多読の非常識 その弐について、「fiona」さんの見積もり 正

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「多読の非常識 その弐」では、「学校英語の常識が中学校から高校までで数万語程度なのに対して、多読ではその数十倍から数百倍を読む」と書きました。

fionaさんがとてもおもしろい計算をしてくださったので、そのメールを紹介します。

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多読の非常識 その弐について、前回、「量について」だと予告があったので、自分なりに考えていました。

以下、長いですが、それについて書いておきます。

英語多読の量ですが、「1000万語」と言っても、私は、まだまだ少ないと思っています。
でも、英語多読「100万語」でも、十分な効果があるようです。

このことについて、前と同じく、日本語と比較などしながら考えてみました。

Ⅰ.英語多読量を日本語のインプット量と比べる

 と書いては見たのですが、日本人の日本語のインプット量ってどのくらいか…見当がつきません。
そこで、う~んとおおまかな概算をしてみました。

できるだけ簡単にするため、質は全く考えず、「読み」も「聞く」も同じだと考える事にしました。
「読む」は、個人差がすごく大きそうなので、まずは、「聞く」でのインプットのみで。

わたしの概算には「聞く」が欠けていましたね。いつか「聞く」についても、
学校英語との比較をやりたいものです。もっとも学校英語ではほとんど聞きませんからね。比較にならない!

「聞く」でのインプットには、どのようなものがあるのでしょう?ごく簡単に分けてみました。
1. 家族や友達との会話(聞いているだけの場合もある)
2. テレビの視聴によるもの(ラジオなどもあるが、今は、テレビ以外は少ないように思う)
3. 学校の授業(先生のお話)によるもの
が主なものでしょう(多分)。

1分あたりのインプット量は英語換算で、
1.(会話)は、200語/分
2.(テレビ)は、200語/分
3.(授業)は150語/分…先生は、(多分)ゆっくりはっきりしゃべる。
とします(すごく適当に決めましたが、倍は違わないと思います)。

おおよその計算には十分な精度(?)だろうと思います。

次に、小中学生でのそれぞれのインプットの時間を考えます。
学校のある日が、年間200日くらい、休みの日が残り165日くらいでしょうか。
1.(会話)は個人差が大きそうなので、まずは2.(テレビ)、3.(授業)を考えます。
2.(テレビ)は、個人差大きいけど、1日2時間くらいは見てるんじゃ?…と適当に決める。
3.(授業)は、実質1日平均3時間くらいか?40分授業で4.5コマ。まあ、50%も違わない…とこれも適当。

次に、インプットされている時間の実質の割合。テレビなら、中の人物等がしゃべっていたり、アナウンスの流れている時間の割合(要するに、無音とか音楽だけの時間を除いた時間)。
2.(テレビ)は、……よくわからんけど、半分くらいとしておこう。ニュースならもっと多いけどね。
3.(授業)は、これもよくわからんけど、「聞いている」のは半分くらいという事で…。先生が黒板に書いている時間とか、何か課題を解いている時間は「聞く」から除く。「体育」とか「音楽」「図工」なんていう時間もあるけど、ひっくるめて半分(ちょっと多いかな?)

fionaさんとおあんじようなことをイギリスの小学校についてやったことがあります。あとで紹介します。

で、1年を考えると、テレビと授業のみ計算して
学校のある日は、
  (200語/分×120分×0.5)×200(日)+(150語/分×180分×0.5)×200(日)=510万語
  [ 1日あたり、2万5500語 ]

学校のない日は、
  (200語/分×120分×0.5)×165(日)=198万語
  [ 1日あたり、1万2000語 ]

1.(会話)は、…これもよく分からんけど、1日2時間(ちょっと多いか?でも、人によりけり)、聞いている時間の割合が半分…と適当に決めて、
  (200語/分×120分×0.5)×365(日)=438万語
  [ 1日あたり、1万2000語 ]

全部合計して、1年あたり、1146万語。どうせおおまかなので、わかりやすく、1年あたり1000万語…としておこう。

高校も同じくらい…として(すごくいいかげん!)、
小中高の12年間で、1億2000万語。
小学校に入るまで約6年間は、どう考えたらよいかわからない…が、1000万語や2000万語はありそう。

以上から、倍くらいは違うかも、のおおまかな見当で、
高校卒業までの「聞く」のインプットは、1億語から1億5000万語。

倍くらい違ってもいいですよ。桁が違わなければね。わたしはいい加減なので、fionaさんの試算を見て、「そうか、12年間でざっと1億語から2億語くらいか・・・」と覚えておこうと思います。

と書いて、思ったより多い!!
ほんまかいな!?
会話のところ、気になるので、会話の語数をゼロにしても、1年で約700万語。12年で8400万語だ。小学校以前のを足したら1億語近くにはなりそう…。
授業を寝ていて(サボって)全く聞いていない…と言うのは考えてませんので、人によったらこれより少ないかも(どれくらいかは不明)。

(続く)

実はわたしが家族で1年間イギリスにいたときに、娘はまったくゼロから英語に触れました。公立小学校に3ヶ月通ったころに、一体どのくらいの英語を聞いたのだろうと思って、計算してみました。
途中は忘れましたが、約100万語という数字が出て、それが「快読100万語」の一つのきっかけになったのです。

なお、娘は学校で授業を受けている間しか英語に触れていない状況でした。家では完全に日本語だけです。それに日本語で話している量を英語換算すると、1分間150語(小学校中学年で、早口ではない)×1時間分くらいかな? 娘は2時間分は話さないと思う、おしゃべりでもない)ざっと1日1万語くらい?これで1か月30万語、12ヶ月で400万語? 

学校では3ヶ月で100万語という計算でしたが、休み中はテレビや友だちと遊んで大体おなじくらいの量を耳にしていることにすると(この辺はfionaさん以上にいい加減)、
1年間に、家の外でも400万語になりますね。

ま、学校、家、両方で1000万語分くらい聞くことになりますかね?

では、fionaさんの報告の続きへ・・・