12月16日(水)大東文化大学で英語多読講演会(図書室紹介も!)

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先日の実践女子大での多読講演会に続き、12月16日(水)に大東文化大学でも酒井理事長の多読講演会を行いました。そして今日の講演会も、前回同様、日本語学科に席を置く田口悦男先生からのお声がけで実現しました。田口先生とは、アメリカで日本語を学ぶ大学生への授業のためににほんご多読ブックスを購入してくださったことがご縁となっています。

時間になると教室には60名近い生徒さんが集まりました。今日のみなさんはどんな風に多読を感じてくれるでしょうか。

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講演の内容については実践女子大のときと同様に、オーディエンス・アナリシスから始まり、多読の生い立ちを紹介しながら、実践方法や、多読から見えてくるもの、読むだけでないその先への話をしました。

そして Oxford Reading Tree を実際に読んでもらったときは、やはり「何か落ちていませんか?」のくだりから一気に盛り上がりました。こういったネイティブの子ども向けの本では、学校では習わない言葉や使い方などにも触れることができ、場面や物語から言葉の世界を感じることの大切さを実感してもらえたと思います。

質疑応答では、英語科の外国人の先生より質問がありました。
いわく、「辞書を引かないというのは、辞書を使わなくてよい本を手にとっていくことですよね」「その通り!」、そして「授業の成績をつけないと言っていたが、読んだ冊数などで評価しないのはなぜか?」に対しては、「評価のために読む、という形になってしまう恐れがあるから」「なるほど」などやりとりがありました。短い講演時間でしたが、支援する先生にも、本来の多読あり方について伝えられたのではないかと思います。

最後に大東文化大学の図書室をご紹介します。

英語科の先生と図書館司書さんによる「多読ライブラリー」があります。この棚は両面になっており、学校独自のラベルシールで色分けされています。この棚には Graded Readers が中心になっています。(この裏にはOxford Reading Tree シリーズもありました)

そして、注目すべきはこちらの棚です!

多読ライブラリーとは別の棚になりますが、いわゆる英語圏の子どもたちが読む、多読にむいた絵本がたくさんありました。

当NPOの英語多読講座でも人気の本がたくさん!
このように多くの多読図書があることが分かり、これは学生だけでなく、在住、在勤の方も読むことができるようです(貸出不可)。ぜひお近くの方は足を運んではいかがでしょうか。

大東文化大学 図書館利用方法(大東文化大学ホームページより)
http://www.daito.ac.jp/research/library/information/guide.html

もちろん、講演を聴いてくれた学生のみなさんも、この棚をぜひ楽しんでくださいね!

(大賀)