10月28日(日)、鶴ヶ島市立中央図書館で講演会「英語多読を始めよう」が開催されました。
埼玉県で初めての、酒井理事長による図書館多読講演会です。定員30名が、早々に満席になったそうです。
当日、多読について聞いたことがあった方は1名のみ。一方、辞書の愛用、NHK 講座の視聴、学習本を買う、英会話教室に通う、といった経験がある方がそれぞれ何人もいらして、理事長の話は大いに刺激的だったようです。
講演では皆さんが経験してきた「ごく普通、あたりまえ」だったはずの英語学習が次々に否定されていきましたが、参加者の皆さんの笑いが続く、なごやかな会となりました。
5分の休憩をはさんで、後半はORT（Oxford Reading Tree）で多読体験です。変なもの探しを熱心にしたり、音の話に入ったりしているうちに、すぐに時間がたち、まだ話が続きそうなところで(10分延長されましたが)終了となりました。
そのためか、アンケートの感想で圧倒的に多かったのが「2回目の講演をやってほしい」というものでした。次に「ORTを図書館に入れて欲しい」というご意見が続きました。
図書館での多読講演会では珍しいことなのですが、鶴ヶ島市立中央図書館には、ORTをはじめとする、いわゆる多読用図書の蔵書がまだありません。しかしペーパーバックのような大人用の英語の本はたくさんあるそうです。
参加者の方々からは、ORTの内容から図書館多読サークルでは何をするのか？まで、さまざまなご質問を講演会後にいただきました。
そして、アンケートには、「楽しかった」「ORTを図書館に置いてください」「多読が実践できる環境を整えてください」というみなさんの声がたくさん挙がっていました。
皆さんのご要望どおり、この図書館でも絵本からの英語多読を楽しめるようになるよう願っています。
(会員／小川)