親はこどもを後ろ姿で「支援」する(?)  続続続続


「せにょーる」さんの実験報告第5弾です。
こういう「素のまま」の感じがなんともいいですね。
そしてなぜか「頼もしい」!
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まいど。
6月13日、テレビを見ている二人の前で、またORT Stage 4、6冊を私が広げました。姉は、いきなり本を手に取り、「あれ、これ話の順番どうなってんの?」といいます。何のことかわからなかったのですが、「これが新しい家で、これが古い家?」とか言います。そういうことか。私は、「この赤いやつは番号ついてるぞ。」というと、喜んで番号順にそろえはじめ、読み始めました。無言でページをめくっています。私が隣から音読すると、
「ちょっとぉ、絵を見てるんだよ、今。新しい家はいろんな秘密があるんだよ。」
といいます。やはりORT恐るべし。彼女はしばらく本を「眺めて」いましたが、音声や文字にはまったく興味なし状態でした。うーむ。酒井先生の言う、「物語の力」「絵本の力」をまざまざと見せつけられたな。前回報告の「朝のぼけーっと読書」もこの状態だったと推測します。

英語だけが入り口ではないところがいいですね。その点白い紙の黒い活字だけだと、「お勉強」しか通用しない・・・

弟は、「これは4年生用だよ、オレはいいよ。」を繰り返します。笑えます。下の子というのは、こういう劣等感の中たくましく育つのだな。
姉は、なんだかんだ絵とストーリーに関するコメントを言ってます。(詳しくは忘れました。)
さて、ドラゴンズの低迷に伴い私のモチベーションが下がっていることはご報告しましたが、さらにEuroがはじまってしまい、大変です。特に私が好きなスペインやオランダ、ポルトガルが初戦から爆発モードでもう英語などどーでもいい状態。

このEuroって、いったいなんのことでしょうね?

しかし、それではプロ教師としてはいかんと思い(うそですよ)、Wowwowを副音声にして、自分でシャドーイングしてみました。もちろん大声は出せないので、小さい声で。
そして気づいた。このオレ様でさえ、サッカーの実況中継並みのスピードだと「瞬時にできるだけまねて発音する」ことは不可能。聞いて理解できるのもたぶん10%以下。今ブログで議論されていることそのままです。できねーよ、そんなの。学習者がシャドーイングに入れないのは、実は「聞こえてきたとおりマネして、自分で言ってみる。」という「説明」が原因なのでは。こういう説明ではタモリの四ヶ国語麻雀も「難しい」となってしまうのでは。

掲示板に出てましたね、四カ国語麻雀!

で、発明しました。口を一切ひらかない、要するに子音も母音も「調音しない」ハミング・シャドーイングです。話されている英語の「メロディー」と「リズム」だけを再現する。

おー、なるほど! メロディーとリズムだけですか!!
あしたさっそく上級科目の時間に使ってみましょう。

ORT実験での、特に弟君のリピートやシャドーイングはまさにこれだと思います。「もごもご」よりもさらにいい加減なレベル。

弟君の声はきのう杉並総合高校の研修会で聞かせてもらいました。
こどもはすごい!

もちろん「Goaaaaaaaaaaal!!!」など、簡単に繰り返せる部分は「自然に」調音してもよい。でも大部分、特に速い部分はすぐに「ハミング」に切り替える。
そういう意味では、GRの朗読CD等、速度が遅く、意味もある程度聞き取れてしまう教材よりも、まったくついていけない。5%も理解できないくらいのスピードのものの方が、シャドーイング導入に適しているのではないか、と考えたのです。そのほうが「リズム」や「ストレス」と言った、英語の音声の「最重要要素」が際立つ。

そのとーりだとおもー

と考えていましたが、ポーランドGKのスーパーセーブの連続で、また英語のことは忘れてしまいました。
長くなりますが、実はシャドーイングは「発音のための訓練ではない」と思います。「発音練習」だと思うから、「できない。」という感覚をもってしまうのでは。こどもが普通にシャドーイングに入っていけるのは、「これは発音の練習なんだ」という意味づけをまったくせず、「ただ楽しむ」状態だからではないか。大人が入れないのは、やる前から「効果を期待」してしまうからではないか。

おー、これは深い! そしてむずかしい!! せにょーるさんは烏に鳴くなと、おとなに成果を期待するなと言うのか?

むむ!だから「こども式」か!

・・・ですね。こどもなら「楽しいからシャドーイング」が通用する。

酒井先生の言うように、「読む」「聞く」「話す」「書く」「発音」「文法」「読解」「構文」「単語」.....というように、言語習得を細かく分けること自体がおかしいんです。(この点、春休みに行った研修で、指導主事に1時間説教してきました。[笑])
サッカーで、「チャンスは作れるけど、点が入らない」からと言って、シュート練習を繰り返させる馬鹿な指導者はいません。
あ、ぜんぜん違うか。でも、違わないよなぁ。

ちがわないと思いますね。分析して、それを組み立てようとすると、まず第一組み上がらない。組み上がったとしてももとどおりにはならない。なったとしても時間がかかりすぎる!

まぁとりあえず、無敵艦隊スペインの健闘を祈る。ポルトガルもがんばれ。

なんのことでしょうね、Euroとか、スペインとかポルトガルとか?
次の報告もすぐにアップします。

親はこどもを後ろ姿で「支援」する(?)  続続続続


「せにょーる」さんの実験報告第5弾です。
こういう「素のまま」の感じがなんともいいですね。
そしてなぜか「頼もしい」!
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