停滞研究 ??忙しいときはどう読む?

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停滞研究が多読多聴の大きな話題であることは何度も書きました。
よいヒントになりそうな投稿がSSSの掲示板にあったので、
投稿者にお断りなしにですが、引用してしまいます・・・

タイトル: Re: 間が開くと力は……
polloneさん、柊さん、はじめまして。
けんじと申します。いま250万語です。
私の場合、70万語くらい読んだところでたまたま転職したので、
職場、通勤、生活が一変し、仕事も多忙になり1年半ほど停滞、中断しました。
100万語通過の報告に書きましたが再開にはほとんど苦労せずに、
サーッとまた読み始めました。
多読の快感、読書の味は忘れずにいたことに加え、
中断してる時に、通常の勉強なら味わうはずの挫折感、敗北感、
後ろめたさのようなものをまったく感じなかったのが大きいと思います。

まずここに注目しました。「通常の勉強なら味わうはずの挫折感、敗北感、後ろめたさ」をまったく感じなかったと書いていることがわたしとしてはとてもうれしかったのです。

自分の楽しみのためにやっているものなので、「挫折」はないのです。
一方で「いつか必ず再開する」とは思っていました。
極論ですが「あと20年後、定年後の楽しみかもしれないが」とさえ思っていました。
仕事の関係で短期に英語力をつけなければならないというような人で
なければ中断中は「老後の楽しみにとっておこう」くらいに構えたほうがいいのではないかと思います。
>私は読むときは読むけど、読まないときは読まないので、毎日同じぐらいの量を継続して読む人に憧れます。
わたしは柊さんとまったく逆に「集中してたくさん読む人」に憧れます。
もともと家ではあまり読まず、もっぱら通勤時間が読書時間なのですが、
いまは小刻みに乗り換えを繰り返すのと超満員電車で読書不能区間もあるため1日15分が上限になっていますが平日は毎日読みます。
ハリーポッターの5巻などは3ヶ月かけて読みました。
「朝の連続テレビ小説」なみです。
1冊の本をこれだけ長い時間かけて読んだことは和書も含めてありません。
多読のスタイルはほんとに千差万別ですねえ。
なにか役立つ話は書けそうな気がしていたのですが
見当違いかもしれません。ご容赦ください。

いえいえ、そういうわけで、わたしにはとてもありがたい投稿でしたよ。「多読のスタイルはほんとに千差万別」なのですね。ここのところそういう記事ばかりこのブログに投稿していますが、けんじさんのこの述懐に、わたしは大きくうなずきます。
元の投稿は
http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-english&c=e&id=1451
ですが、実は多読初期でpolloneさんと同じような悩みを持つ人は多いと思います。
そういう人はぜひこの投稿の元の投稿から、柊さん、けんじさん、杏樹さんたちとのやりとりをじっくり読んでください。どの人も真剣に親身になってpolloneさんの質問に答えています。SSSの掲示板のすばらしさですね。