7月7日(月)韓国語多読の会報告

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すっかり報告が遅くなってしまいましたが、7月7日(月)七夕の夜、8回目の韓国語多読の会が開催されました。

参加者は8名 (そのうち、初めての方が3名)。それと、中高一貫校で国語を教えていらっしゃる先生が多読に興味を持って見学に来てくださいました。

今回も、まず初めに多読の4つのルールを確認してから、各自好きな本を読む時間をとりました。

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それぞれのペースで絵本を読み進めていきます。中には、読んだ本を記録するシートがもう4枚目に入った方も(1シート10冊)。決してスピードや冊数を競っているわけではありませんが、「たくさん読む」、つまり生きた韓国語をたくさん体に取り込むことが多読の大きな目標です。

4つのルールのひとつ目は「やさしい本から読む」というものですが、韓国語多読の会でおすすめしている一番やさしい絵本とはこうようなものです。

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文字は1ページに1行程度しかありません。絵だけのページもあります。「こんなの簡単すぎる」と思うかもしれませんが、小さい子どもに向けられたやさしい言葉の中には、上級者であっても初めて聞くような韓国語らしい表現がたくさん出てきます。

このレベルの絵本は、新宿区の大久保図書館でもいくつか借りることができます。

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しばらく一人で読んだ後は、「朗読の時間」。というのも、今回とても嬉しいことに横浜で韓国語を教えていらっしゃるネイティブの韓国語の先生がご参加くださっていたのです。

突然のお願いでしたが、こころよく絵本の読み聞かせを引き受けてくださいました。生の朗読を聞く機会に恵まれて、参加者のみなさんも、そして私も大喜び!

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一冊目に読んでいただいたのは、「귀여워 귀여워」

お母さんが子どもに向かって、「泣いていても、笑っていても、怒っていても、何をしていてもおまえがかわいい。それはお母さんがおまえのお母さんだから」と、愛情を込めて語りかけている絵本です。

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先生の朗読の声がとてもやさしくて、じーんと感動しました。読み終わって先生がぽろっとおっしゃった「お母さんの愛は変わらないけど、子どもが変わるんですよ。」という一言には笑ってしまいました。

続いて、ちょうど七夕の夜の開催だったので、韓国の七夕のお話「견우와 직녀」を読んでいただきました。

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日本とは少し展開の違う七夕の物語にみな興味深々。この絵本では、離れ離れの二人のためにカササギとカラスが体を寄せ合って橋を作ってあげることになっていましたが、先生が子どもの頃に聞いたお話にはカササギは出てこなかったそうです。

美しい朗読を聞くことができて、本当にすてきな七夕になりました。

残りの時間は、「自分たちも声に出して絵本を読んでみよう」ということで、お近くの人と好きな絵本を音読する時間にしました。いつもの通り、絵本を囲んでにこにこわいわい、楽しい時間です。

そして、今回は夢のようなサプライズが・・・

いつも「韓国語多読の会」を応援してくださっている韓国留学の「aah! education」さんから、絵本の贈り物をいただいたのです。しかも、本好きの社長さん(竹内一郎さん)が直々に選んでくださったという選りすぐりの絵本たち。今まで多読の会でご紹介していた絵本とはまた一味違った味わい深い作品ばかりです。

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参加者の方々からも、「これはおもしろい」という声が続々。先生に朗読していただいた「귀여워 귀여워」も、実はいただいた本の中の一冊でした。

会を支えてくださるたくさんの方々、そして明るく楽しい参加者のみなさん、항상 고맙습니다!
次回は7月24日(木)19:00~21:00です。ご参加お待ちしております!

(渡辺)