あけましておめでとうございます。
今年も多読講座の様子をお知らせしていきます。
よろしくお願いします!
年の瀬のリニューアルで少し広々とした事務所で、
新年最初の講座が開かれました。
(ボランティアのみなさん、ありがとうございました!)
いつものように講座開始30分前に事務所に着いて、まずびっくり!
なんともう6、7人の人が来ていた・・・
そして10時20分からNさんによる「脱学校英語発音講座」が5分間。
そもそもこれがすごいでしょ。まあ、びっくりです。
で、講座がはじまって最初にさかいから新年の決意を伝えました。
いわく 「スロー・ダウン!」
昨年は怒濤の1年間でした。受講生のみなさんがあまりにすばらしいので、
わたしも興奮して突っ走りました。
それで大変な研究成果がありましたが、
社会人受講生の伸びのすばらしさも分かったし、
どんどん自分のやりたいことを見つけて伸びていく闊達さも分かったので、
今年はじっくり落ち着いてそれぞれの伸びを見守るようにします。
開講当初からの受講生はみなさんすっかり自立していて
「やりたいことをやればいいのだ、
さかいさんには必要と持った時に助言を求めればいい」
と考えているようです。(もちろんその通りです。わたしはできるだけ
大声や興奮でみなさんの邪魔をしないようにします。)
きょうの展開はまさにその方向に進んだのでした・・・
メニューはいつもの通り。
東と西のテーブルは聞き読みシャドーイングから始まって、
わたしは一人一人のそばに行って「そのまま」とか、「もうちょっと
早い素材を」とか、「これは気に入った、これをシャドーイングしたいという
素材を見つけましょう」などと助言。
両テーブルとも30分を経過した所で 絵本の読み聞かせと book talk へ。
和気藹々と、しかし中身の濃い時間になった様子でした。
「様子」と書いたのは、わたしはその間南のテーブルで、読書相談をしていたのです。
南のテーブルは講座に参加してまだ2ヶ月にはならない人たちで、
絵を見るのに慣れた人は絵+音へ、さらに絵+音+文字へと、
それぞれに進み具合、普段の忙しさなどを勘案して次週への課題を提案しました。
TOEIC750点の人や、もう100万語読んだ人もいて、
そろそろオレンジ・ラベルに入りかけていますが、
ピンクと赤の絵本はまだまだ毎週10冊ずつ持って帰ります。
これは飽きるまで、あるいは全冊読み終わるまで、続けてもらいます!
最後の25分はみんなスクリーンの方に向いて、Look and Ask。
きょうは多読的ライティングから立派なプレゼンテーションへ飛躍してしまった(!)
Mさんのヨーロッパ旅行シリーズ第1回。
そこでまたすばらしいことが・・・
Nさんがファシリテーター(仕切り役?)を買って出たのです!
わたしはみなさんのやりとりをただニコニコと見ていればよかった!!
これはもう限りなく理想に近いクラスです。
Nさんのinitiative(率先?)を参考に急遽、わたしはもうファシリテーターを
しないことにして、次の発表者Yさんの時にはUさんが、
その次の発表者の時はSさんにファシリテーターをお願いすることにしました。
で、Nさんのファシリテーターでヨーロッパ旅行のスライドを見せてくれたMさんの
発表がまたすばらしかった。
1週間かけたそうですが、何百枚もの写真の中から、
みんなが質問しやすいスライドを選び、ご自分の写真で満足できない時は
もっといい写真をどこからか持って来てスライドにしてありました。
その上みんなから質問が出なかったら、Mさんの方からみなさんにする質問を
用意してあった! すごいですね、すごいですね・・・
これはもう今年もどこまで翔るかわからないぞ!
でもわたしは スロー・ダウン!
追伸
いずれ聞き読みシャドーイングの感想も受講生同士で言い合ってもらおうかと
考えています。読み聞かせやブックトークはわたしが引っ張らなくても
みなさんそれぞれのinteractionでよい方向に行こうとしているのだから、
シャドーイングだって、同じようになるのではないか?