2月20日 金曜多読講座(英語)の報告!

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このところ木曜講座は Bite-Size Book Talk に凝っていて、
金曜講座の方は YouTube風あるいはCD風読み聞かせに凝っていたのでした。

それがきのうからは木曜日でも読み聞かせに力を入れ、
逆に、きょうは金曜日がBite-Size Book Talk に力を入れ始めました・・・

とはいうものの、金曜日の人たちはまだ Bite-Size Book Talk に慣れていなくて、
ちょっととまどい気味です。でもまもなく慣れるでしょう。そして bite-size で
話したり、書いたりすると英語が出てきやすいと実感してくれるのではないかと
期待しています。

で、きょうの話題は依然として YouTube風読み聞かせ です。
Yさんがまた見事な Read-Aloud を披露してくれました。
素材は最近いくつかの講座で評判の高い Goodnight Moon です。
この朗読をYさんは静かに、穏やかに、気持ちのよいリズムと澄んだ音で
再現してくれました。(声も音も聞きやすかった!)

聞いていたみなさんの感想では S や SH の音がきれいだったとのこと。
実際Yさんもとても気を遣って、S や SH の音がきれいに響くように声にしていたと、
わたしには思えました。

そこで、わたしは「話す・書く」の指針を思い出したのでした。
それは「借りる・盗む・真似する」です。名作絵本の朗読を「借りる・盗む・真似する」のでも
ないかぎり、きょうのYさんほど一つ一つの音の「意味」や「役割」に気を遣って再現しようと
することはなかっただろうと、わたしは思います。

逆に言えば、名作絵本にはそこまでさせる力があるということですね。
この本はいい、心に沁みる、となれば、なんとかしてそれを再現して、聞いている人に
自分が感じたと同じように感じてほしい・・・その気持ちがあるから、ことばや絵や音の
役割に敏感になるのでしょう。十分敏感になれば、いわゆる「ネイティブ」の朗読を再現
できるし、時には再現を超えることもあるに違いありません。

きのうのFjさんのRead/Aloudと同じですね。絵本の可能性、奥行き、深さを表現すること。
なんと講座はそこまで来てしまった。この先はあるのだろうか?

もう一つ、Kさんがメモなしで book Talk をして、みなさんに A Greyhound of a Girl の
おもしろさをうまく伝えました。わたしはKさんはもう「英語が話せない」と言ってはいけないと
禁止命令を出したのでした。Kさんの音も、英文も、これまでの蓄積がうまく出てきている
ように思えました。