夏の「にほんごの本を読む会」(7月22日、29日)報告

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毎週土曜日の午後3時半から、しんじゅく多文化共生プラザで「にほんごの本を読む会」を開いています。

夏休みに入った7月22日と29日は、いつもより早い2時から始め、4時までの2時間本を読んだり、読んだ本について話すブックトークをしたりしました。

22日は今までに参加したことがある人4人と初めての人6人の10人。日本に長くいる人もいましたが、日本に来て1か月も経っていない人もいました。

まず、絵を「読む」練習をしてもらいました。レベル0の短い話「キツネとカラス」の文字なし拡大版をみんなで見て、ストーリーの流れをつかんでから、キツネとカラスの気持ちを想像して言葉を考えました。文字がなくても絵だけでだいたいストーリーがわかることを体験してもらいました。その後で「キツネとカラス」の読み聞かせをしました。

初めての人には「レベル0から読んでください」と話して、スタート。

何度も参加している人は、読みたい本を手に取ってすぐに読み始めました。Mさんはレベル0、1、2の本をほとんど読みましたが、最近はCDの聴き読みが気に入っていて、今日は、もう一度「船」や「富士山」、「クリスマスプレゼント」などを聴き読みしました。

日本へ来たばかりでほとんど日本語がわからないSさんは、支援者と一緒に「やさいのおなか」「ねずみくんのチョッキ」「バナナじけん」などを読み、日本語の音と一緒に絵を楽しみました。

Sさんの隣に座ったLさんは、Sさんのことが気になる様子。支援者がSさんに読んでいる絵本を一緒に見てサポート。そして良さんシリーズの「交番はどこ?」をSさんに読み聞かせしました。

1時間半ほど読んでから、2つのグループに分かれてブックトークをしました。最後に、「わらしべ長者」や「招き猫」など、おすすめの1冊を持って、写真を撮りました。

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29日は6人参加。まず、良さんシリーズの「落とし物がいっぱい」で絵を「読む」練習をしました。前回参加した人ばかりだったので、「さいふ」「交番」「めがね」「届ける」など次々に言葉が出てきました。支援者の読み聞かせの後は、読みたい本を選んで読み始めました。みんなCDを聴きながら、本の世界へ入っていきました。

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怖い話が好きなJさんは8月下旬に帰国するので今日が最後です。一度読んだ「耳なし芳一」をCDを聴きながら読み、その後で「梅津忠兵衛の話」を読みました。日本の小説(やはり怖い話)を買って帰るそうです。

今日、ブックトークに選ばれた本は、「ハチの話」「風と太陽」「東京の電車」などでした。

「ハチの話」を選んだOさんは「渋谷駅のハチの像は見たことがあったけど、この話は知らなかった。今日読んでわかった」と言っていました。

 

◆「本を読む会」は、8月5日、12日、19日は休みです。夏休み後半は8月26日と9月2日で、2時から4時までです。多くの方の参加をお待ちしています。

(白石)