第11回「多読支援セミナー」報告 その④ 参加者の声

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第11回多読支援セミナーの報告、第四弾は、事後アンケートより参加者のみなさんの声をご紹介します。たくさんのご意見やご感想をいただきました。これからも、より良い支援、より良い多読について、一緒に考えていきましょう!

全体会

A) オンライン日本語多読クラブに参加しよう!

――「日本語多読クラブ」を公開し、セミナー参加の支援者のみなさんにも、無料の読みものを読んだり、小グループでのブックトークに参加してもらいました。

  • 片山先生の、絵本をオンラインで皆さんと一緒に楽しみながら読み進めていく様子がとても印象的でした(英)
  • 日本語多読の支援をどのように行ったらよいかイメージが持て、大変参考になった。また、無料で読めるサイトをいくつか教えていただき、ありがたかった。(英)
  • 読み聞かせで学習者さんの反応がいいところが驚いた。大人相手なので、お母さんのような指導にならないようにしなければいけないが(読み聞かせだと子どもに接するような態度にになりがち)、何かコツはありますか。(日)
  • どのように支援されているのかを実際に見ることができて、勉強になりました。また、ブックトークをすることで、その本の内容だけでなく、参加者の方の人柄も感じることができて、交流活動としても有意義な活動だと感じました。(日)
  • たまたま初級レベルの学習者の方2名とブックトークをしました。学習者の方自身が「日本語の勉強は始めたばかりです」とおっしゃったこと、読んだ本の感想を話すのも難しそうだったことから、読み聞かせをしながら、こちらが質問するなどしてブックトークをしていきました。改めて初級レベルの学習者の方とのブックトークには、支援者の力や工夫が必要だと感じました。(日)
  • 多読タイムが終わってからのBORで、学習者さんが日本人と感想を話すのが楽しそうだったのが印象的でした。初めて参加してどんな話し掛けをしたらいいかドキドキしましたが、その前にMCの方が丁寧に問いかけをしていたのを思い出して進められました。(日)
  • 日本人支援者でも「静かに本を読む」部屋に入(はい)れたのが、よかった。わたしも自分の怠慢によりNPO多読以外の無料読み物で読んでいないものがあったので。セミナーに初めて参加された日本語教師の方も、この部屋でNPO多読のレベル0の無料読み物が全部読めた、と言っていた。その方に本を読む部屋がなかったら、学習者とのブックトークで、傍観しているだけになってしまったと思う。(日)
  • 読み聞かせで、参加者が段々と声に出して読み始めて、いい感じの雰囲気になっていました。広島・宮島の本を作成した一人としては、笑いながら読んでくれてるのをみて、ニンマリしてしまいました:)お茶の本の時は、みなさん、ノってましたね。一人で読んでるのも、焦らず落ち着けて読める時間でよかったです。世界中からの多読ファンに会えて嬉しかったです。ぜひ、続けて行ってください。(日)
  • 幅広い年代の参加者がいることに感銘を受けました。(日)
  • 参加前はどのように「オンラインで多読」するのか、全くイメージできませんでした。今回、実際に体験の機会をいただき、対面でなくても「多読の時間」を他の人と楽しく共有できることを実感しました。そして、オンラインだからこそ、世界のどこからでも参加が可能で、様々なバックグラウンドの参加者と交流できるメリットあることが分かりました。ブックトークでは、外国人参加者のほうが積極的に会話をリードしてくださり、正直助かりました。日本語レベルの高さにもびっくりしました。(日)
  • 3ヶ月に1回ぐらいでも、誰でも参加OKにしてわちゃわちゃやるのもいいのかなと思いました。学習者もずいぶん増えてきたので、次は「秋の多読クラブ祭り」とか名前をつけて支援者自由参加もいいかもと思ったりしました。(日)

B)「わからないところは飛ばす」を考えるワークショップ

――多読と多読三原則(または、4つのルール)のおさらいをし、小グループに分かれて「飛ばす」について話し合いました。また、文章の一部を難読漢字に置き換えたテキスト(犬と人間、夢野久作)を読んで「飛ばす」体験をしました。

  • 飛ばしても情景はイメージできたという意見もある一方、飛ばすのがストレスだったという意見もありました。その際、絵があればもっと受け取れるものが大きかったかもしれないという意見があり、確かに絵の力は大きい!と思いました。(英)
  • 意外とたくさんの単語がわからなくても大意はつかめることに驚いた。(日)
  • 「わからない」ところを飛ばしても全体が理解できることはわかったが、外国語の場合、自分が本当に理解しているのか不安になってしまうだろうと感じました。(日)
  • 皆さんとの話の中で、読み手の「知りたい・好き」があれば、細かいことを気にすることなく飛ばして読んでいくようになるのではないかと思った。(日)
  • 「わからないところを飛ばす」を効果的にするためには、本選びが重要なのではないかと思います。まず、学習者が自分のレベルと興味に合うものを選び、それがあってこそ成り立つのではないかと思います。また、そこに至るまでの学習者の試行錯誤を支援者がどう支援できるかも鍵になりそうだと思いました。(日)
  • わからない言葉が出てきたとき、前後で類推するのではなく、全体をつかむことが、飛ばし読みしても話を理解することにつながる、という発言をされた方があって同感だった。私は、文化的、時代的背景の了解が「飛ばせること」につながるのではないかと思い、そのように発言した。(日)
  • 飛ばすことは、多くの日本語に触れる機会を作りながら、わかる・わからないの経験を積み、そこから推測のスキルやわかり加減の感覚など、個々の性格や日本語力に見合った読みのストレテジーを確立するのに役立っているんじゃないかと考えます。(日)
  • 「多読によって学習者の日本語の力を伸ばさなくてはいけないのにできていなくて苦しい」と感じておられる支援者が多いのかなと思いました。(中略)「分からないまま読み進めているのでは」というところで悩んでいる方がおられたので、「『分からない学生は(自分の意識から)飛ばす』ぐらいに構えていればいいのでは?そのうち分かってきますよ、きっと。多読のクラスで日本語の本に触れていることがとりあえず大事なのでは?」などというお話をしました。(日)
  • ワークショップで読めない文字を飛ばすという体験は貴重なものでした。自分はあらすじは追えたものの、途中で読む気がしなくなり、かろうじて読まねばという義務感で読み終えました。漢字がわからないと、読む気がしなくなるという学習者の気持ちが少しはわかったような気がします。しかし、ブレイクアウトルームの参加者の皆さんは、抵抗がないというご意見でした。夢野久作に惹かれて読んでしまったという方もおられて、人の読み方は本当に千差万別だと痛感しました。(日)
  • 冒頭の山岸先生のお話、「多読のイメージ」=ジグソーパズルがとても印象的でした。「多読」が、なぜ語学力アップに効果があるのかスッキリ頭に入りました。(日)
  • 解らない文字を飛ばしても前後の文脈で大筋は解りました。でも、こんな読み方はちっとも楽しくないと思いました。お魚の美味しい部分を食べ逃してる気がしました。イライラしました。あとで原文を読んでヤッパリ!と、勿体ない気がしました。飛ばして、必死で「前後の文脈で推理する」ことは楽しかったけど、易しいレベルから読むことの重要性を再認識しました。(日)
  • 夢野久作作品による「わからないところは飛ばす」体験は興味深かったですが、外国語を読むときとは微妙に違うようにも感じました。母語で読んでも解釈はそれぞれ、ということを考えると、「誤解したままでもいいのだ」という開き直り(?)も必要なのかなと思いました。(日)

C) マンガで多読:「Langaku」の紹介と多読的な使い方

――マンガアプリ「Langaku」の開発者によるデモンストレーションのあと、英語・日本語多読への活用について支援者がコメントしました。

  • これから英語多読をしてみたいという子供や漫画好きな社会人にお勧めしたいと思いました! また、日本語と英語の表示する割合を自由に変更出来る点は、海外にルーツのある方々の日本語多読にも使えそうだと感じ、その取組みをしている知人に紹介したいと思いました。(英)
  • Langakuについては「シマウマ読み(※)」は読みにくいのでは?と想像していたのですが、ベータ版では意外に評価が高かったと聞いて、自分も試してみたくなり、早速iPhoneにダウンロードしました。物語に夢中になったら、確かに気にならないのかもしれません。(英)
  • 海外からアクセスできない点、残念です。マンガは日本語学習者に大変人気がありますので、ぜひ、海外の日本語学習者もアクセスできるようになると嬉しいです。(日)
  • 実際に多読授業に使って成果を上げている方の声が聞けたので、「Langaku」の価値と将来性を確信できた。(日)
  • マンガで使われている日本語は決してやさしくなく、またフリガナがあるものが限られるので、紹介が難しいと思っていました。「シマウマ読み(※)」の設定ができること、しかも比率が自分で決められること、画期的ですね。自分でも使ってみたいと思いました。(日)

※シマウマ読み:コマ毎に日本語と英語を交互に読むこと。

日本語分科会

J1) 読みもの作成について

――各地の読みもの作成グループの報告を聞きました。

  • 英吾多読の本と比較して日本語多読の本はレベル0から文字が多く、驚きました。TKGが気に入りました。特に最後のページ。(英)
  • 多文化を知るという意味で、日本語学習者が作った本を読んでみたいと思った。(英)
  • 日本語を学習するために日本語多読の読み物を作るのは、大変そうだが楽しそうだった。私も外国語を学ぶとき、読み物作成をしてみたい。
  • 高橋先生のプロジェクトへの取り組み方が深く、行き届いたデザインかつ指導を実践されていると知り、感銘を受けました。だからこそ学習者主体が可能になっているのだということに納得もしました。簡単には取り入れられませんが、デザインをもっと真剣に考えようと思いました。
  • アメリカ、大分、マレーシア、どの実践も非常に興味深く、勉強になりました。学生や中高の先生方に読み物を作ってもらうのは大変そうに思えますが、今日のお話を聞いて、「やれるかも!」「機会があったらやってみたい!」と思いました。大分の先生方のお話も、読み物作成の際の苦労や注意点がわかり、参考になりました。
  • 学生の読み物作成については多読の先の日本語のアウトプットになり有意義
  • 米スミス大学の活動は、多読が「本を読む」だけではなく、日本語で文章を作ることも勉強になるのだと気づかされました。 大分の先生方の活動にも非常に興味を持ちました。自分の地元を知ってもらう活動にもなりますし、自分でもぜひやってみたいと感じました。 マレーシアからの報告では、そもそも本を読む体験が少ない学習者がいるのだと言う事を初めて知って、少し驚きました。
  • 学生さんに作ってもらうケース、先生方有志で作るケース、個人で作られているケース、色々な実践をしることができて世界が広がりました。そして、もっともっと多読教材が求められているという現状もよくわかりました。
  • 日本人の日本語教師だけでなく、ノンネイティブの教師や学生によっても作られるようになり、どんどん増えているのは、本当にうれしい。
  • それぞれの作成に至る経緯や工夫などのお話しが聞けて興味深かったです。大分とマレーシアの多読本は学習者にも紹介して読んでいるのですが、スミス大学のはまだあまり利用しておらず、これから使ってみたいと思いました。他の学習者がその本に刺激されて曲を作ったというのは、学習者同士どこか感じるものがあったからなのでしょうか。
  • スミスカレッジのラーメンの具が登場人物になる話など、学生たちの発想のおもしろさに感動しました。大分のシイタケで悩む爺さんの絵が大好きです。私もイラスト下手だけど、分かってもらいたいという気持ちでもっと描いてみればいいのかなという気になりました。こんな風に皆さんの大変な努力で読み物が増えていって本当にうれしいです。オンラインの多読クラスの時は、学生たちはスミスカレッジ、大分、マレーシア、それぞれの読み物をいろいろ楽しんでいて「えー、この読み物どこにあったの?」と驚かされることが多かったです。対面に戻っても、これらのリンクが役に立っていて、教室外の読書につながっています。ありがたいことです。
  • スライドの進行など、かなりスピーディーだったので、Langakuと同様に、もう少し時間が長めに想定されてもいいのではないかと思いました。
  • 学習者たちがいきいきと作品を作っている様子がうかがえてよかったです。また、大分の方たちは、地方発の読み物にこだわっていらっしゃいますが、その地域にいる学習者だけでなく、いろいろな地方や国にいる学習者に伝えることができるので、素晴らしい活動だと思いました。
  • 色々な場所で、さまざまな人が作成にかかわっていることがわかりました。学習者が、自らの多読活動の広がりの中で読みものを作成して発表することと、その作成物を多読用の読みものとして使うかどうかは、支援者が適切に判断する必要があるのかなとも思いました。
  • 録画視聴しました。読み物作成には個人的にも大変興味があるので、皆さんのお話がすべて大変参考になりました。特に、大分の「しいたけ」作成時のご苦労と工夫の例が具体的で印象に残りました。(後から、全部読んでみました。日本人でも知らないことばかりで、とても面白かったです。)
  • 米スミス大学の高橋先生の学生観察、作品報告は毎回とても楽しいです。学生の発想、気づきが凄いです。面白いです。

J2) 実践報告

――世界各地での、多読導入、普及活動の報告を聞きました。

  • 学生主体、現地の教師主体で多読実践が行われている報告が聞けて、よかったです。教師支援をしている身としては、こうした学習者でもある実践者がいること、またその声はとても大きなことです。 また、それぞれの状況にあわせて実践(取り組み)方法を柔軟に変えていくことで、それぞれの現場でより根付いていくのではないかと感じました。
  • 実際に読み物がどう使われているのか知ることができた。多読の読み物のイラスト作成のモチベーションがとってもとっても高まった。
  • 色々な取り組みが色々なところで長年されていることに驚いた。
  • 学習者に授業記録を書かせるだけではなく、ポップを作らせるのは、とても良いアイディアだと思いました。書くという作業は、読む人を意識しなければならないというのが、自然にわかると思います。
  • フランス、タイ、インドネシア、ドイツと、それぞれの国でどのように多読が行われているのかわかり、このセッションも大変勉強になりました。実践の成果や苦労がリアルに伝わってきて、あっという間に時間が過ぎました。
  • 海外での活動グループは、学習者自身が読み物を作成したり、読書クラブを作ったり活発に活動している。日本語に接する機会が海外では限られていることが、逆によく作用しているのだろうか。日本にいて日本語に囲まれている環境に甘えているところがあるかもしれないと反省した。多読用読み物を読む活動だけでなく、学習者の目線で教材を作っていくことも必要だと思った。
  • 中でも出張多読の試みがいいなと思いました。事前にバナーを用意しておくなど、具体的なポイントをうかがえて「なるほど!」と思いました。またフランスの学生の音読ビデオもすごく刺激的でした。とても楽しそうでした。読むことの先、さらにアウトプット活動にもつなげられることにもきづきました。あと、グループで読むというやり方もあるのか〜と思いました。これは初級クラスで読むことへのハードルが高いクラスなどで取り入れられそうだな、と思いました。
  • パリの「出前多読」の様子や、学習者の朗読。タイの学生にポップを作ってもらったものの紹介。は、魅力的で楽しかった。 インドネシアの大学や、ドイツの読書クラブの報告は、ともに日本語が母語ではない人の活動であり、新鮮だった。
  • フランスの読み聞かせのビデオに感激しました。自主的にこういうものを作るってすごいですね。うちの学生達にも「読み聞かせはこんな風にもできるんだよ」と見せてあげたいです。 ドイツのアリヤネさんの話も興味深かったですね。図書館の方、後輩の方々が支援してくださったのもアリヤネさんの熱意があってこそだし、やはりそういう熱意を起こさせるのが多読の力なんだなと思いました。
  • 発表者として緊張しました。 パリの先生の多読後のアクティビティはいいなと思います。来学期使ってみようと思います。
  • 学習者だった方が、自発的に多読をして、さらに本まで作ってしまうパワーに驚きました。多読の理想的な広がりだと思いました。

J3) 小グループに分かれての語り合い

――J1、J2の発表者と語り合う部屋といくつかのトピックの部屋を設け、質問やディスカッション、交流の時間としました。

  • 大分チームの努力が見えて、とても身近に感じました。(素晴らしい読み物を作っていらっしゃるのに、カリキュラムの関係で多読ができないのは残念ですね)また、動機付けで、片山さんが、『支援者の「多読は楽しいよ」という姿勢を見せるのが大切。』と言われていたのが印象的でした。私は支援者は下がっていなければいけないと思い込んでいました。
  • 思ったより多読が読むことに偏っていると知りました。もっと多観多聴を取り入れていると思っていました。取り入れていない人が集まってたのかもしれませんが・・・
  • 実践をされている方の生の声を直接お聞きできて、よかったです。
  • 1回目のセッションでは三浦先生のBORに参加し、フランスで多読を行おうと思ったきっかけを聞くことができて、参考になりました。2回目のセッションでは、作田先生のオンライン多読クラブのBORに参加し、オンライン多読クラブの現状や感想などをざっくばらんに話すことができ、楽しかったです。
  • 大分の有志の会の発足のきっかけをうかがいました。一人で新しい活動を起こすのは大変ですが、いい仲間とで会うことで何倍にも力になるという感じを、その前の発表も合わせて感じました。
  • 多読に適した本の紹介が、楽しかった。
  • アリヤネさんの部屋に参加。「読書クラブ」について、詳しく話が聞けてよかった。
  • もったいないことではありますが、休憩ルームはありがたかったです。長時間のオンラインは体力が続かないことを実感しました。 PCもスペック不足なのか、突然Wifiが切れてしまい(原因不明)、落ちてしまったので、十分にお話を聞けず残念でした。
  • 多読クラブに関するグループで、ブックトークでの支援の難しさについて話しました。毎回メンバーが変わるので、話す力がどのくらいかわかりにくくて質問がしにくかったり、メンバー同士がうまく話し合えずに遠慮している様子をどうほぐしたらいいかなど考えていたからです。 作田さんからボランティアの日本語教室とよく似ているところがあるといわれて、合点がいくところがありました。毎回違って難しいところを楽しめるようになるといいのだなあと思いました。
  • (アリヤネ・へアテルさんの部屋)町の本屋さんの人気ランキングなどがきけました。

英語分科会

E1) 素材紹介

――お二人の支援者に、それぞれの支援の現場で人気のある素材を紹介してもらいました。

  • 日頃は主宰するクラブの蔵書の中での活動なので、本の紹介は私自身にとってもとても楽しみです。今回も、読んでみたい、初めて知ったシリーズがありました。
  • 個人的には、こういった作品紹介やブックトークが好きです。限られた時間の中で、シリーズと個別作品の紹介がバランスよく聞けました。発表者の方の時間がもう少し長ければよかったのに、と思いました。
  • 様々な素材の紹介を、楽しんでいる生徒さんたちの様子付きで紹介していただけて、興味深かったです。

E2) 実践報告

――学校や社会人向けの講座での支援の報告を聞きました。

  • 多読学習の性質から、教壇の上からの指導ではなく、生徒たちの協働の形に持っていかれている工夫は考えさせられました。
  • Oxford Reading Clubを使った講座の取り組みを知りたかったので、大変ためになりました。
  • 「やさしい」「楽しい」の両立は大人や中高生の初心者にとっては意外と難しいことがありますが、「楽しい」(続けたい)をもっと大切にした方が良いのかも?とも思いました。(が、いわゆる「キリン読み(※自分にとって難しいレベルの本を読むこと)」で好きな作品以外は全然読めない学生もいることを思うと、やっぱり悩ましいです。)
  • 大人の方々にたっぷりゆっくりORTを楽しんでいただくというのはとても大事で有効な支援だと感じました。
  • (小川さんの報告を聞いて)「一対一の個人面談」を大人のサークルで実践した方がいいのかな?とヒントをいただけました。

E3) グループトーク

――テーマごとに小グループに別れて語り合いました。

a. 多観

  • 多観をうまく取り入れていなかったので導入の仕方を教えていただけた。
  • YouTubeの「育て方」を教えていただけた。
  • 榊先生の「楽しければ何でもいいのよ~」という懐の広いアドバイスをいただき今後は自身を持って勧める事が出来ます!
  • 多観を宿題に出すという視点がなかったので、面白いと思いました。見てもみなくてもいいよ、というストレスフリーの声かけも大事と思います。
  • 教室での多観は難しいこともありますが、自宅で取り組んでもらえるように紹介するのが取り組みやすそうだと感じました。
  • 多観のやり方が初めてわかり、腑に落ちました。今までいくつか本を読んだり、サイトを見てやり方を知っていたつもりが勘違いをしていたことがわかりました。やさしいものを大量に観るのではなく、好きなものをなんでも観ていいのですね。

b. マンガで多読

  • すでにマンガを多読に取り入れている支援者の方たちに驚きました。

c. 読み聞かせ

  • 読み聞かせを楽しんでいる人とは共感できることが多かった。

d.多読手帳(読書記録)の活かし方

  • 参加された先生方の生徒さんへの負担にならない配慮を終始感じてとても考えることとなった。
  • ブクログについて、使われている方からのお話を聞くことができて、とても参考になり助かりました。
  • 本人が作品と向き合うため、自分の変遷を振り返るため、指導者が選書の手助けをするときの資料にするため、大人数の場合に取り組み状況把握の目安にするために、学期の初めや折に触れて、全体や個別に、記録をする意義を話したり、動機付けをすることが大切だと思いました。
  • なんのために多読手帳を使うのか、という点がかなりクリアになり、非常に学びが多かったです。

e. 学習者同士の繋がりを作る

  • ファリシテーターの荻野先生も、これから試験的に運用するとのことですし、参加者も「解」を持ち合わせていらっしゃる方はおらず、引き続き議題に取り上げていただければなと思いました。自分自身も走りながら考えます。
  • 私自身がどこかにつながりたいと思っています。
  • 生徒たちは、レッスンの一部で、ただ黙々と読んでいます。嬉しい光景です。生徒同士の本に関する軽い日本語でのブックトークもいいかもしれません。

f. はじめての多読支援

  • 楽しく支援するためには、仕事ではなく自分の趣味としてやれるのがよいのかもしれない。サークルとして、ともに楽しみながら、本を増やしたり、情報を共有するための経費の捻出方法を模索するのがよいと思う。
  • 多読支援を将来したいと考えた際、英書購入にかなり出費があるのではと質問した際、小川先生、榊先生よりOxford Reading Clubやメルカリの古本など、購入しやすい方法を教えていただいた。また、講師が英書を選んで読むのでは無くて子供に選ばせるという方法も教えて頂いた。

(事務局)