4月24日に経験者向け英語多読講演会＆ワークショップが新宿区立四谷図書館主催で行われました。講師は、NPO多言語多読副理事長の繁村一義でした。
現在四谷図書館は耐震化工事で休館中のため、前回に引き続き、新宿区立中央図書館での開催でした。担当の滝口さんの報告です。
4月24日に繁村先生による初心者向け英語多読講演会＆ワークショップを開催しました。
今回参加してくださった方は大人の方11名、高校生の方と小さいお子さん、あわせて13名でした。「多読は英語を学ぶ方法ではなく、英語を楽しむための方法だ」と聞いて、最初はみなさん「どういうことだろう？」という表情でした。多読三原則やTadokuの読むこと以外の方法について説明を聞いて、「自分にとって負担にならないものを“楽しんで”やればいい」ということが腑に落ちた様子だったのが印象的でした。
ワークショップのOxford Reading Treeを読む体験では、絵を見ているつもりでも実は文字ばかりに注意がいってしまっていたことを実感されていたようです。メガネ探しを少しした後には、メガネ以外の「ある人」を発見する方もちらほら見受けられました。また、繁村先生の「読む本の範囲を広げるのは、レベル上げではなく、自分の好みのものを、慣れるためにいろいろ読めばいい」という言葉に深く頷いていらっしゃいました。質疑応答もたくさんあり、充実した講演会となりました。
講演後、中央図書館内の四谷多読コーナーに移動し、参加者の皆さんは、その場で繁村先生、見学に来て下さったNPO多言語多読の小川理事、図書館職員と相談しながら多読資料を選んで借りていかれました。いろいろな方法で、楽しく多読を続けていただけたらと思います。
以下、アンケートからの抜粋です。
・先生の自己紹介がとても共感でき、やる気がでました。頑張らず子どもと始めたいと思います
・“絵をしっかり見てから英文を読む”はとても新鮮な体験でした
・多読についてわかりやすく説明して下さったので、自分でもすぐはじめられそうです
・多読の楽しみ方が少し理解できました。分からない単語を読み飛ばすのは苦手ですが、ぜったい辞書をひかないで楽しみたいと思います。まずは易しい絵本からTry！
・多読をこれから楽しんでいきたいと思いました。四谷図書館に通いつめようと思いました【四谷図書館からのお知らせ】
新宿区立四谷図書館は建物の耐震化等の工事のため、休館しています。
休館期間：2021年12月14日（火）～2022年7月15日（金）
6月30日（木）までは臨時窓口（四谷区民センター8階）で予約資料の貸出・返却ができます。
また、四谷図書館の英語多読資料（絵本を含む）は新宿区立中央図書館2階の四谷コーナーに移動し、展示しています。（四谷図書館 滝口）