7月12日(火) 第18回「ゼロからはじめる英語多読無料体験講座」報告

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7月12日(火)10時半より12時半まで、NPO多言語多読事務所にて夏の英語多読無料体験会を開催しました。今回は、平日の午前中という講座開催曜日・時間帯に合わせた企画でした。

講師は、英語多読講座の火曜午前・水曜午前担当の山谷麻由美講師。
参加者は女性3名でした。日本語教師の方で授業への多読の導入を模索されている方、多読は未経験だが、英語を話せるようになりたい、そしてお子さんと一緒にやりたいという方、既にお子さんとORT(Oxford Reading Tree)の本とCDを使って多読を始めていて、次の展開を考えていらっしゃる方でした。

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山谷講師から、ご自身の経験談がありました。表現したい感情がたっぷりあるのに、英語で一言も話せなかったこと、読めると思っていた専門書が読めなかったという悔しい経験があったこと、そして多読と出会ってわずか3ヶ月でその専門書が読めたこと、感情表現もどこで覚えたかは記憶に無いが、ごく自然に話せるようになったという、多読の効果の話がありました。

次に多読三原則の説明があり、「多読」が「tadoku」に進化して、観る(ドラマ、映画、アニメなど)聴く(CD, POD CAST, ラジオなど)にも重点が置かれていること、外国の若者が日本のアニメで、流暢な日本語をマスターしているという実体験が話されました。この部分は大変熱がこもっていて、3名の方も、講師の思い入れを感じられたようでした。これらの多読用の素材として、本だけではなく、電子書籍や、ネット上のサイトの紹介もありました。これらの素材を生かすには、多読の基本をしっかりと身に付けることが大切だと言う点を強調されました。また、参加者の方からも、スマホのアプリを使えば様々な素材を利用できるという紹介もあり、皆さん熱心にメモをされていました。きっと、今後活用されることでしょう。

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その後、ORTを使って実際に読む体験に進み、絵をしっかり見ることの大切さを説明されました。隠しアイテム捜しになると、参加の皆さんも表情を変えて絵に見入っていました。続いてFrog and Toadシリーズの本をCDを聞きながら読む体験をしていただきました。

講座受講生の体験談の後、講座の紹介、質疑応答で、今回の体験会は終了しました。参加の皆様から様々な質問が出ました。

  • 読むだけで話せるようになりますか?
  • 毎日やる必要がありますか?
  • 1週間にどの位読む必要がありますか?
  • 同じ本を繰り返して読んでも良いですか?
  • 次のレベルに移る判断基準は何ですか?
  • 自分の住んでいるところの近くに多読を教えているクラスはありますか?

など、活発に質問が出されました。
これまでの体験会などでも近くにクラスが無いかと言う質問がありました。どこにいても、多読が始められるようにしたいものです。

また、お母さんとお子さんが一緒に多読を楽しむことができたら、本当にすばらしいことだと思いました。そして、英語の広い世界に飛び出して、楽しいことをたくさん見つけてください。

さあ、一緒に多読を始めましょう。
(会員/吉江金三郎)