5月24日(火)親子多読案内 報告

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お子さんの多読をお考えの親御さん向けに、オンラインで多読体験会を行いました。参加者は7名、講師は荻野藍さん(理事、親子多読講座講師)、アシスタントを藤原愛さん(準会員、英語多読講座担当)が務めました。

多読では、楽しむことがすべてーーそう切り出した荻野さんは、親だけが楽しい・子だけが楽しいよりも、親も子もどっちも楽しい、をどうやって続けていくかがカギ、と親子で多読をする場合の根っことなる考えを最初に示しました。

続いて、高校の授業で「仮定法や分詞構文」で挫折したこと、それでも英語が嫌いにならずに済んだのは多読のお陰、という自身の体験を振り返りながら、母語の獲得と同じ道筋を歩む多読(まず音から入って、次に文字、文法は最後にほんの少し)と従来の「英語学習」との違いを簡単に説明しました。

多読の輪郭がぼんやり見えてきたところで、さっそく「文字なし絵本」やごくやさしい絵本を画面共有をしながら一緒に読んでもらいました。絵を詳しくみたり、お話の行く末を想像したりする体験は、お子さんと一緒に絵本を楽しむ時の参考になったのではないでしょうか。

最後の質疑の時間には、「読み聞かせの継続、習慣化のコツは?」「読み聞かせの時も読み飛ばしていいか?」「途中、日本語をはさんでいいか?」「Oxford Reading Tree(ORT) 以外にオススメは?」「ORTにハマってどんどん上のレベルに上がっていくが、意味を聞かれることが増えた。このまま進んでいいか?」など、それぞれのお子さんの場合について、事前にいただいたものも含めたくさんの質問が出ました。

参加者の声(アンケートより抜粋)

  • (絵本の内容について)日本語で語りかけはするけど、日本語を意味を掴むためのkey にはしない、というのがわかりやすかったです。
  • なぜ多読がいいのかよくわかりました。
  • 明るくとてもわかりやすく、配慮の行き届いた講師の方で、大変勉強になりました!(中略)まず習ったことを娘たちと楽しくやってみたいです!
  • 読み聞かせをしていて、どうしたら良いかわからないことがあったのですが、解決できました。
  • 絵本を紹介していただけたのがとても参考になりました。

今後も年に数回は「親子多読案内」を開催する予定です。
また、6月からは、それぞれのお子さんに合った多読の進め方をいっしょに考える「親子多読講座」も開講予定です。
お子さんの英語でお悩みの方は、ぜひ、ご参加ください。

(事務局 katobushi)