2月火・水 多読講座(英語)の報告

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みなさん、こんにちは。多読の調子はいかがですか?
2月は逃げると言いますが、気がつけばもう半ば過ぎ。早いですね。

多読では「やさしい絵本から始める」のは、どなたも一緒ですがそこから先の展開はほんとうにひとそれぞれです。

多読の良いところは、「楽しい」「ラク」であること。
困ったところは、実践している本人がなかなか「進歩」や「変化」を実感できない場合があるということです。

そんな時に、いろいろな方向を示したり、変化を指摘したりといったサポートをするのが支援者の役目ですが、それ以上に「仲間」の存在が大きく良い方向に影響することは多々あります。

自分だけでは手に取ったり、読んだりしないような本も、仲間に勧められたり、読み聞かせで内容を知ってよみたい気持ちが起きたりします。そうして、楽しんでいるうちにいろいろな変化が起きてくるのです。

実はほんとうに素晴らしいできごとがありました。
ずっと「英語は苦手」と言っていた受講生のIさんが「間違えたら直して下さいね」と前置きしてから、前の週に娘さんとお出かけしたことを英語で語ってくれたのです。こちらから特に「英語で話してください」などとお願いしたわけではありません。たぶん、Iさん自身が「話したい」と思って、そうしてくださったのだと思います。突然のことに驚きながら、本当にうれしく思いました。しかもI さんの話すことはちゃんと英語の文章になっていました。

さらにうれしいことに、同じように英語に苦手意識を持っているWさんが、「では、わたしも」と言って、ご家族のお話を一生懸命にしてくださったのです。考えながらとつとつと語られるその内容は、きちんと伝わってきました。

また、絵本の世界は楽しんでいるけれど、自分が使うということには何か抵抗のようなものを持っていらしたと思えるKさんが今年になって初めて英語で文章を書いてくださいました。

読み聞かせに「デビューです」と言って初めて挑戦してくださった方もいらっしゃいます。

「伝えたい」「わかりたい」という気持ちがあり、そこに同じ仲間がいることで一歩を踏み出す勇気がわいてくるのだと思います。

いま、おひとりで多読を実践していらっしゃる方もぜひいろいろな機会を利用して仲間と出会ってみてください。きっと、何か新しい発見があることと思います。
その意味で来月の「多読祭り」はよいチャンスかもしれませんね!

では、どちらさまも Happy Reading!!

(山谷 麻由美)