秋の支援者養成講座(8/30、9/6開催)の報告

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大変遅くなりましたが、秋の支援者養成講座の報告です。
次回は来年3月下旬の予定になります。参加を考えているみなさまは、ぜひ参考にしてください。

8月30日(日) 初心者向け支援者養成講座

午前中は簡単に講師、参加者それぞれの自己紹介からを行いました。

初心者向けということもあり、まずは多読についての説明です。絵を見る、物語に入ること、英語を英語のまま感じることの大切さをお話ししました。読み聞かせや、互いでのブックトークも欠かせません。
またあわせて、ことばはシステム(文法)ありきではなく、状況あってのことだということ。第2言語でもこのメカニズムは変わらないというお話しもありました。

午後は図書の紹介や、無料で活用できるウェブサイトの紹介を中心に、それそれの質問にお答えしながらの時間になりました。

9月6日(日) 経験者向け支援者養成講座

初めに講師の伊藤先生より、一般にExtensive Readingと言われているものと酒井先生の提唱してこられた「多読」との違いや、基本単語をあらかじめ教える、また単語は学習者の第一言語でシンプルな訳を覚えさせればよいという最近の流れは、どうして「多読」にはそぐわないやり方・考え方になるのかお話ししました。

その後、自己紹介および課題や質問を順番にお話ししていただき、そのつど、コメントや意見交換、情報紹介を行いました。それぞれの現場における具体的な授業展開について話す時間が、一番長かったです。

昼休みは、食べるのもそこそこに、多読に関するもろもろ雑談です。この時間もまた情報交換となり、欠かせない時間になっています。

午後は、渋谷教育学園渋谷の先生より、国際図書館学会の話とビブリオバトルの様子を紹介していただきました。学会自体の画像の他に、オランダのマースフィールドにある「世界で一番美しい書店」で撮った写真などもあり、楽しく見せていただきました。

その後、今回、初めての企画となる、各自が持ち寄った本の紹介に入りました。これはかなり盛り上がりました。アンケートにもそのようなコメントが多かったです。そして終了時間が過ぎても話しは尽きず、少々時間を延長し、全て終了となりました。

次回は来年3月下旬予定しています。支援している人たちの輪を広げましょう。
繰り返しになりますが、みなさまの参加をお待ちしています。

(講師・伊藤/事務局・大賀)