9月17日(土)「オンライン・多読的シャドーイング案内」報告

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シャドーイング講座の開講に合わせて不定期で開催している「多読的シャドーイング案内」は、今回で4回目となりました。参加者は18名、シャドーイング講座の「卒業生」のみなさんも応援に駆けつけてくださいました。

まず最初に、なぜ英語の音が「聞こえない」のか、なぜ「言えない」のかについて説明しました。これまでの「英語学習」では、文字を通して英語の音を想像してきたけれど……もし、その想像が実際の英語の音とかけ離れていたら!? ということで、文字通り・発音記号通りの音を実際の英語の音の中に探しても「聞こえない」、文字通り・発音記号通りに言おうとしても「言えない・伝わらない」、したがって、文字通り・発音記号通りの音を出発点とする「発音練習」や「ディクテーション」や「従来のシャドーイング」は見当外れだった、ということをたくさんの実例を使って納得してもらいました。

次に、英語の音が「聞こえる/言える」ようになる方法として「多読的シャドーイング」を提案しました。内容を理解していなくてもいい、ひとつひとつの音が言えてなくてもいい――頭を空っぽにしてする「多読的」シャドーイングの入り口をみなさんにも声を出してもらいながら、たくさんの音源を使って体験してもらいました。

最後に「多読的スピーキング」についても簡単に触れ、参加者からの質問には、シャドーイング講座の受講生にも答えてもらいました。

参加者の声(事後アンケートより抜粋)

  • 他のシャドーイング講座を受けたことがありますが、「正しく単語を耳で拾って、言葉に出して繰り返し練習する」などすでに高度な英語力を必要としそうだったり、結局はリスニングアプリの説明だったりと期待はずれでした。今日の多読的シャドーイングの説明は、とても納得のいくものでした。
  • 劇薬シャドーイング(※英語以外の言語でのシャドーイング)をいろいろ聞いたり、実際にやってみたりすることで、多読的シャドーイングとはどんなものか?というのがよくわかった
  • 以前(シャドーイング講座を)受講された方の音声を聞いてあまりの発音の良さに驚きました。私自身、これまで「発音記号と発音方法を覚えよ」というこれまでの世間の学習法に疑問を抱いておりましたので、こういう勉強法があるのかと非常に興味を持ちました。
  • 始まる前は少し緊張しましたが、楽しく練習することが出来ました。何も考えずに聞こえてくる音をそのまま口から出すようにします。

10月から、第4期目となる「シャドーイング講座」が開講します。
「英語の音」が聞こえない、言えない、とお悩みの方、ぜひご参加ください。

■シャドーイング講座

【オンライン】シャドーイング講座(6回・3ヶ月) 10月より開講!


※残席1となっています。

(事務局 Katobushi)