6月18日(日)第7回英語多読特別セミナー「英語絵本読み聞かせワークショップ」報告

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6/18(日)に「英語絵本読み聞かせワークショップ」を行いました。
多くの方に申込みいただき、キャンセル待ちが出るほど。
当日は可愛い赤ちゃんを含む18名の方が参加。講師は鈴木、山谷でお送りしました。
参加者の方は、ご家庭でご自分のお子さん、お孫さんに、教室や学校で生徒さんに読み聞かせをしている方などさまざまでした。

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簡単な自己紹介のあと、講師2人別々に絵本の読み聞かせをしました。絵本を読み聞かせてもらう楽しみを味わい、また読む時のヒントになればと思って行いました。

鈴木から、英語教室で実際に読み聞かせを続けて得たコツ、読み聞かせの目的の話と、教室で読み聞かせをしてもらう子どもたちの様子を撮影したビデオの紹介がありました。
読み聞かせは「好きな絵本をシェアする」「相手とのコミュニケーションであること」「知らないことばがあってもお話がわかるという体験をしてもらいたいこと」などが強調されました。

また、読み始めるときに、まず全員が絵を見ることができているかを確認することの大切さも話されました。読む時の速度、間の取り方、頁のめくり方のコツを伝え、これは後で実際にみなさんに練習し、発表してもらいました。

山谷からは「相手が英語がわからないかもしれないと不安になって、つい和訳してしまわないこと」「絵や文字を過度に指ささないこと(絵の場合、見つける楽しみを残しておく)」「表紙、見返し、裏表紙にも見るべきところがある」をお伝えしました。

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休憩後、ふたりひと組になって絵本を読む練習。絵をよく見てもらうこと、頁のめくり方などに注意して行ってもらいましたが、最初は緊張していた方も進むにつれて笑顔になっていきました。

次に3人グループになって、順に読み聞かせを行い、聞き手に「どこがよかったか」などの評価をしてもらいました。どの方も表情、声の表現豊かに、とても楽しそうに読み、聞いていました。

その後の質疑応答では「著者名、出版社名は読まなくても良いのか」「どのように本を選べば良いのか」などの質問がなされました。
著者名は読んでも読まなくても良いと山谷は考えますが、みなさんはどう思いますか?
選書については、少しだけお応えしましたが、できればまたこのような機会を設けて、いろいろな方とアイディアを交換できれば良いと思っています。

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お応えいただいたアンケートでは、提出された方すべてが「第二回を希望する」とのことで、大変有り難く思うと同時に、より充実した内容でお送りできればと思います。

当日の感想をフォーラムに投稿していただいています。ぜひ参考になさってください。→
【TADOKU特別セミナー】2017年6月18日(日)英語絵本「読み聞かせ」ワークショップ報告トピック
(※お約束した方でまだの方はぜひ投稿をお願い致します)

最後に、何人かの方から「自分はプロではないので…」というお話を聞きました。わたしたちは声優、俳優ではないので「万人に聞かせる」朗読を目指す必要はないと思います。ですが、「聞き手が楽しめるように」「工夫して読む」ことはプロでないひとも心がけたいことですよね。
わたしたちは、なるべく気軽に取り組めて、なおかつ目の前の自分の子どもや生徒が楽しめるような読み方を模索していけば良いのではないでしょうか。
相手が複数になると工夫はそれなりに必要になりますが、基本はコミュニケーションであり、「素敵だね」「おもしろいね」「楽しいね」の共有であると思っています。
そのことがよりよく伝わるようなワークショップを今後は考えていきたいと思います。

(山谷 麻由美)