9/28(土)「英文多読入門講座」@一宮市立中央図書館 報告

LINEで送る
Pocket

一宮市立中央図書館で、9月28日(土)に英文多読入門講座が開催されました。講師は、NPO多言語多読理事の小川和子でした。
以下、担当の早瀬さんに報告をいただきました。

当日は10名の方にご参加いただき、英文多読をこれから始める方向けに、英文多読の取り組み方や、試読、ブックトークによる体験を行いました。また、NPO多言語多読の会員お二人がお手伝いに来てくださいました。

英語を日本語に訳して読む学校の英語学習とは違い、多読ではやさしい英語をたくさん読むことで、登場人物の表情やイラストから単語の意味の違いを自然とわかるようになり、英語をそのまま理解することができるようになるとの紹介がありました。また、文豪として知られる夏目漱石や村上春樹が多読をおすすめしていることについて紹介がありました。

実際に”Oxford Reading Tree”のStage1~3を読み、グループでどれが一番面白かったかを話し合うブックトークでは、グループそれぞれで盛り上がっていました。ORTの中に出てくる眼鏡やおじさん、骨をグループで探している様子もありました。会員のお二人にもブックトークに参加していただき、おすすめの本やパートをご紹介いただきました。
また、講座の最後には多読の経験者として体験談も語っていただきました。無理をしないで多読をすることで、いつの間にか1つの趣味として英語の本を読むようになっていたとおっしゃっていたのがとても印象的でした。そして、一宮市で活動している「一宮英文多読の会」の代表から、活動内容を紹介してもらいました。平成30年から活動しているグループで、月1回図書館の会議室で読んだ本やおすすめ本を紹介するなど、多読に関する情報交換や交流を行っています。多読を楽しみたいという方であれば、どなたでも気軽に参加できるグループになっています。

講座終了後には、会場に準備した多読の資料やORTをさっそく借りていかれる方が何人かいらっしゃいました。他にも、小川先生と多読の会のメンバーとの交流会に参加されている方もいらっしゃいました。

以下、アンケートからの抜粋です。
・とても学ぶことがあった講座でした。ありがとうございました。
・楽しかった。もう一度英語の本を読み直そうと意欲がわいた。

当館では今後も入門講座や多読を続けている方向けのレベルアップ講座を開催予定です。多読の本を集めた多言語コーナーも充実させていきますので、ぜひご活用ください。
(一宮市立中央図書館 早瀬)