6月20日(月)第1回 オンラインフォーラム「図書館多読のすすめかた」報告

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6月20日(月)に オンラインフォーラム「図書館多読のすすめかた」を開催しました。「英語多読コーナー」をすでに導入している、これからの導入を検討している図書館関係者が集まり、交流する場として初めてのオンラインフォーラムになります。当日は図書館職員の方々を中心に25名の参加があり、当日は参加できず実践報告の録画視聴を希望した方を含めると45名の申し込みがありました。

1時間半のフォーラムは、2館の実践報告から始まりました。
愛知県おおぶ文化交流の杜図書館・ボランティアのカイさんこと塩澤香さんは、利用者の交流会・大府で多読「英語で本を読み隊」の活動について報告されました。
大阪府河内長野市図書館の司書、楠本美津子さんからは、多読用図書の検索・予約システムや書架の工夫、イベント「英語多読ひろば」の報告があり、今年11月5日(土)に同館で開催される第9回図書館多読シンポジウムも告知されました。

その後、参加者は5つのグループにわかれ、多読支援について語りあいました。「今日一番聞きたいこと」を一人ずつ話し、それに対してグループで情報交換をおこないました。

最後に、事務局よりNPOのウェブサイトからダウンロードできる多読案内リーフレットについてお知らせがあり、次回のオンラインフォーラムの開催を約束して解散となりました。今回参加できなかった方も、次回はぜひご参加ください。

アンケート回答から(抜粋)

〈今日いちばん聞きたいこと〉

  • 多読サークルなど利用者同士の集まりを作り、継続するためには
  • 他の図書館では、どのような活動をしているのか
  • 多読を知らない方に向けた案内の工夫
  • 学校図書館での多読推進
  • 貸出増加につながるイベント
  • 目録作成について

〈その他感想〉

  • 実践報告が大変参考になりました。このようにすればいいのか、とイメージが具体的にわかり、虹色シールや検索システムなど、報告された工夫を取り入れてみたいと思いました。(同意見多数)
  • 多読担当になったばかりで、多読って何?というような状態でしたが、たくさんの方のお話を伺えて、大変勉強になりました。今後の実践につなげていきたいと考えております。
  • 楽しかったです。他の図書館の方とお話しする機会はとても貴重です。このような場を設けていただき、ありがとうございました。
  • 初の試みで面白かった。オンラインなら交通費も移動時間もかからないので参加しやすい。
  • 多読の活動についてお話を聞ける時間と、グループに分かれて意見交換できる時間があったので、大変満足できました。
  • 実際にどう対応しているかなどの細かな雰囲気は、文章などでは伝わらないと思います。資料などで見て知っていた・頭の中にあったやり方や工夫であっても、オンラインでお話が聴ける場・伝わる感覚というのは別格で、たいへん貴重な機会と感じました。

(米澤・小川)