シャドーイングについて「よくありそうな質問」


「健 高下駄」さんという方からシャドーイングについて質問が寄せられました。
聞かれてみると、なるほど、ほかにもおなじ疑問を持っている人がいそうな質問なので、ブログでお答えします・・・

子ども式シャドーイングを始めて2ヶ月、100時間くらいやったでしょうか。少しは子ども式も出来るようになったかな、と、桜が散るのを見ながら、心を動かされないので、本当の日本人じゃないな、と、思っている、日本人です。
桜には心が踊らない私ですが、日頃、子ども式シャドーイングをしながら、心のそこからふつふつと抱く3つの疑問があります。
質問1:英語放送のテレビなどを見ていると、英語母語者も舌をヘビのようにペロッと出して、The の発音をしています。
子ども式は、theは無視していいと、聞きましたが、ネイティブはなぜそれをやってるのだろう?

無視していいとは言ってないと思いますが・・・ 意識して出そうとすることはないということです。「こども式」でシャドーイングをしていれば、無意識に出てきます。
それともう一つ。NHKのテレビやラジオの英語母語話者は、しばしば日本人向けに不自然な話し方をします。わざわざ舌の先が見えるように th の音を出すくらいのことは朝飯前です。十分気をつけましょう。できれば、NHKの英語番組、とくにテレビと、基礎英語、高校英語講座は聴かない方がいいと思います・・・

質問2:昔アメリカ人女性に、私は音楽の楽器、フルート(fruite)を以前習ったと言ったら、笑いながらfluteと直してくれました。そして、Lは歯の裏に舌を添えなさいと、助言してくれました。なぜ英語母語者は、自分でもLのときは舌を歯の裏につけるのか?子ども式では、無視するように教えられたのに、、、。

繰り返しになりますが、無視するようにとは言っていないと思います。「意識しなくていい」と言ったのだと思います。けれども、「意識しなくていい」と書くと「無視しろ」と解釈されるという場合があるということがわかって、非常に参考になりました。
もう一つ、母語話者だけではありません。日本人でも、こども式にシャドーイングをすると、th だけでなく、L も R も、ほかのどんな微妙な母音のちがいもそのまま再現することができます。おとなが発音練習をやったら、まず絶対そうした微妙な違いは再現できません。
なかには超人的な時間と注意をかけてほぼ再現できるようになる人もいないではありません。音声学の専門家などですが、それでも「きれいすぎて」違和感のある音に聞こえることがあります。音声学者でもないかぎり、発音練習はやめましょう。

質問3:今やってる子ども式シャドーイングをしていれば、質問1、2,などを無視して、自然に母語者に近い発音ができるのでしょうか?

この答えはもうおわかりかもしれませんが、もし「自然に母語話者に近い」音が出せるようになる方法があるとしたら「こども式」ですね。まだ現段階では断言できませんが、私の知る限りでいちばんそうした方法に近いところにあるのは「こども式」シャドーイングでしょうね。
では、健 高下駄さんもほかのみなさんも、、Happy shadowing!