6月22日(火)「親子で多読!〜どうやって始める?どうやって続ける?」報告

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5月に続いて2度目となる「親子で多読!」のセッションを行いました。
講師は、荻野藍さん(正会員、noA’s English Club 主宰)、補助に藤原愛さん(準会員、多読講座担当)――ふたりの「あいさん」コンビで5名の親御さんをお迎えしました。

20210622 oyako

まず最初に、SNS等で見聞きする他のお子さんたちの英語習得の様子が、お母さんたちにプレッシャーや不安を与えている、という現状に、「大丈夫」と語りかけるところから始まりました。そして、読み聞かせから始めて「親子で楽しむ」ことが大事、と続き、楽しむための具体的な方法が紹介されました。

例えば、「多読三原則(辞書は引かない、わからないところは飛ばす、合わないと思ったら投げる)」は、親子多読の場合こんな風に…

①日本語訳をしない、②わからせようとしない、③強制しない

読み聞かせの最中に、いちいち単語の意味を確認したり、子供の気がのらないときに無理にやらせたりしていると、子供は嫌がって離れてしまいますね。とにかくがんばらず、マイペースに進めることが、気楽で楽しく、結果的に続けられ、身につく、と説明されました。

また、自転車に乗れたり泳げるようになるタイミングがお子さんそれぞれ違うように、英語の身につき方にもそれぞれのペースがあると、「待つ」ことの大切さも強調されました。

その他にも、Oxford Reading Tree シリーズの Big Feet を一緒に読みながら、読み聞かせの際の「声掛け」の様子や絵の楽しみ方を体験してもらったり、親子多読の実例紹介や体験談など、盛りだくさんの内容となりました。

参加者アンケートを紹介します。

  • 多読というものが私が考えている以上に楽に適当に行っていいものなんだとわかりました。そして、何歳からでも遅くはないと聞いて安心しました。
  • 多読は物語のストーリーを想像しながら読むことが大切、というお話が印象的でした。
  • 文字なし絵本「Window」「Belonging」を生徒さんがとても気に入っていると聞いた事、分からない単語は保留して答えないという事、(その子に)合わない本を読み続けないという事などが印象に残りました。
  • 対象が赤ちゃんから小学生くらいのお子さんでなくても参考になる内容でした。多読開始時に手にしたい絵本は、(年齢に関係なく)単語数の少ないものですよね。
  • つい勉強モードでやりたくなっちゃうけれど、もっと気楽に本を選んでいいのかな、思った。肩肘はらずに、楽しみながら取り組んでみたい。

親子多読案内/講座

「親子多読」に興味があるけれど、実際に何から始めていいかわからない、という方に向けて、オンラインの案内会と講座を開催予定です。ご参加、お待ちしております。

7/25(日)「親子多読案内」(無料)
https://tadoku.org/seminar/2021/07/07/12528

8/3より開講予定! 親子多読講座(全4回)
https://tadoku.org/seminar/2021/06/27/12312

(事務局 katobushi)