オンライン・英語多読講座だより(継続クラス 9/12~)

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9月12日にスタートしたオンライン英語多読講座「継続クラス」が11月28日に全6回の講座を終えました。この講座の皆さんは今年6月に「はじめてクラス」で多読を始められたので、約半年間、多読を体験されたことになります。

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「継続クラス」では、講座生の皆さんがお互いにそれぞれの「多読/Tadoku体験」を報告し合うことが講座の中心になりました。2週間ごとにご自分の多読を振り返って、言葉にすることで「多読ってこういうもの」「これもTadoku」という感覚がはっきりしていくように思われました。そして、一人の人の発言が、みなさんの心に響いて深まっていくのがグループでの多読の良さであり、仲間がいるから続けられるということが、皆さんのコメントからよくわかりました。

また、Oxford Reading Tree を読み進めながら(300冊読了された方が2名)、動画や他のTadoku素材の探求が進んでいき、皆さんがご自分で見つけてきた、たくさんの情報に刺激をいただきました。

「生まれて初めて映画を全部字幕なしで見た」
「海外の人のインスタグラムで紹介されていることを家でもやってみている。写真が中心なので意外と英語でも読める」
「何かを調べるときに英語でも抵抗がなくなってきていると気づいた」
「ゲーム(あつまれどうぶつの森)を英語版にしてみた」

など、半年前は英語が苦手で避けてきたという方や、リスニングは苦手なので読むだけできるようになればと話していらした方も含め、英語を実用的に使う場面が生活の中で普通になってきている、その変化をうれしくお聞きしました。

事後アンケートより(抜粋)

  • 1番変わったのは英語に対する自分自身の受け取り方だなと思います。以前はやはり、英語だと聞くと身構えてしまったり、「外国語」なので、必死に理解しようと頭の中で頑張って翻訳までしていました。最初は簡単な本ばっかり読んで本当に英語力も上がったりするの?と半信半疑でしたが(今思えばどこか焦っていましたね笑)、半年間続けてそのカチカチに固まった考え方が柔らかくなりました。今では肩の力も抜けて、以前と比べればとってもリラックスして、英語が楽しくなっています。
  • 仕事でたまに英文の資料で調べ物をするのですが、以前と比べて「ざっと見て目的の箇所がわかる」ようになった気がします!前は頭から一文ずつ読んでいかないと理解できなかったのですが、流し読み?というのが(本当にごくわずかですが)できるようになりました。リスニングも6ヶ月前と比べて聞こえるようになりました。
  • 以前は義務感で英語の勉強をしていましたが、今は習慣になり毎日英語多読をすることが自然とできるようになりました。

学校の教室と違って、NPOの多読講座に参加される方は、参加の動機も、英語学習歴も、年齢も、生活の中で多読に使える時間も、実にさまざまです。多読の進み方も違って当たり前ですが、お互いに楽しく情報交換し、支え合いながらそれぞれ成長されていきます。講座は多読実践者のコミュニティとなっていくわけです。

多読は何も特別なことはなく、誰でも気軽に始められ、始めてみれば普通に続けていけるものです。今回受講された皆さんのように、自立した実践者となるために、自分でTadokuを探求する力をつけていくことを目標に、来年も「はじめの一歩」をお手伝いするオンライン多読講座を開講する予定です。

2021年、はじめて多読をスタートされる方のご参加をお待ちしています。
詳細、お申し込みは こちら

(NPO多言語多読理事 小川)