2月2日(日)第50回「多読授業と読みもの作成」入門講座報告

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ついに50回目!2020年2月2日(日)、多読授業と読みもの作成入門講座が行われました。参加者は8名。日本語学校の先生、大学の先生、日本語教員養成課程の学生さんなどがいらっしゃいました。

講師はNPO多言語多読理事長、粟野が、実践報告を正会員作田が担当しました。

午前の部は、まず、粟野から多読の考え方と、授業のやり方の紹介です。どうして多読なのかを説明し、授業の様子を撮影したビデオ、学習者のインタビューなども見ていただきました。教えない授業で、学習者にどんなことが起こるのか、概略を知っていただきます。

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次いで、作田が大学で実施している多読授業について実践報告をした後、多読について質疑応答の時間となりました。実際に多読をやってみた先生もいらっしゃるので、「上級学習者への支援はどうするのか」「聞き読みから黙読への移行はあるか」など、授業についての具体的な質問が出て、議論が深まりました。

ひとまず、ここまでで、お昼休みです。

午後の部の始まりは、多読体験。学習者のつもりになって、字なし絵本、英語や韓国語のやさしい絵本などを読んでいただきました。聞き読みを試してみる方もいます。

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ブックトークもして、多読授業を簡単に体験すると同時に、多読に使う読みものについても、だいたいのイメージを掴んでいただきました。もちろん、日本語の多読用読みものもお見せします。

さて、多読体験が終わったら、今度は読みもの作成です。参加者のみなさんを2つに分け、グループごとに有名な童話のリライトに挑戦しました。一つのグループは「ウサギとカメ」、もう一つのグループは「キツネとカラス」です。

まずは、テキストを見て、構想を練ります。

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ページ割りを考えて、どんなイラストを入れるか相談します。

言葉は語彙表や文法表を見ながらできるだけ簡単にリライトします。これは日本語教師の得意分野です。とはいえ、うーん…と悩むみなさん。

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イラストは? レイアウトはどうする? 相談しながら、作業を進めます。今回は自分のパソコンで、得意のイラストの腕前を披露する人も。

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今回は初級の読みもののリライトで全力投入。完成した2作品をスクリーンに映して発表会をしました。お互いの作品にコメントをしたり、講師から講評を加えたり。実際に自分が作ってみることから、多読読みものについて、学習者にとって読みやすい日本語について、考える機会としていただきました。

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アンケートでは、「多読に使える市販本の情報が役に立った」「授業のやり方のイメージができた」などの感想をいただきました。また、「長く多読を続けた学習者の声をもっと聞きたい」などというご要望もありました。

学期末の忙しい時期にも関わらず、みなさん、ご参加くださってありがとうございました。読みもの作成に興味のある方は、これから実施する「読みもの作成ワークショップ」にも、ぜひ、ご参加ください。

(作田)

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