多読的ペーパーバック攻略法? おしゃべり法!?

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きのうの蘊蓄オフ会で、多読的おしゃべり法とか、多読的ペーパーバック攻略法とか、さまざまな提案が飛び出しました。

その中でわたしが覚えている二つの提案を覚え書きとして記事にしておきます。

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まず「ペーパーバックの第1章は読みにくいから飛ばせ」という攻略法が
まじめに議論されました。

第1章が読みにくい理由はいろいろあると思いますが、たとえば
*状況設定、人物設定が主なので、筋が展開しない。そのため
 細かいところまで読まなければならないのがつらい。
*作者が力を入れて書いている分、読みにくい。
などという説が出ました。
どれも、なるほど、という説。

居並ぶ多読の猛者たちが「そうだ、そうだ、第1章は飛ばせー!」と意気軒昂になったところで、すかさずロマンスの王「パピイ」さんが「だからわたしはいつも導入部だけ解説をするのです」とのこと。

なるほど! というわけで、わたしはパピイさんにこれまで書いた導入部をまとめて送ってくださいとお願いしました。その結果は「だ1章がなんぼのもんじゃい!」という矛盾した件名で記事にしました。

もう一つ、「グリーン」さんからすごい提案が・・・

英語で話すときに I ではじめるのをやめよう! という提案です。
すごいでしょ? これはすごいよね!! 
学校英語にちょっとでも耳を傾けた人はだれでも、日本語には主語がいらないけれど、英語には主語が必要で、だからまず I とか you で文をはじめる、などと習って、それが染みついているわけです。

もう、I からはじめるのはやめよう! っていうことになると、「きちんと話さなきゃいけない」プレッシャーがぐんと下がる!!

いいなあ! こういう常識を破ってくれる提案は・・・
次回の多読的おしゃべり会から「I からはじめてはいけない!」というのを
標語にしようかな?

英作文をしようと思わないで、とにかく一番いいたい語から口にしてしまう--
あとは野となれ、山となれ、あとがうまくつながればよし、つながらなくてもよし、
いろいろ言ってみて、なんとか伝わればよし!

I からはじめなきゃいけない、っていうのが accuracy をめざした話し方

だとすれば、

とにかくいちばん言いたい語を口に出して、次から次へと言ってみるのは fluency を大事にする話し方ですね。たくさん話しているうちには少しずつ「整った」話し方になってくる・・・

最後に、あの有名な I can English a little. がみなさんに、「あれはいいよねえ」と称揚されていたことを付け加えておきましょう。

わたしたちのモットーは、I can English a little!