TSUBASAさんの授業見学報告続報


「TSUBASA」さんが授業見学してくださって、その報告は少し前に投稿しました。
その中で「よいところばかり見てくださっている」と書いたら、
さっそく大反論があり、「悪い」ところを書いてくださいました。
さて・・・

がっ!!!
ぎゃ??!!
>もちろん、Tsubasaさんはいいところばかりを書いてくださっています。
>よいところしか目に入ってこないのかもしれませんね。
>実際に見に来てくださればいろいろ疑問も生じるだろうと思います。
これ、ひどいです??!
これじゃ、まるで私があほみたいですよ!?
(ま、実際本当にレベル低いのが悩みで、もっと勉強しとけば
よかったってつくづく後悔してるんですけど。)
ま、それはしかたないとして。。。

この部分はわたしがいぢわるで、TSUBASAさんがナイーブな証拠になるんだそうです。

問題点をのべろと言われると、
やっぱりもっとORTを読んで欲しいなということでしょうか。
自分が読めるようになったのも、躓きを感じなかったのも
多読の効果を実感できたのも、やはりORTを山ほど読んだからだと
思っています。1?9まで、単にすべてを読んだだけではなく、
二人の娘に何度も何度も
生徒たちにも何度も何度も読んでやっています。
自分で随分読めるようになったと感じる今でも何度もORTをふくめ
簡単な本を読みます。それこそ、ORTとLLLのみで、100万語を越えていると思います。
これが何よりの基礎になっていると思うのです。
特にSTAGE6ぐらいまでの本。

はい、このご意見は本当にそのまま学生に伝えました。
いや、この部分をプリントアウトして学生に配ろう!

先生の生徒さんたちはまだ学んで覚えた単語や
文法の知識をもとに読んでいると思います。
多少、スキップして読む方法を身に付けてきているとしても、
自分がしっている文法に依存しているのであって
子供達が簡単にできる“感覚的な読み方”ではないと思います。
(単語や文法をどのくらいわかっているか
とか言う問題じゃなく。。。説明するのがすごく難しいんですけど・・・
先生なら文字でかかなくても解ってくださると思います。。。)

ここ、鋭い! たしかにそうだと思いますね。今年はかなり注意して単語や文法を捨てるように言ったんですけどね、まだ学生の気持ちには届いていないんだろうな。

ORTには、そういう感覚をつけてくれる何かの魅力というか
基礎力をつける要素がある気がするのです。
”STAGE 5以降の話も読んでください”と書いたのは
話がおもしろいからだけではなくて、
そういう意味もあって時には戻ってもっと易しい本をたくさん、、
ORTを、STAGE5以降も是非読んで欲しいと思い、書いてみました。。
そうした事を学生さんたちにもっと先生が話して、もう少し効果的に本を読んで行って
もらってもいいんではないだろうかとも思ったのですが、同時に学生の自主性を
尊重する先生の方針もとてもすばらしいと感じました。

いえいえ、「多読指導」ってそもそも矛盾した言葉なんですよね。「多読」は自分勝手にやるもので、「指導」することなんかないんです。
 でも、「自分勝手にできない人」がいて、そういう人には「自分勝手にしなさいよ」って「指導」しなきゃいけない・・・ わたしの多読クラスは最初からずーっと、1秒の隙間もなくこの矛盾の間で揺れ動いてきた。
ORTシリーズの上のレベルについてはもう少し「指導」します。

みなさんのまじめな様子や、先生のお仕着せのない
指導、すごくさりげないアドバイスの仕方や誉め方や
すべての学生を忍耐をもって見守る様子。とても勉強になりました。
自分ももっともっと自信を持ってすべての生徒たちの成長を見守れる
はずだと思えるようになりました。

さきほどの矛盾を無視していえば「多読指導は我慢だ!」なのです。そして、我慢はたいていは実る・・・と思いたい。

もうひとつ、問題といいますと、
多聴、多話の事。
リスニングも、クラスではできるようでしたから、
そこはクリアできるとして、
せっかく先生が薦めているシャドーイングを指導してもらうチャンスが
ないのはあまりにもったいないと思います。
(もし他の授業でやってますということなら
余計な事を申しました。。。。なのですが。)
藤沢で受けた先生のシャドーイング指導、私にはとても効果ありました。
あれだけ熱心な学生さんたちです。
もしかしたら、学生さんの中には自分自身で授業外でやっているという方も
いるかもしれませんが。。。
それでも先生のシャドーイングの指導を直接受けられたらきっと伸びると思います。
皆さんに英語で話し掛けることも学生さんたちにとって
英語を話そうと思うとてもいいきっかけ、機会になると思いますが、
多話を念頭に置くなら授業のうち、毎回例え10分でも時間を取って、
シャドーイング、又はオーバーラッピングをさせてあげられたらと思いました。
たくさん英語を発話するって、とても気持ち言いと感じて欲しいんです。
うちの生徒たちにも(今は4年生以上)毎回オーバーラッピングを10分ほど
させていますが子供達はこれがとても好きです。ムスメも、
“あの感覚、好きなんだよね?”とよく言っています。

一人一人に英語で話しかけていると、全員はおろか、せいぜい半分くらいの人としか話せないので、シャドーイングの助言まではなかなかいかないのです。これも1クラス40人という規模の「せい」ですね。文科省と財務省がうらめしいです。

それから、皆さんに聞いていて、ちょっと残念だったのは
“教室外ではあまり読みません”という方が結構いらしたことです。
(もちろん読んでいる方もいましたが)
あの1時間半でも、充分効果はありますし、学生さんたちも
いろいろ忙しいとは思いますが、なんとかもっと普段でも読みたいと
思えるようにしてあげられたらなと思うのですが。。。
(これはうちの中学生の生徒さんにも言えることなんですけどね.。。)
多読は教室だけ。。。から、一歩抜け出さしてあげるには
どうしたらいいのか。英語好きの学生さんでなくても、
”文法の勉強よりいいから”を一歩抜け出して
”洋書を読める本当の楽しさ”に気づいてもらえる方法を
なんとかもっと考えて行きたいところですよね。

多読コースをはじめたのは、まさに「家でも英語に触れてほしいから」でした。けれども、まだわたしの助言が下手で、みんながみんな家で読んでくるようにはなっていません。家で読んできてくれたら、教室ではもっといろいろ楽しいことができるのに・・・

それから、疑問に思ったのは
”先生はどういう基準で成績をつけているんだろう?”でした。
冊数?語数?レベル?レベルアップ度?態度?
どれをとってもそんな事で多読の成績なんて測れない気がします。
私がもし自分の生徒たちに多読で成績をつけろといわれたら
どうして良いか解らない。成績なんかないからこそ子供達は
順調に伸びていっている気がするくらいですから。
まあ、中学校や高校で多読を入れているところは
ある程度シビアにやっているとして。。。
先生はどこに重点をおいて成績をつけていらっしゃるんでしょう??

None of the above.です。TSUBASAさんがおっしゃるとおり、そうしたことでは計れませんからね。だから、基本的には「多読に関してはテストしない」です。いまは学期の最後に英語で文章を書いてもらって、それでつけています、と言っておこう。

ただ、これらの問題は、すべてすでに多読学会などでも何度も問題提起されて
いろんな先生が頭をひねってますよね。にもかかわらず、なかなか抜本的な解決策が
見つからない。先生のクラスでも同じ状況。
ちょっとこの辺にジレンマをかんじてしまいます。
>ぜひぜひそういう率直な感想もお願いします。
>あと3年で、なんとか多読「的」外国語
>獲得の全容をうっすらとでも浮かび上がらせたいのです・・・!
あの、これもなんか、”こんなんじゃ役にたたないぞ??”
っていわれてる気がしてうつむいてるんですけど。。。。
(気のせいであることを祈ってるんですが。。)

役に立ってますよー! さ、空を見上げて! ほら、星がいっぱいだろ?

そんな訳で見学レポートとは別に
私が最近多読に関して感じている事がたまってきていたので
少しお話させていただきます。。(リベンジ!?)
自分の子供達がなぜあんなに自然に
本が読めるようになったのか。よく考えます。
先日、下の娘が20万語到達した時、
(読み聞かせをいれたらもっとものすごい数ですけど)
”これからはMAGIC TREE  HOUSE”を読むよ!”といいました。
私は”がんばれ??”といいながら、”どうかな?”とも思っていました。
10万語を超えた時に読んだ時はまだまだつらそうだったからです。
でも酒井先生が”大丈夫でしょ?”とおっしゃっていた
とおりでした。、音読でもかなりすらすら読めるようになっていたんです。
嬉い誤算でした.
ところで、
大人と子供の違いってなんなんでしょうね。

そこですよ、わたしが知りたいのは!

まず、“のめりこみよう”
読んでいるともうどきどきがとまらないらしく
”ひ?” ”うわ?” ”きゃ?、ここで止めないで?”
と大騒ぎです。
そういえば、以前、ORTの促進販売のため
KEVIN先生という方が子供達にST5の DRAGONが出てくる
話をしていた時、子供達が本気で”ぎゃ??!”と悲鳴を
上げていた事がありました。
こどもはどこまでその想像力でのめりこむ事ができるんだろうと
つくづく思ったんです。そして、この想像力とのめりこみ度が
子供達に文法なんかじゃとても太刀打ちできない理解力を
与えているんじゃないかと思いました。

そう思います。「のめりこみ方」だという見当を、いまはつけています。それをあるところでは「インボルブメント」なんていうカタカナにして、ゲーム機とゲームソフトを予算をもらおうと計ったことがあります。(もらえるかなあ・・・ そろそろもらえるかどうかわかるはずなんだけど)

それから、
言葉を覚えるに重要な事とは何でしょう。。
”必死度”
基本的に、人間って、その気になればなんでもできると思うんです。
その気っていうのは、やりたいな?、とか言う程度じゃなくて
”これができなきゃ生きていけない!!”という
追い詰められた状況。
例えは、海外から日本に来ているアジア系の人たち。
日本語、上手になるの早いですよね。それは、彼らが
日本語ができなければ仕事にありつけなくて、生活して
いけないからだと思うのです。もちろん、
漢字をしっている中国の人たちはちょっと特別かも
しれませんが、東南アジア形の人達もものすごく上達が早い。
ところが、西洋人、アメリカ人の人たちで、日本語が上手な人って
そう多くはない。
知り合いのアメリカ人がこう言ってました。
”まわりの日本人はみんな英語をしゃべってくるし
簡単な英語ならたいていの人が理解してくれる。
だから日本語を覚える必要が僕にはあんまりないから
覚えられないんだよ”
同じESLの環境において、これだけの意識の差があるわけです。
英語で仕事をしている日本人は多少前者に近いです.
仕事に関係のある言葉ならよく覚えます。私も会社づとめのとき
通訳、翻訳を少ししていましたから、よくわかるのですが
”これができなきゃ首になる”と思って契約書を
翻訳したりしていたときは猛烈な勢いでそれに関するいろんな言葉を
覚えました。覚えようと思っているわけではなくて
かってにあっという間に覚えてしまう。。。(あくまでも仕事に関することだけです。
日常の表現とはまったく別の話です。)
私もいつだって、もっと英語を覚えたいと思っていましたが
あの時ほど必死で、また、短期に力がついた(必要な言葉を覚えられた?)
時ってなかったかもしれないと思っていました。(もちろん、これは翻訳、通訳
の部門であって、英語を英語で理解するの多読のプロセスとは違いますけど、
要するに、集中力というか、“必死さ”に関する問題です。)
でも、ちょっと近い物があった!
それが多読でした。
あの”必死さ”の感覚は多読をしておもしろい本に出会って
“夢中”になっている時の感覚に少しだけ似ている気がするんです。。
もちろん、”夢中”と”必死”ではまったく違いますけど・・・
“密度”というと近いんではないでしょうか。。。

「必死度」さんせー! 前は「仕事で英語を使うのがいちばんの早道」なんて言ってました、授業で。

ハリーポッターを手に汗握りながら読んでいた感覚は
取引先の外人さんと部長の間で必死になっていた時の
感覚と重なる部分があるんですよね。
アドレナリンがバンバンでている?!って感じでしょうか.・・・
ハリーポッター最終巻、楽しかったです。(第6巻は2週間かかりましたが
最終巻は5日で読んでしまいました。多読の進度は計りづらいですが
あの時はさすがに、“随分力がついていたんだな?”と思いました.。)
本当に夢中でもう何も手につかない状態でしたね。“ものすごいのめりこみよう”、
“集中力”、“密度”、ぜ?んぶ入っている気がしました。
あんなに夢中になれる本をあの感覚で毎日読めていたら絶対ものすごい速度で
上達するって、確信があります。
でも、実際には私があそこまでのめりこめる本にはそう簡単にはめぐり合えないし
(もちろん、おもしろい本はたくさんありますよ。でも、あれはもう、私にとっては特別!!
あんな本に一年中浸ってたら、何も手につかなくて生活していけません!!)
ところが、それを子供達は年がら年中やってるわけです。
純粋な心と、大人が無くしてしまった想像力と、感性で、
しょっちゅうその辺に転がってる絵本で歓声をあげるほどのめり込んでいるわけです。
新版のハリーポッター最終巻がその辺にごろごろしているようなものですね。
うらやましい??。
親子多読をしていてうれしいことは、読んでやっていると
隣でわくわくどきどきしながら
聴いている子供の感覚がすこしづつ感染してくる気がする事です。
以前は、マジックツリーハウスなんか、子供のお話で、
いまいち楽しめなかったんですけど、ムスメに横でわくわくどきどきされてると、
こっちもわくわくどきどきしてくるんです。
“こんな話にどきどきしちゃう私って何?”と、
最近おもっちゃったりします。不思議でしょう?
本当に子供から、想像力と感性を分けてもらった気がしている今日この頃なんです。
そうそう、この感性が、あっちから伝わってくる。。。
という事は、私が文章を理解している内容も、
そんな感じで子供達に伝わっているんじゃないかと思う事があるんですよ。
“自分で読んでてもわからないんだけどね、ママが読んでくれるとわかるのよ?”
って、上の子も、下の子も、言ってたことがあるからです。
(気のせいかもしれませんけどね?)

これは知らなかった・・・ そうか、こどもの「のめりこみ方」や「必死度」って、
感染するんですね! (ほかにも感染例はありませんか?)

でも、想像力のすごさっていうのは絶対ですよ。きっと。
私はのめりこめる本に出会うと映像が頭に飛び交ってます。
映画の話だったりすると、そのままの映像が動いています。
たとえばハリーポッターならあのキャラクターが、あの声で、あの場面で。
そのまま最終回の映画を見ていた感じです。
先日もとってもおしゃれなラブコメの話にひたって
楽しんでましたが、終わった時は映画館から出てきた感じがそのまんましてました。
(この話は映画化はされてませんが。
あ、頭の中の映画の主役はかってにメグ・ライアンでしたね・・・)
こういう時って、きっとちょっとでも進歩していると思うんですよ。
たまにいらっしゃる、文法や、単語記憶練習にこだわっている方たちは
知識に阻まれ想像力が働く隙間がないので、あまり本を素直に楽しめず
   多読は役に立たない・・・自分にはあわない・・・
と思ってしまうのではないでしょうか。。。”

「そうだ、わたしももっと「想像力」という言葉を使おう」と思いました。天翔るはずの想像力に足枷をつけて空を飛ぼうとする、「こだわる人たち」って、そういうところがあるんじゃないかな?世の中の英語学習法を見ると、ほとんどみんな「空を飛ぶにはどの足枷が効果的か」って競っているような気がしますね。

う?ん、もっともっと多読、シャドーイングを通して最近感じた事で報告したいこと、
あるんですけど今回はこれが限界みたいです。書いていて疲れました???。
また報告する気力ができた時に勝手に報告させていただきますね。
ちなみに、この報告は掲示板には載せないでください。
(酒井先生は、しばらく“TSUBASAの報告掲載禁止令”が発令されてますよ?)(笑)
ただ、お話したい事がつまっていただけですから。読んでいただけただけで光栄です。
相変わらずあんまり研究のお役には立てそうもなくてすみません。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
(もし最後まで読んでいただけましたなら。。。。)
またお会いできるのを心より楽しみにしております。
TSUBASA

というわけで、ものすごーく役に立ちましたよ。
掲載禁止令は解けたかな?
みなさんもぜひ見に来て、どんどん質問、疑問、注文をつけてください!