセンテージを考えると当然でしょうけど。
 ただ、フランス語を始めてみて、英語の時はどうだったかを参考にしようとはしてみました。それでびっくりしたのですが、私の場合、多読を始めた頃に2,30万語越えの本に次々挑戦しているんですね。

2、30万語越えの本!

 あれから3年ぐらいでしょうか。20万語を超える本を何とか読み切ったのは最近です。なんであの頃そんなに長い本に挑戦してしまったかというと、読みたい本がそうだったからというしかないのですけど、何しろ長い本を読み飛ばさなかったので、ここからが一番面白いとこじゃん!というところで力尽きてしまったのですね。
 フランス語では、もっとずっと短い本を沢山読みたいと思っています。

あまり宣伝しませんが、わたしもフランス語の多読用図書を何十冊もよんだことがあります。Oxford Reading Treeみたいなものはないので、いちばんやさしい本でも400語レベルだったかな?

 多分、語学学習的に考えると、多読の初期に読んだ本は長すぎて、レベルに合わなかったのでしょう。でも、私が何をしたかったのかを考えると、あの時読んだ本は最も正しい本だったのだと思います。
 無理矢理に結論を付けると、結局は何がしたいかということで何をする方がいいのかは変わるのでしょうね。
 というわけで、一番読みたい本を読みなさいという助言を一番大切に思って進んできた私の多読は、楽しいだけじゃなくて、全てにおける価値観を変えるとても楽しい体験でした。これからも楽しい体験というか、楽しい人生であり続けると思います。

これはもう脱帽するしかありませんね。悟りの境地と言ってもいい?

 もう一つ無理矢理に結論を付けると、同じ酒井先生の本やブログの文章を読んでも、どこをどう受け取ってどう進むかは、個人差が大きいのではないかと思います。
 では。

柊さんの結論も無理矢理だったような気もしますが、ついでにわたしも無理矢理結論づけると・・・
個人差が大きいのだから、語数に頼らないように! 
ほかにもいーっぱい目安はありますよー!!
(よし、いい結論になった! ・・・としよう・・・)
タイトルも決まりそうだし、あした以降、怒濤の更新です!