シャドーイングはむずかしい・・・? 「紫」さんの場合

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シャドーイングをすると意味が頭に入らないという「Whiskers」さんの
生徒さんの話から、いろいろな人の報告が続いています。

シャドーイングをしないと意味が入ってこないという人もいる!
いったいシャドーイングって、何なのだ?

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酒井先生、こんばんは。
ブログでシャドーイングの話題が続いていますね。
色々なタイプの方がいらっしゃって、
そうそう、と頷いたり、あ~自分とは違うなと思ったり、面白いです。

シャドーイングはまだまだはじまったばかりで、とくにこども式シャドーイングは
わからないことだらけ(いつもいいますが)、そこが限りなくおもしろい!

シャドーイングをどう捕らえているか・・
やっているうちに少しずつ自分の中で変化が出てくるのだとは思いますが
ここのところ大きな変化はありません。

前にもお話したかとは思いますが、
ながらシャドーイングで「音→脳で処理→口」への出力?を辞め
「音→口」のみのルートが出来たような感覚。
これでカタカナが減ったとご指摘を受けました。

その後「音→口→意味がわかるか?」へ発展。
これはリズムのような音楽のような、睡眠学習のような?
漠然としたまま漠然と理屈もつけられないまま
YLで言うと1~3あたりまでなら意味が普通に取れるようになって来ました。
自分では英語を英語のまま理解しているような浮かれた気分です。
しかもシャドーイングで英語らしい音を発してるし(笑)

ずいぶんと劇的な変化でしょう?

その後、その辺で耳にするアナウンスやニュースなど
そのまま理解出来るのかと耳を傾けてもどうもイマイチハッキリしない。
ためしにシャドーイングをしてみたら、意外に意味が頭に入ってくることに気づきました。
(これはぴーママさんとは違うようですね~)

「ぴ~ママ」さんと紫さんはシャドーイング中心でこども式をはじめて、
ほかの点でもよく似ているのですが、ここは違いがあるようです。
不思議・・・

「音→口→意味(文字)」という感じ。
聞こえたことを口にすることで文字になるような感じです。

二度聞くからはっきりするのではなく、
口を通すことで音の細部までが自分の中で咀嚼されるような感覚。
咀嚼して飲み込めて再度意味や文字に変換されるような。
うまく言えないのですが・・。

いえいえ、きっとかなりうまくいえているのですよ。
というのは、なんとなく気持ちはわかるような気がする!
わたし自身、「口を通すことで音の細部まで」わかる感じは経験があるからかな?

圧倒的に語彙が少ないのが私の弱点ですが、今は
聞こえた音をシャドーイングすることで文字へ還るみたいです。
もっと語彙が増えれば文字へ還るものが増えるのかもしれません。
語彙の少ない弱点は自覚していながら相変わらず補うのは遅いのですが・・。

いま紫さんはシャドーイングでとてもしっかりした音の土台を気づいているような気がします。ぜひそのまま語彙を増やすのも(主に)シャドーイングを通して、その補助として多読を通して進めてみてください。

今でも音を聞いただけでわからない時はシャドーイングを同時に行います。
(万が一リスニング試験なんか受けようとしたら大変なことになりそうな・・)

DVDで映画などを観る時に自分の中ではかなり有効のようです。
映画は英語の字幕を出すときもありますし、出さない時もあります。
最近はやっともう少し何か進歩してみようと思い、
「音とシャドーイングのみ」から、
「YL3くらいの本を音声を聞いてシャドーイングしながら文字を追う」
ということをやってみているので
英語の字幕もそれと同じ感覚です。
実際のウエイトは「音+シャドーイング」が80%、
目からの文字情報は20%くらいの感覚です。
これで少し音が文字へ繋がり、合点がいくかな~などと思いながら。

この感覚で音と文字の関係がどうなるか、ぜひまた報告をお願いします。

始めの頃の進歩に比べたら大分牛歩のような歩みですが
小さな発見があるのは嬉しいものです。
他の方のシャドーイング報告も。
それではまた。

ありがとー! Happy shadowing!!