事務局便り

11月12日 マサチューセッツ大学の司書さんの訪問!

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書き込みが遅くなりましたが、11月12日(水)、マサチューセッツ大学の図書館司書、シャロン・ドマイヤーさんが事務所にいらっしゃいました。
シャロンさんは、30年前から大学図書館に日本語多読用図書を入れはじめ、今では1000冊以上になるそうです。シャロンさんのアドバイスのもと、100人以上の日本語履修者が本を借りていくとか。日本語多読の先駆者!

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学生に人気のありそうなマンガや児童書などに常にアンテナを張っていて、年に3度の来日の折にブックオフなどで購入していくそうですが、この日は、レベル1程度を読んでいる学生にお勧めの本はないかと事務所を訪問してくださいました。こちらも、日本語初級の大学生に人気のある本などの情報をいろいろいただくことができました。
「怪談レストラン」や「怪談えほん」は大人気だとか、赤ちゃん絵本の「ボードブック」は、みんなが嫌がるとか、日本語がぺらぺらのシャロンさん自身の大好きな児童書の話とか・・・。早速私たちもそれらを借りに行って読んでみました。日本語ネイティブが気がつかない点が多々あることに改めて気づかされ、とても勉強になりました。
そのシャロンさんの至言。「日本語の先生には多読導入が難しい。司書のほうがうまくいく」
なるほど~。「教えたい」先生より「本を好きにさせる」司書・・・。確かに後者のほうが理想的な多読支援者ですね。
「図書館多読」をこれからどんどん推進していきたい私たちにとっても希望の見える一言でした。
本の話は尽きず、ついつい話し込んでしまった楽しいひとときでした。
(粟野)

11月5日(水)~7日(金)図書館総合展に参加しました!

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横浜の会場で開かれた図書館総合展は、その名の通り図書館に関わる人たちのための大見本市でした。

私たちは8月末に日本図書館協会から『図書館多読への招待』を出版したため、日本図書館協会と同じブースの中に「図書館多読への招待」と多言語多読のコーナーを設けていただき、多読の紹介をすることができました。

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全国の公共図書館や大学図書館の館長さん、司書さん、学校司書さん、司書課程を取っている学生のみなさん、小学校の読み聞かせボランティアさん、アメリカから来日中の大学の司書の方(図書館に日本語多読用図書を1000冊以上入れているとのこと)、書店さん、他のブースの担当者の方々、と多くの方が立ち寄ってくださいました。

いつもは「多読」を知って興味を持った方に説明をすることが普通なのですが、今回はパネルや並べた本を見て近寄って、「多読って知りませんでした」「初めて聞きました」という方にお話をすることも多かったのです。今まで知らなかった方が興味を持って、もっと知りたい、というところで『図書館多読への招待』の本を紹介しました。(多くの方が、自分の図書館にもこの本を入れて読んでみるとおっしゃっていました)

英語だけでなく、日本語よむよむ文庫も人気でした。外国から来て、日本語をある程度話せるようになっても「読む」ことは難しいので必要性があるということでした。

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今回も、四谷図書館からお借りしたパネルと稔ヶ丘高校からお借りしたかわいいPOPが大活躍でした。そのおかげで、多読を知らない方々が近寄ってくれました。また図書館協会のみなさま、こちらに誘導してくださったり多読に興味を持ってくださってありがとうございました。「うちの図書館でも多読コーナーを作ることになっている」というお話もいくつか聞きました。
図書館で、誰でも多読ができる日が本当に近づいているのかも、という予感がした図書館総合展でした。
(KO)

11月1日(土)第100回全国図書館大会に参加しました。

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10月31日(金)~11月1日(土)に日本図書館協会主催の第100回全国図書館大会が開催されました(@明治大学、東京)。
8月末に日本図書館協会から『図書館多読への招待』(酒井邦秀・西澤一共著・編)が出版されたため、日本図書館協会の書籍販売の隣にコーナーを設けさせていただき、本と多読の宣伝に務めました。
この大会は、なんと明治39年から続いてきて、今回100回を迎えたとのこと。図書館関係者を中心に、公共図書館、学校図書館、児童図書館、障害者サービス、多文化サービスなどさまざまな立場から、図書館文化発展のための研究や話し合いが行われます。今回は29の分科会に加え、公募型の発表もあり、千人を超える参加者があったそうです。

さて、まずは31日に、大きなパネルやポップを持っていって準備しました(四谷図書館、都立稔ヶ丘高校K先生からさまざまお借りしました。ありがとうございました!)
売れ行きもなかなか好調の『図書館多読への招待』ですが、まだまだ「多読」と言っても、実態がわからない司書さんにできるだけ、視覚的にも楽しい展示をして興味を持ってもらおうと考えました。司書のYさんのお手伝いもあり、すてきなコーナーができあがりました。

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当日は9時開始。
他の書籍を見にいらっしゃる方に「多読ってご存じですか」と積極的に声をかけていきました。
「いいえ、聞いたことありません」という方はもちろん多かったのですが、大学で多読やっていましたという若い司書さんや、娘が中高で多読をずっと続けて、英語が好きになりましたという方も。
これから「多読」に力を入れていこうとしているある静岡の図書館の方からは、
「ORT(Oxford Reading Tree)を注文したところですが、他にどんな本を揃えたらいいですか」
というご質問をいただきました。また、秋田の方からは、
「利用者の方から、ORTはありませんか、と時々聞かれます」
「自分でまず多読をやってみます」とおっしゃる大学の先生も。
関心は英語多読のみかと思いきや、日本語多読の本にも関心を示してくださる方もちらほらいらっしゃったのもうれしい点でした。
来てくださったのは50-60人ぐらいでしょうか。
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司書さんたちに「多読」を知ってもらうことが「図書館多読」への第1歩です。説明にも熱が入ります。

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「この本は教材じゃないんです。多読はあくまでも『読書』なんです!」ご自分の多読体験を交えて、上手に説明されるYさん。

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『図書館多読への招待』を手に頑張る理事長。
来週は、図書館総合展がパシフィコ横浜で開かれます。私たちは11月5日(水)~7日(金)まで、また日本図書館協会のブースの脇に出展させていただきます(多読体験ワークショップも開かれる可能性あり)。だれでも入れる無料の催しです。書籍のバーゲンもあるとか。お近くの方、ぜひお立ち寄り下さい!
私たちは正面入り口から入って左奥のブースにいる予定。
詳しくはこちらをご覧ください。→http://2014.libraryfair.jp/
(粟野)

 

よむよむ文庫が映画に登場!

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2009年6月から2010年夏にかけてしんじゅく多文化共生プラザ、本を読むクラスにきていたクリス。
夢がかなって映画を作っている。1作目はアメリカのラブコメディ、2作目の「NOPPERABOU」は私たちが作った「むじな」にインスパイアーされたんですって!!!なつかしくなって読書記録をみたら2009年7月2日に読んでいた。

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そのクリスが今日カメラマンのMIKIさんと事務所に来た。英語の本では、子どものとき読んだ、とか、英語を教えていたときお母さんが送ってくれたけどぼくはこれは日本人には難しいと思った、ことば遊びだから(AMANDA BEDELIA)とかひとしきり。

本題に入って、よむよむ文庫「むじな」を映画の中で使ってくれるとのこと「むじな」をプレゼント、、、どんな風に登場するんだろう?
よむよむ文庫各レベルのケースも貸した。はてさて、それらもどう使うのだろう?

クリスに本をよんだことが日本語習得にどんな効果があったか聞いた。
「初級の教科書と中級や中上級の教科書のギャップが大きい。特に漢字も難しいし、よむのが大変。でもこの本は楽しくて朗読もついているから、漢字を勉強しなくても読めるようになる!!すごくよかった!!」のだそうです。

IMG_2795その後、クリス行きつけのnoo(ヌー、無国籍料理)へ。スパイシーで身も心も温まるホットワインでカンパイ。どれもみなおいしかったけれど、まさに文化のコラボ、びっくりメニュー、タイとイタリアのミクスチャー「トムヤムパスタ」は秀逸。お店の主人あきさんも、手作りの調度もいい味。

そしてクリスとMIKIさんは明後日からの撮影の準備にドンキに向かいました。いい映画になりますように。みなさん、乞うご期待!!です。

最後に「NOPPERABOU」とクリスをご紹介します。

nopperabou日本の小さい田舎町に、1年ほど日本語を学びにやってきたアメリカ人のデイヴとブライアン。

町に着くと田中が出迎え、二人に言う。
「この町はとても静かで何かを学ぶのにとてもよいところ。
ただし、この町では日が沈む前に帰った方がいい。」

学校の初日、ふたりは実直な人柄のデニに出会う。
その日、ブライアンは教科書で「のっぺらぼう」の物語を見つける。

デイヴとデニはその夜、田中の注意を気に留めず、夜中まで居酒屋に…。
デイヴは帰る足もなく歩いて帰る途中、道脇にうずくまる女性に気付く。

….ここからこの怪談がはじまる。

(NOPPERABOU http://www.tokyo-cowboys.com/#!untitled/c9am
(企画製作 Tokyo Cowboys http://www.tokyo-cowboys.com/

Chris McCombsChristopher McCombs 《クリス・マッコームス》
リスクを負う。道が無くても突き進む。諦めず最後までファイトする。これがアメリカンカウボーイの信念です。この信念を、愛すべきクラシックな物語を通し現代の我々の視点で具現化したい。
そこに日本人の協調性や洗練されたセンスを融合させ、化学反応を生みたい。
これから始まるアドベンチャーを、ぜひ共に。

(川本)

オハイオ州オーバリン大学から日本語多読の報告!

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アメリカ・オハイオ州オーバリン大学のK先生からの報告です。
K先生は、夏にNPOを訪問、英語多読講座を見学されました。
新学期から日本語多読の取組みを始めたそうです。

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今年の4月から5月にかけて、大学と掛け合い、「よむよむ文庫」を図書館と言語学科の入っている建物に一セットずつ購入しました。
週に一回、「日本語テーブル」で、お昼の時間を一時間利用し、学生が多読用の本を読んでいます。
そこでは、簡単な「読書記録」を書いてもらっています。読んだ本の名前、面白さを4段階で評価し、感想欄が一行あります。そこで読み終わらなかった本は、図書館で借りられるように、図書館にもセットが置いてあります。

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また、図書館の司書さんと話し合って、秋学期の始め2週間ほどを利用した多読図書の展示も今週から始まりました。
5.Tadokuexhibit3

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4.Tadokuexhibit2

学生の反応は、まずまずといったところです。
やはり「易しいレベルから読む」というのが難しいようで、いきなりレベル3の本を手に取る学生も多く見られました。
今学期が終了したらまた学生たちにも感想を聞いてみたいと思います。

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天井の高い部屋で、ゆったりとしていて気持ちよさそう。みんな、どんな気持ちで読んでいるのでしょう。
どの本が人気があるのかな。みなさんをもっとわくわくドキドキさせられるような本を書かなくっちゃ・・・。

図書館での多読図書展示もいいですね。多読の説明や多読のルールの掲示もあるようですね。それにしても、図書館との連携ってすばらしい!アメリカの大学では、南カリフォルニア大学をはじめ、図書館の司書さんの協力を得て、多読が広まりつつあるようです。「よむよむ文庫」を入り口に、絵本や児童書、ベストセラーと日本語の読書が広がっていくといいですね。
(粟野)

 

2014年10月5日(日)北海道オホーツク大空町・酒井邦秀多読ワークショップ開催への道のり(5)

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北海道オホーツク大空町・酒井邦秀多読ワークショップ開催への道のりの続きです。今まで1度も自治体へ補助金の申請を行ったことのない当NPO会員の方による体験記です。

「自分たちの地域でもワークショップ・講演会を!」と思っている方がいましたら、ぜひ参考にしてください。そしてこちらでお手伝いできることがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
過去の投稿はこちらからまとめて読むことができます。

この報告は当NPOが運営する「多読フォーラム」に先行投稿されており、それを少しだけ編集して紹介しています。原文や、続きが気になる方は多読フォーラムをご覧ください。一連の投稿は「おりひめ」という名前で投稿されています。

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Re: 【お知らせ】10月5日(日)酒井先生多読ワークショップ 北海道オホーツク大空町
by おりひめ » 2014年8月21日(木) 00:55

皆様

この夏の本州は暑さも厳しく、局地豪雨が頻発しているようで、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

オホーツク地方では小中高校の夏休みも終了して、いわし雲が漂い、秋が始まっています。

「酒井先生多読ワークショップ@大空町」レポ(?)ですが、今回のテーマである自治体との交渉、補助金申請、受領までの道は予想以上にスムーズに進行しました。

繰り返すと

1)仲間を募って「実行委員会」を作り申請。
2)「実行委員会」には「規約」を作る。この「規約」は、「書類第一」の役場との交渉でかなり大きな力になる。(あ、入金用の通帳作りの際も「規約」がないと作れません。)

これが大事なポイントです。もし、皆さんの地方で似たようなワークショップを企画なさっている場合、まず大事なのは賛同してくれる「仲間」を作ることだと思います。オホーツクのケースは、その母体となる「多読愛好グループ」があったことがいろいろな意味で物事をスムーズに動かしています。

その「仲間」の活躍がいよいよはじまる「告知編」スタートです!

*******

いろいろな申請業務が順調にすすんだところで、次は「集客」のための「告知」活動に準備の焦点が移りました。

7月某日。「オホーツク英語多読を楽しむ会」のメンバーのうち、参加できる人に声をかけて、「作戦会議」第一弾。 北見市内某所。

告知の方法としては、思いつくまま

1)主要な場所にポスター掲示
2)ネットでの告知(Facebook twitter)
3)口コミ(手渡し用のチラシ必要)
4)教育関係に直接連絡(送付用のチラシ必要)
5)フリーペーパー・新聞などに記事掲載依頼

があがりました。私としては「口コミ」がなんといっても強い!なぜなら「多読を楽しんでいる人たち自身の言葉」でよさを伝えたらそれでいいのではないか?と思っています。

まあ、とはいえ、誘う場合にも「チラシ」があるとないとでは、イメージも変わってくるので、とにかく「チラシ・ポスター」を作ろう!という作戦会議。

メインの絵は、メンバー内で以前からかわいいイラストを披露してくれていたAさんを「画伯!」と奉り(?)お願いしました。フルタイムでのお仕事の合間を縫ってかいてくれたのがあのかわいいイラスト♪

キャッチコピーや、レイアウトに関しては、たまたま「人を集める!チラシテクニック!」みたいなハウツー本を図書館で見つけたのでそれを参考に。それを読むと「とにかくキャッチーな言葉」「対象となる人の立場で」などと書いてあったので、、、、

「英語業界の風雲児!」
「絶対分かる英語!」
「キレッキレッの英語力!」
「やさしすぎる英語学習法!」

などを思いついていたのですが、メンバーに披露したところ、、、

「おりひめさん、、、なんだか中小企業のシャチョーさんみたいです、、、」と、やんわりと却下され :sweatdrop: 、ああだこーだ、みなさんの英語多読経験について語った上で、

「やさしい絵本で使える英語」

となりました。こういうアイディアも、やはり「仲間」がいてわいわいやるなかで生まれるし、みんなでやっていると大変な作業もどんどん楽しくなりますよ~ :tongue:

そして、チラシ・ポスターも完成し、Facebookページも完成し、少しずつ告知をはじめたところです。

現在までのところ約30名の申し込みあり。興味のある方は「オホーツク英語多読を楽しむ会」Facebookページもごらんくださいね。

to be continued…..

「やさしい絵本からやさしい英会話へ」
★絵本を使った英語学習ワークショップ★
日 時: 2014年10月5日(日) 13:30~16:00
参加費: 1,000円(高校生以下:無料)
場 所: 北海道網走郡大空町女満別研修会館大会議室
対 象: 英語に興味がある一般 (小学生以上)(託児については応相談・調整中)
内 容: 絵本をスタートとした英語多読についての紹介と、体験ワークショップ
主 催:オホーツク英語多読を楽しむ会 (「大空町元気づくり応援事業」補助対象事業)
お申込&連絡先: bigskytadoku2014★gmail.com (★を@に変えてください)
twitterアカウント @okhotsktadoku
facebookページ オホーツク英語多読を楽しむ会

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キャッチコピーって下手に考え出すと余計に浮かばなくなりそうなのに、オホーツク英語多読を楽しむ会のみなさんすごい!「やさしい絵本で使える英語」ってすごくピッタリだと思いました!!
なにしろ酒井理事長の最初の本は「どうして英語が使えない?」(ちくま学芸文庫)で、そこから約18年経ち、今の講座の様子を思うと、まさに「やさしい絵本で使える英語」です!!

オホーツクのみなさん、講演会&ワークショップをどうぞお楽しみに!

報告を読んでくださっているみなさん、次回もお楽しみに!(大賀)

2014年10月5日(日)北海道オホーツク大空町・酒井邦秀多読ワークショップ開催への道のり(4)

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北海道オホーツク大空町・酒井邦秀多読ワークショップ開催への道のりの続きです。今まで1度も自治体へ補助金の申請を行ったことのない当NPO会員の方による体験記です。

「自分たちの地域でもワークショップ・講演会を!」と思っている方がいましたら、ぜひ参考にしてください。そしてこちらでお手伝いできることがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
過去の投稿はこちらからまとめて読むことができます。

この報告は当NPOが運営する「多読フォーラム」に先行投稿されており、それを少しだけ編集して紹介しています。原文や、続きが気になる方は多読フォーラムをご覧ください。一連の投稿は「おりひめ」という名前で投稿されています。

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Re: 【お知らせ】10月5日(日)酒井先生多読ワークショップ 北海道オホーツク大空町
by おりひめ » 2014年8月09日(土) 00:24

本州は台風の様子もきがかりですね。

オホーツクも先週は30度超えの日々でしたが、今週は雨模様。今日は20度くらいの一日でした。

10月5日(日)のワークショップまで、2ヶ月を切り、そろそろ告知活動、、、というわけで、facebookページも作りました!

https://www.facebook.com/bigskytadoku2014

そして、地元で配布するためのチラシもできました!「オホーツク英語多読を楽しむ会」のメンバーによるイラストです!(実際と色味がちょっと違うのが残念!)(※大賀注:右の画像です)

そして、そして、7月末に、無事役場から補助金入金!:applause:

ということで、順調に準備が進んでいます。

ここに至るまでには、前回より続く「補助金申請」の道のりがありました。

続きです。

2回にわたる教育委員会詣でで、どうやら「一次審査」には通過した様子。この段階で、今回のワークショップで一番大事なことにようやく取り組みました!

「講師のスケジュール確保」

です。「サカイクニヒデ・オン・ステージ」を実現するためには、まずそのご本人のスケジュールを確認しなければいけません。そこで、年度始めに町から配られる町内の小中高校の行事も含めたイベントカレンダーとにらめっこの挙句、、、10月はじめの週末にまったくの「空欄」を発見!ご本人のみならず、来てくださる方の予定も考えないといけないので、このイベントカレンダーは必須でした。

そして、NPO多言語多読さんと酒井先生にメールを打ち、ワークショップの「仮予約」のおうかがいをたてたところ、快諾していただき、日程も決定。

この日程が決定したあたりで、「後にはひけない」みたいなフシギな緊張感が生まれました。

また、この時点で、個人での申請とならないよう、英語多読を実践している皆さんにお声かけして、「実行委員会」を作りました。それが「オホーツク英語多読を楽しむ会」です。

さて、ちょっと心配だったの「会場」について。小さい町なので、こうした講演会やイベントの会場といえば、町営の施設。ところが、町の規定では、「参加費を徴収するイベント」については、町内施設を借りる場合、かなり高額になっています。営利目的とみなす原則らしい。

ここで会場費がかかると、赤字にならないよう、集客へのプレッシャーも出てきます。補助金の申請額にも影響する問題でもあります。さらに、参加費をいくらに設定するか?いっそのこと無料にする?など、段々考えることが多くなってきて、次第に、気が重くなってきましたが、、、

教育委員会の人は、「すぐに申請してくださいっ!」ととてもサポーティブだった。
酒井先生のスケジュールまで押さえてしまった。。。

と、自分でまいた種でもあるので、途中で投げ出すわけにもいかず、なんとなく曖昧な状態のまま、待望の「申請書」をもらいに役場に出向きました。

そこで、内容について改めて説明し(3度目^^;)、参加費の徴収の必要、また会場費についても相談したところ、、、、、

役場の担当の方は、「これは、参加費を徴収するけれども、営利目的ではない(=このワークショップにより利益を得ることが目的ではない)」ので、会場費は無料のケースではないか?いや、私は、そう思いますけど。。。」と、腕組みをしたかと思うと、、、、

「今から、教育委員会に一緒に行きましょう!」

と、別棟の教育委員会に電話をかけ始めました。

え?何が始まるの~?また、「あの」教育委員会に行くの~?と、事情がよくわからないまま、ついていくと、前回、サポーティブな電話をくれた方が現れ、役場の担当の方とふたりで、あれこれ協議してくださり(事務的な手続きについてや、規定についての解釈論のようでした。)結局、「会場については、申請書が通った段階で『無料利用』という方向で話しをすすめます。」とのこと。

ありがたや~。(何がどうなってるのか、イマヒトツ素人にはわからないけど、とにかく感謝!)以前にアドバイスいただいたとおり、「行政は基本、町民がやろうとしていることを応援する」っていうのを身に染みて実感しました。

そして、ようやく「申請書」を手にいれることができたのです。 ちなみに、その申請書は、A4一枚。すごーく簡単に申請対象事業の内容と、それが町にもたらす効果を説明して、収支内訳も書く程度のもの。

これだけでいいの?と、不安になったので、補足資料として、「英語多読とは?」をまとめたもの、オホーツクで多読を実践中の方の感想や、新聞記事など、資料をA4で3枚ほどつけて無事、提出しました。

ここまでで、5月の半ばでした。最初の教育委員会訪問から3ヶ月。私の書類作りや、会場、参加費の設定などにもたつかなければ、もうちょっとスピーディに事は運べたように思いますが、まあ、こんなものかな?

そして、6月のはじめのある日、役場から電話が。。。。

「補助金申請が受理されました!関連資料を送りますね。」

:applause:

やったね!

と、思いきや、、、、、数日後届いた資料には、先に提出したものと、同一にしか見えない「申請用紙」が同封されていました。

ん?これ、何?送り状を読むと、、、なんと、なんと、、これが「補助金申請書類」だったんです!

つまり、前回提出したのは「補助金申請」をしたいんですけど~。のお伺い書類。それが受理されたということは、「うんうん、申請書出してもいいよ!」って言われたってこと。

ということで、提出する側からしてみたら、全く同じ内容の書類を作成し、(とはいえ、コピぺで済むんだから、たいした手間ではない)今度こそ、今度こそ、「補助金申請書」を提出したのが、7月になってから。あわせて、「オホーツク英語多読を楽しむ会」の「規約」も提出しました。(「規約」は、会則のようなもの+会員名簿です。)

そして、その結果は、すんなり補助金入金。ここまでが、現段階での役場とのやりとりです。

今回、ちょっと煩雑になっちゃいましたね。次回以降は、同時進行で「告知」について書きます!

to be continued…..

「やさしい絵本からやさしい英会話へ」
★絵本を使った英語学習ワークショップ★
日 時: 2014年10月5日(日) 13:30~16:00
参加費: 1,000円(高校生以下:無料)
場 所: 北海道網走郡大空町女満別研修会館大会議室
対 象: 英語に興味がある一般 (小学生以上)(託児については応相談・調整中)
内 容: 絵本をスタートとした英語多読についての紹介と、体験ワークショップ
主 催:オホーツク英語多読を楽しむ会 (「大空町元気づくり応援事業」補助対象事業)
お申込&連絡先: bigskytadoku2014★gmail.com (★を@に変えてください)
twitterアカウント @okhotsktadoku
facebookページ オホーツク英語多読を楽しむ会

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役場のみなさんのフットワークの軽さには頭が下がります。おりひめさんもお疲れさまでした!
次回もお楽しみに!(大賀)

ベオグラード大学から日本語多読の報告!

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セルビア、ベオグラード大学で多読授業を実践している先生より報告が届きました!

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(サイトのトップページの写真の中で、本を手ににこやかな笑顔を向けてくれているこの方たちがベオグラード大学の学生さんです)

海外での多読授業は、本がない、時間がとれない、場所がない・・・難しいことが山ほどあります。それでも、もう4年も課外で(!)続いている「多読の時間」、すごいです。
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★ベオグラード大学多読報告1

①ベオグラード大学では今、多読がどんな形で定着しているか
ベオグラード大学日本語科では、毎週1回2時間の間、多読の時間を設けています。場所はベオグラード市立図書館の一室を借りて行っています。 扱っている書籍は、「よむよむ文庫シリーズ」をはじめ、雑誌、小説、エッセイ、絵本、漫画、パンフレットなど、さまざまな種類の読み物、約100冊ほどです。これは、歴代教師が個人的に収集したり、在留邦人の方からいただいたりしたものがほとんどですが、去年度は、本学を訪問した大学のみなさまが、ダンボールひと箱分に及ぶ大量の書籍を届けてくださいました。毎週、これらの蔵書の中から、学生が興味のありそうなものを20冊ほどピックアップし、図書館に運んでいます。(学生が閲覧できるような蔵書ファイルを作り、毎週何か持ってきてほしい本のリクエストがあれば事前に言ってもらうというシステムを来年度から実行しようかと考え中です。)
参加者は毎週約10名ほどです。主にベオグラード大学日本語科の学生ですが、近隣の民間語学学校の日本語の学生や教師の方も数名参加しています。
また、2014年度の新しい活動としては、今年度から新しく開いた「ぺらぺら日本語カフェ(会話クラブ)」との特別合同企画が挙げられます。NPO法人のスタディツアーの一環として日本人学生がセルビアを訪問した際に、その日本人の学生も交え、みんなで日本の読み物を通して日本人と交流するという企画を行いました。 雑誌を日本人学生と一緒に見ながら自由におしゃべりをしたりして、ふだんとはまた違ったにぎやかな雰囲気の読書でした。

②どんな成果があがっているのか
日本語で書かれた読み物が手に入りにくいセルビアにおいて、多読の時間は大変貴重となっています。 「辞書を引かない」「メモをしない」「つまらない、むずかしいと思ったものはやめて、おもしろいと思うものを読む」「とにかく楽しんで読む」という方針を大事にしています。ここから、わからない言葉にぶつかった時に、絵や写真、前後文脈から推測して、「”自分の力で”日本語がわかった!読めた!」という喜びを得られることも大きな成果であると思います。 また、「辞書を引いてはいけない」という制約を設けてはいますが、友達に聞くのは良しとしています。そこから、新しくコミュニケーションが生まれ、学生同士の日本語の理解が深まっています。

★ベオグラード大学多読報告2(多読を実践している先生へのインタビューより)

Q. どんな学生が来るようになったか
・2013年秋は外部からの学生は来るが、内部はあまり来なかった。
会話クラブ設立の動きもあったためと思われる。冬ぐらいから、2年生が5~6人来るようになった。3年生も3人ぐらい。
・春学期(2014年2月~)からはメンバーが増えた。
会話クラブの参加者を読書へ誘った。その結果、多読時間参加者が増えた上に定着した。3年生のうち数名は定着した。しかし、前と同じく試験前は来ないことが多かった。
1年生も来るようになったが、多読時間の間に1年生の授業があるため、30分で多読を終え、授業に向かった。多読参加者の最高は12~3人だった。
1年生でレベル1が終わるぐらいのペースで読んでいる
・学生は本の内容を重視しているが、一度読んだものを再度読む動きはあまり見られない。

Q. これまで行ったプロモーションは?
・会話クラブでの呼びかけ
・外部の専門学校の先生が学生?を連れてきた。

Q. 成果(観察から)
・漢字の授業との関連で、授業で学んだ漢字が雑誌にたくさん使われていることを見つけて喜んでいた。本の中ではことばや表現が自然に使われているので、授業への意欲につながっているか。その逆もしかり。
多読で読んだ本の中の漢字が授業で扱われると喜ぶ 。
・日本の本を読みたがる学生は1年生の段階から本を読みたがっている。
・参加者は多読時間を楽しみにしている。自分の読めるものが必ず用意されており、その本にアクセスできるということがよい。用意された本を取り合って読んでいる。
・易しいものから読み進め、これも読めた、あれも読めた、と感じており、それではもう少し難しいものを、というように日本語の本を読む場所として良いものになっている。

Q. これからのベオグラードの多読とは
・もっと充実させたいが、多読の充実のさせ方がわからない
・来年は本を増やす(JF助成金でふりがなつきの絵本購入:小さい時に読んだもの)
「きんぎょが逃げた」
「ねずみくんのチョッキ」シリーズ3冊
「ずーっとずっとだいすきだよ」
「おじいさんのかさ」
「千と千尋の神隠し(マンガ版)」
「大きな木」
「考えるかえるくん」
「100万回生きたねこ」
谷川俊太郎『生きる』
「多読授業入門」

・読んで感動しそうなもの、内容があるものを充実させたい。

Q. その他
・学生は子ども扱いされたくない
・ベオグラードbookfairの最終日に大使館の担当の方から本を寄贈してもらえるとのこと
・読書が好きではない学生にも来てもらえる環境を:写真が多いもの
・プロモーションの必要性(日本文化デーのようなもの?)
・しゃべることは必ずしも悪いこととは限らないが、今はしゃべらないように言っている
1年生が2人で読むのは自然に起こる。
・1年生は情意フィルターが低い。聞きあったり教え合ったり、自由にしている。自由に話すことも良いのでは

・来年は場所を変えられるようにしたい。
現在は本棚と本棚の間の狭いスペースで多読を行っている。
自由に話せるところ、静かに読めるところのすみ分けができる場所を提供できるよう上司に相談予定
学校だったらもっとよいかも:アクセスの近さ、本を運ぶという観点から
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先生方の努力には本当に頭が下がります。レポート、ありがとうございました!
(粟野)

2014年10月5日(日)北海道オホーツク大空町・酒井邦秀多読ワークショップ開催への道のり(3)

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北海道オホーツク大空町・酒井邦秀多読ワークショップ開催への道のりの続きです。今まで1度も自治体へ補助金の申請を行ったことのない当NPO会員の方による体験記です。

「自分たちの地域でもワークショップ・講演会を!」と思っている方がいましたら、ぜひ参考にしてください。そしてこちらでお手伝いできることがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
過去の投稿はこちらからまとめて読むことができます。

この報告は当NPOが運営する「多読フォーラム」に先行投稿されており、それを少しだけ編集して紹介しています。原文や、続きが気になる方は多読フォーラムをご覧ください。一連の投稿は「おりひめ」という名前で投稿されています。

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Re: 【お知らせ】10月5日(日)酒井先生多読ワークショップ 北海道オホーツク大空町
by おりひめ » 2014年7月28日(月) 14:14

こんにちは。

本州の皆様、酷暑のようですね。お見舞い申し上げます。今日の大空町、最高気温16℃の予報です。 :eek: スミマセン、、、、。

さて、行政との交渉顛末の続きです。 今回は「申請書入手までの道のり」

4月の広報で、町民対象の「補助金のお知らせ」が掲載されました。研修旅行やら、なにやらいろいろな項目があったんですが、自分がやろうとしているものが、どれにあてはまるかわからず、また、その問い合わせ先に、教育委員会もあったので、懲りずに、また教育委員会を訪問しました。

前回の訪問で自分は、、

「行政の仕組みについてよく知らないのだから、謙虚な気持ちで、どうすれば自分がやろうとしていることがうまくいくのか?を教えてもらう」

立場だと気付いたのと、

「ワークショップを招致しようと思うあまり、相手を説得しようとすると、どうしても距離ができてしまう」

と感じたので、まずは、仕組みについて学ぶことが大事だなあと痛感。そして、ワークショップの具体案については、補助金の申請書類の中身を見てゆっくり検討しようと考えました。検討した上で、生じた質問を行政側にたずねてみることからスタートするのがよさそうだったからです。

そこで、教育委員会に赴き、「補助金の申請をしたいので、書類をください」とお願いしたところ、、、、

「まあ、座ってください」

と、お客さん用の椅子に案内され(前回とは違う担当の方でした)、そこで、始まったのは、、、ちょっとした「面接」 :odoroita:

「どんなことに補助金を申請したいのか?」
「どんな内容のものか?」
「会場の予定は?」
「参加者の人数規模は?」

え~っ?そういう内容を、「申請書」に書いてアピールするために、「申請書」をもらいに来たんですけどおおおお。これって、事前スクリーニング?もしかして、この「面接」で、「ごめんなさい。その内容じゃ、受けられません」って、「申請書」を出す前に「却下」もアリなの???と、またまた、しどろもどろで応対しながら、脳内は、ワンワンしてきました。

。。。こんなことなら、もっと資料を持ってくればよかった(涙)。
。。。。念入りな準備をしてくればよかった(涙涙涙)。

このときは、申請書類をもらったら脱兎のごとく帰宅して、それを吟味、戦略を練る予定が、崩壊、、、。しかも、もしかしたら、これが天下分け目の天王山なのかも?と、思うと余計に心臓バクバク。担当してくれた方は、終始、難しい顔をしていて、

「う~ん、、、そういうケースはね~、今まであったかな~」

(そうか~、前例主義か~。)

「お話を伺っている限りは、この『元気つくり事業』っていうのに、あてはまりそうなんですけどね~、私はそう思うんですけどね~。」

(お!あてはまりそうか?)

「とりあえず、担当が役場の○○課なんですよ。」

じゃ、そこに行けばいいんですね?

「いえ、その前に、私が、そちらの担当に連絡をとって、確認してみます。確認がとれたら、ご連絡さしあげます。 私は、大丈夫だと思うんですけどね~。」

(?)
(どうして、私が直接行ったらいけないんだろう?ま、やってくれるっていうんだから、お任せするしかないかなあ。。。もうね、逆らわない。逆らわない。)

わかりました!よろしくお願いします。

ということで、文字通り「手ぶら」で帰宅。すると、帰宅してすぐに電話が鳴りました!さっきまでお話していた教育委員会の方です。

「あ、おりひめさん!今ですね~。役場の○○と連絡をとりましたところ、、、、『まさに、その案件は、この補助金が対象としている内容なので、ぜひ申請してください!』とのことですっ!!すぐに、申請書をもらいにいってくださいっ!!」

ありがとうございます~(ほっ)。電話の向こうの声は、お会いしたときより、数段テンションが高く、明るかったのが妙に印象的でした。

というわけで、「申請書」の「申請」の「許可」が下りたことで、今回のミッションは終了。(ほんとうは、「申請書入手」が目標だったんですけどね。とほほ。)

今回のこぼれ話。

あの問答は事前スクリーニングだったのでしょうか?そんなにたくさん補助金の申請が来ているんでしょうか?などなど、いろいろお尋ねしたかったんですが、一番無難そうな質問を教育委員会を後にする前に伺ってみました。

「みなさん、どういうイベントに補助金申請をなさるんですか?」

すると、、、

「そうですね、、、、演歌歌手を呼びたいとか、そういうご希望がほとんどですかね~。」

酒井先生、演歌歌手と同列の扱いです。 :applause:

10月5日(日)「サカイクニヒデ・オン・ステージ」、皆様のご来場、お待ちしてます。

事前申し込みは、bigskytadoku2014★gmail.com(★は@に変えてください。)まで。

twitterアカウントは@okhotsktadokuです。

to be continued…..

「やさしい絵本からやさしい英会話へ」
★絵本を使った英語学習ワークショップ★
日 時: 2014年10月5日(日) 13:30~16:00
参加費: 1,000円(高校生以下:無料)
場 所: 北海道網走郡大空町女満別研修会館大会議室
対 象: 英語に興味がある一般 (小学生以上)(託児については応相談・調整中)
内 容: 絵本をスタートとした英語多読についての紹介と、体験ワークショップ
主 催:オホーツク英語多読を楽しむ会 (「大空町元気づくり応援事業」補助対象事業)
お申込&連絡先: bigskytadoku2014★gmail.com (★を@に変えてください)
twitterアカウント @okhotsktadoku
facebookページ オホーツク英語多読を楽しむ会

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全て手探りでどきどきの様子が伝わり、最後の、役場の方の親切な言葉にホッとひと安心!

それではみなさま、「サカイクニヒデ・オン・ステージ」にてお会いしましょう!お近くの方もそうでない方もお待ちしています!

次回もお楽しみに!(大賀)