3/29に、港区立みなと図書館で英語多読の講演&ワークショップが行われました。講師は、NPO多言語多読の繁村理事が務めました。
あいにく雨が降って寒い日でしたが、どんどん席が埋まって、最終的に参加者は18名。みなさん熱心に聞いてくださいました。報告は、担当の渡辺さんにお願いしました。
港区立みなと図書館では、繁村一義先生をお招きし、「なぜ多読なのか?」というお話とともに、実際に多読本を読み解く講座を開催いたしました。
2年前にも先生にお越しいただきましたが、今回も用意したテーブルが全て埋まり、人気のほどが伺えました。
テキストとしては、『Oxford Reading Tree(ORT)』のLEVEL1など初級レベルのものを使用するにあたり、当館のORTは合冊されているため、NPO多言語多読様より90冊ほどお借りしたほか、当館所蔵の英語の絵本もお使いいただきました。
繁村先生の参加者一人一人に語りかけるようなスタイルに、参加された皆さまがすっかり引きこまれている様子がとても印象的でした。また、講座では参加者からの質問コーナーも設け、「多読を何年続ければスキルが向上するのか」「多読本と英語の絵本のどちらがおすすめか」などの質問にも丁寧にお答えいただき、大変盛況に講座を終えることができました。みなと図書館では、2階の多言語学習コーナーにORTをはじめとする多読本を多数配架しております。皆さんのレベルに合う、読みやすい資料がきっと見つかるのでは?
どうぞお気軽にご利用くださいませ。ご来館を心よりお待ちしております。
(みなと図書館 渡辺 記)
会の終了時に、家入館長から、みなと図書館で英語多読を続けられた方のお話が披露されました。2021年から英語多読を始めて、2年9か月後に500冊、500万語を達成されたそうです。
50代の女性だそうですが、図書館英語多読ですっかり自信をつけて、英語はもういいから、と新たな言語習得を目指して、最近、中国に留学されたそうです。
読書記録ノートの1ページ目には、Oxford Reading Treeの文字なし本「At School」の記載がありました。文字のない本から始めて三年足らずで、1万語、2万語の本を読んで、文字通り「離陸」されたのですね。すばらしい!
後に続く方がどんどん生まれますよう祈っています。
(事務局)