脱学習法 ???????? 学習の必要性!

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「NEO」さんが、ご自分にとっての「学習の必要性」について、ご自分のブログの記事とその記事についたコメントをメールで送ってくださいました。「どらちゃん」さんと「ぴ~ママ」さんの了解は取ってあるそうです。
???の数でおわかりかも知れませんが、NEOさんから届いたのは少し前でした。
ちょっと遅れてごめんなさい!
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2008年5月26日(月)
多読と学習
自分のブログなんで書いちゃおうっと。
まともに学校英語・受験英語、文法等の勉強をした事のない私ですが、学習の必要性を感じています。 

おー、いきなりずばり!

<多読・多聴により何が向上したか>
貧ボキャが多少なり向上。新たに加わった語彙が使いまわせるまではいっていない。口からは少しは出るが、書くのはダメ。
話すは、英語の専門学校だったので外人慣れはしていた。学校英語で習わない事を専門学校でやっていた。短期留学をしたから日常的初歩会話はOK.込み合った話は無理だったが・・
結婚後、10年以上英語をしなかったので英語の言葉が出ない状況から多読をした事により、会話は学生時代よりも数段上になった。会話の幅も広がった。会話はFluency over Accuracyでいいから多読による成長は多きく見られる。私の場合、Accuracyが欠けております。
聴き取りはシャドーイングにより、速い英語も聞き取れるようになった。
ライテイングは、文章を書くのが苦痛でなくなった。でも長い文章が書けないな?。

おー・・・!
でも、ここからあとが聞きたい!

<多読だけでは不十分な点>
語彙は増えたけど、充分に使いまわせない。
話す方は、流暢そうに聴こえる英語にはなったが、「正確さ」がない。この「正確さ」とは聞いている人が聞きやすい英語という意味。
英語の作法、ルールです。友達との会話においては正確さより通じる方が優先となっています。仕事で商談をするわけでないのでこれくらいでもいいかと思っています。
書く方は、読んでばかりでは書けません。外人の友人とメールする時、スペルがあやふやで辞書で調べまくり。読めるけど書けないのが多い。書きながら思うのがルールも曖昧。書く場合の表現力も足りない。
書くにはルール、作法、表現力が必要。この辺は読んでいるだけでは解消できない。英語の問題集などで書くという事が必要みたいです。
多読で読むのは問題ないのでネイテイブのワークでお勉強が必要。
私の場合、ワーク類が継続できないのでいつまでも向上しないのですよね。英語を書くのが足りない。正確さを求めるなら自分で文章を書くだけでなく、ワーク類ですよね。

「ワーク」という言葉にはわたしは敏感に反応してしまいます。
「学習」よりももっと強く反応してしまうかな?
でも、これは「みちる」さんの場合とおなじで、いろいろな一が「ワーク」についてはわたしとちがう反応をすることはやっとわかってきました。ですから、頭ごなしに「ワークはいかがなものか?」などとは言い出しません。(成長したでしょ?)
特に「書く」はもっとも「ワーク」が必要な分野かもしれませんね。
(ただし「ワーク」の内容による・・・といってみる・・・)

中・高生の書いた文章を読んで、「ちょっと違うかな?」は分かるのですが、自分が書く文章での表現力はダメです。表現力のなさに落ち込んでいます。
話す方のAccuracyは文章がきちんと書ければ、そうなると思うのでワーク等よね・・・う?む。

ここで、「ドラちゃん」さんのコメントがつきました。

NEOさん、久しぶりですね!!!
うぅーん…NEOさんが書いている事は私にとっても、未だに道程が見えない事でもあるんですが…
学習するっていうのとはちょっと違う気がしたので、コメントしました。
『伝えるために書く』っていう事を繰り返さないと、自分のWriting styleは出来てこない気がします。
誰かに伝えるために書いて、フィードバックをもらって、また書いて…

おー、同感!

NEOさんは英語ブログもされているらしい…っていうのも読みましたけれど、そういう形態で書いていて、どれほど効果があるのかな?って思う部分はあります。
メールフレンドでも作ってみたらどうかなぁ…

NEOさんのドラちゃんさんへの返事です。

ドラちゃん、お久しぶりです。
学習と書いたのはね、正確さの体得っていう意味なんだ。 ドラちゃんのおっしゃる通り、私の場合、自分のWriting styleの確立かもしれないな・・・英語のブログは時々書いていて、その時に疑問があったらネイテブの本などで調べているので、それでAccuracyの部分は対応しようと思っていたが、ネイテイブのテキスト系で正しいものをしてみるのもいいかもって思ったのでした。(もちろん日本語無しのですよ)

日本語がはいったらダメですね。(ダメでない入り方も不可能ではないけれど想像を絶する手間がかかるだろうなそういう問題集を作るのは・・・

メールフレンドなら友人がいるので時折、連絡を取り合っているからそういうチャンスはたくさん作れます。でも、友人だと私の英文チェックしてと言っても「大丈夫だよ?」で終わり。私の英語、これでいいの??ってな感じ。
私の場合、自分スタイル追求ライテイングで良さそうな気がしたから、ドンドン、書いて多読みたいに多書きでクリアー出来るみたいな気がしてきたな。

(うーん、これは深い! accuracyにもう一つの面が加わりそう)
でもとにかく、「自分スタイル追求ライティング」というのはぜひやってみてください。貴重な資料になりそう・・・

ドラちゃん、違う側面からのコメントありがとうね。 英語ブログ日記も書く事を考えちゃって言葉があふれ出ません。なんでだろうな? 伝えたい対象がいないのがつらいのだ。
友人からメールきて、その返事を書いた時はドンドンたくさん英語が出てきて書けたな。書くのも見える相手だといいのよね。会話も同じで目の前の相手なら話せるのですよ。
多書をして、次のステップにきたな?って思います

ドラちゃんさんの返事です。

うんうん、私もNEOさんが書いてるの見て、そう思った。
正確さがどうしても欲しければ、メールフレンドには頼れないよね? 聞いてみたところで、そういう風に無難に流されてしまうのがオチだし…
# これも彼らの文化上の儀礼なのかなぁ…
# ここが文法的におかしいとかって教えて
# くれる人ってあまりいない気がする…

そうそう、なんでも褒めてくれる!
それで、わたしも最初は儀礼なのかと思った。
けれどもそればかりではないようですね。
「通じているではないか。何が不足なのだ? (細かいまちがいなど、
聞かないでくれ!)」という場合もかなりあるような気がしますね。
そうすると、メール相手では正確な文は書けるようにならない?

だから、何かテキストに頼るとか、それなりのサービスを探すとか、あるいは自分で本を書いて、プロに校正してもらうとか、そういう方法しかないような気がします。
でも、NEOさんが行き詰まり感を感じたのは、そういう点よりも、むしろ、何気ない感触・感覚を言い表す言葉が、うまく書けない・書く時に浮かばないっていう点じゃないかと思ったんですよ。
この『何気ない』っていう事が、意外に出来ないのが人間なんだと思う。人間って結構複雑だから。
ブログの様な不特定多数の人が見るモノに、自分の心情を書き綴れる人もいるけれど、多くの場合、漠然としてしまってうまくいかない事が多いんじゃないかと思う。
だから、明確な相手がいて、この人ならどう考えるかなぁ…とか、どんな返事書いてくるかなぁ…、このニュアンス、伝わるかなぁ…とか、想像しながら・考えながら書いていると、色々と自分に響く何か(いわゆる表現かな…)が見つかって来るんじゃないかと思ってるんですよ。
それじゃ、Happy Writing and Mailingで♪
蛇足でもう一点だけ。
私がこう書くのもエラそうだけど…
たくさん、読んで・書いて・読んで・書いてを続けていれば、Accuracyは自然に身に付いてくると思いますよ。
自分自身がより細かなニュアンスを追い求めていけば、自然とそうなると思います。
だから、学習なんか忘れてしまったら? ってこれが、言いたかった。

実はわたしもドラちゃんさんと似たような予想をしています。
たとえ相手がいなくても「たくさん書く」と「正確さ」は増すようです。
わたしのところに日記を送り続けてくれたひとが数人いますが、みなさん、正確さと長さが増していった。
(ちなみに、わたしは一切添削はしていません。ときどき感想を返信しただけ)
でも、たとえば英語で書かれた文法語法問題集(Grammar in Useとかね)で学習する手もあると思うのです。十分体に英文が貯まっていれば、きっと立派に正確さを増してくれると予想します。ぜひみなさん実験してみてください。
次はぴ~ママさんからのコメント

これで、最後です。 ぴ~ママさんから始まります。
「学習」なんて硬い言葉は忘れましょう!(笑)
きっと、いっぱい読んでいっぱい聴いていっぱい喋っていっぱい書いていたら、書ける日が来るかも????
未熟者の私が言うのも変ですが、私も多読で貧ボキャが向上し、かなり口からでまかせ状態ですが、言葉が出てくるようになりました。聴くのもシャドーイングにより、速い英語も雰囲気が掴めるようになりました。
が、全く書けません!綴りが思い出せません。ぼんやり浮かんだ言葉を書こうと辞書をひくと違う言葉が出てきて、ジレンマに・・・
思い起こせば、母語も書く事は学校で習って覚えましたね。
やっぱり書くには多少なりとも学習が必要なのかなぁ????

それに対するNEOさんの返事です。

ドラちゃん、ぴ~ママさん、ありがとう!
「学習」ちょっと学習的要素も必要な部分もあるかも??と、ぼやいちゃいました。
何を求めているのかな?と考えてみるとAccuracyです。ドラちゃんや、ぴ~ママさんのいう通り、「たくさん、読んで・書いて・読んで・書いてを続けていれば、Accuracyは自然に身に付いてくると思いますよ。」その通りだと思います。
ブログより、身近なネイテイブの友人に宛てたメールの方が溢れるような気持ちでグングンと言葉が書けるのでそちらの方にしようっと。「自分のスキルを上げる為に書こう」が原因で書けなかったような気がします。相手を思い、伝えたいっていう気持ちが私には大事みたい。
「母語も書く事は学校で・・・」のお言葉。そこなのです。ぴ~ママさん、私もそんな気がしているのですよ。
そこまで落ち込んでいませんのでご安心を。笑
ぐちってみたかったのでした。温かいメッセージをありがとうございました。

おー、ドラちゃんさんとぴ~ママさんとお便りを交換しているうちにNEOさんの気持ちがすこーし決まってきたようです。

うんうん、NEOさんらしくなって来てよかった…(ホッ…)
っとオチが付いたところで、劇薬注入…(笑)
多読における劇薬が『辞書は引かない』なら、多書における劇薬は…
  『自分が忘れた頃に(1ヶ月後とか?)読み返してみる』
っていう事じゃないかなぁって思ってます。
# だから、メールは取っておきましょう
# って事で。
赤面してしまう事も多いと拒否感があるかもしれませんが、意外な発見があったりしますよ。
# 特にチャレンジ精神旺盛に
# 色んな構文やスタイルを
# 試していると、後で読み返した
# 時に発見が多いと思います。
書いた時には気付けなくても、時間を置くことで、自分の文法や用法の誤りにも気付くから、Accuracyを育てる事にもつながります。
ぜひ、劇薬の効果を試してみて、またブログにでも効果のほどを書いてくださいね♪

おもしろい劇薬です!

ドラちゃん、またまたありがとう。
この劇薬、いいですね。色々とアドバイスありがとうございました。

ふー・・・ メール間を整理するのが大変でしたが、
わたしの頭も整理されてきたような・・・
NEOさん、ドラちゃんさん、ぴ~ママさん、ありがとー!