投げ本南北--北海道と山梨と

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山梨の「たこぼ」さんからびっくりのメールです。たこぼさん、「みさた」さんといえば北海道の仲間なので、山梨のたこぼさんというのはしっくり来ません・・・

ま、それはわたしの個人的な思いだとして、山梨の方が多読しにくいとは!

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酒井先生、ご無沙汰しています。4月に無事、家族で山梨県甲府市へ引っ越してまいりました。早くご挨拶をと思いながら、すっかり遅くなってしまってすみません。
今日の投げ本の話し、あまりにタイムリーだったので、このチャンスを逃してはいかんと思い、メールさせていただきました。
甲府に来てから、多読環境があまりにも悪くて驚きました。こんなに東京が近く、お隣の長野だって盛り上がっているようなのに、甲府のこの遅れは何だ!甲府市立図書館は、あんなに大きくて素敵な建物なのに、洋書はほんのわずか。古い、かび臭い。蔵書も、Japanese Cooking や、Sumo に関するようなものばかり。県立図書館も同じ状態。みさたさんが、多聴・多読マガジンに隣り町の甲斐市の図書館に洋書が多く置かれていると書かれていたと教えてくれて、今は、そこに通い始めました。

山梨でも南の方に行くと、河口湖のほとりにブッククラブがあるのです。
そこには普段山で遊んでいる鹿さんなぞも、本を借りに来るらしい。

しか~し、みさたさん宅で選び放題だった頃とは全く違います。蔵書は甲府図書館よりは良いとは言え、OBWが4,50冊と絵本が中心。MANGAが少々。HARRY POTTERがほぼ全巻。後は日本文学が英訳されたものと、例のJapanese Traditional ホニャララ系 がいろいろ。新刊コーナーにも洋書があったので、喜んで見てみると、Japanese Samurai Weaponsとかいうものでした。すごく大きな高そうな本。しかもシリーズ物で2冊!…泣けてきました。一体誰が借りるんでしょう。

そのうち・・・できれば近いうちに、山梨の図書館が多読に気がついてくれるといいと思いますが、ま、時間の問題でしょうね!

で、そろそろ本題に入りますが、みさたさんに借りていた頃は、けっこう投げ本してました。2~3割くらい?評価の高い作品でも、私には面白くなければ、どんどん捨てました。捨てても捨てても、他に本は、みさたさんの元にたっぷりあったのです。
しか~し!今は、面白くないからって軽々しく投げ本していたら、私の多読はさっぱり進みません。実際私は、OBWが苦手です。生意気な言い方ですが、あの平ぺったい文章を読んでいると、ストーリーが良くても興ざめしてしまうのです。でも、今、無料で借りられるOBWを拒絶したら、語数は一向にたまりません。

たしかに「投げる、投げない」は購入、非購入にもよりますね。

先日は友達に会うために新宿へ行き、ジュンク堂でルンルンと洋書を3冊買いました。その中の1冊、DUMB CREATURESという本は、帯に多読入門用とかって書いてあり、表紙だけ見ると楽しそうだったので、たこぴょんも喜んで読むのではないかという下心もあって選んだのですが、読んでみると結構難しく、なかなか入り込んでいけませんでした。結局は、終盤少し面白くなって、最後まで読んだのですが、、旭川時代だったら、とっくに投げ本していたはず。でも、新宿まで行って、この物価高の時代に千円以上も払って買ったんだから、やめるわけにはいかない!っと思ってしまうんです。これはたこぴょんは読まないだろうなと思うと、意地でも自分は読んでやる!と思ってしまうんです。頭の中では、もう一人の自分が「これは多読3原則に反するでしょ。」と言って肩を叩いているのですが、そのまたもう一人の自分が、「そんなこと言ったら、いくらつぎ込んでも満足に本は読めないでしょ!」と肩を叩く手を払いのけるのです。
新しい土地に来て始まったこの戦いを、私はどう治めたらよいのか、悩むところです。
以上、私の投げ本状況をお伝えいたしました。

ありがとうございました。投げ本のもう一つの側面ですねえ・・・

あ、たこぴょんはすごいですよ。パラパラパラ、と見ただけで投げ本できますから。表紙を見て投げ本するときもあります。この半年くらいは、投げ本さえしていないようですが…。

たこぴょんくんにもまたすぐに会える! おー! うれしいぞ!!

でもね、「みさた」さんが寂しがっていないかな?
それはとっても心配です。たこぼさん、ぜひぜひみさたさんに
Skypeしてあげてください!

そして、近いうちに国立スタバ会にいらっしゃいませんか?