11月15日金曜多読講座の報告です!

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今回はほかの予定を短くして、特製の催しを1時間・・・と思っていましたが、
みなさんの読み聞かせ、book トークが盛り上がって、わたしは「はい、そこまで!」が
言い出せず、残り45分になり、30分になったところでやっとプロジェクターを持ち出し、
スクリーンをセットして・・・ いわばアメリカの小学校でやる Show and Tell!

材料はわたしが1ヶ月前に旅行した南ドイツの写真!
これが好評でOEさんは「せんせー、ひさびさのヒット!」と褒めてくれました。
で、どういうことをやったかというと・・・ 長くなります。

前々回にみなさんに「質問表」というものを作ってもらったのですが、
それをわたしが整理し始めたものの、すぐに具合の悪さに気がつき、
いろいろ考えたあげく、質問表を作るだけでなく、質問に対する答もわたしが
勝手に状況を考えて付け加えました。かなり長いQ&A表になったのですが、
それでもどうもしっくり来ない。どうも「お勉強の」の雰囲気がある。

そこでもう一息考えて、実際の状況の中で出てきた質問と答をみんなで
共有すればいいのではないか!と思いついて、南ドイツ旅行の写真を
利用することにしました。

(それというのも、旅行から帰って、みなさんから、旅行の様子を知りたいという
声が上がったのに、わたしは「英語の時間」が少なくなると思って、
一切旅行の話はしないでいたのです。でも、それはやっぱりお勉強の姿勢
だった・・・)

わたしのもくろみはプロジェクターに旅行の写真を映し出して、
それを見ながら受講生のみなさんから質問を受ける、そしてわたしが答えることでした。

このもくろみがうまくいったら、きちんと書きますが、これは book talk から
small talk へ発展するための一つの刺激です。

受講生全員で12人だったかな? スクリーン上の写真を見ながら、
順番にわたしに質問してもらいました。 いろいろな質問が出て、
わたしがとても簡単な英語で答えて・・・ 最初の1枚でなんと全員が一つずつ
質問してくれました。

(日本語の質問でもいいです、日本語でも英語でも質問が浮かばなかったら、
前にだれかが質問したことを繰り返してもいいです、と言ってありましたが、
一つも重ならなかった!)

詳しいことは「多読的スピーキング階梯(かいてい)」としてきちんと書きますが、
この試みについて、今はもう一つだけ書いておきます。

それはいちばん大きな目的はAさんとYさんにできるだけやさしい基本的な
言葉を使って英語を話してほしいということです。たとえば今回の写真では
わたしが防寒のジャケットを着ていたので、OKさんが「何度ですか?」と
日本語で聞きました。

わたしは日本語で出た質問はすべてAさんとYさんに「振る」ことにしていました。
Aさんはすかさず What degree… climate temperature という言葉を
並べました。それはわたしが考える「多読的スピーキング」ではないわけですね。
とにかくむずかしいことばを使わないでなんでも話せるようになりたい!という
ことです。

おっと、あとできちんと書くことに入りかけています。先に話を進めましょう。

Yさんはその時 Was it cold? を提案したのですが、まさにそれがわたしの
考える多読的スピーキングです。英語を勉強しすぎた人たちには、ぜひ
基本的な言葉を使ってなんでも表現できるように、これから道をつけていこうと
考えています。どうなるか、楽しみです!

今回の話題はあと二つ。一つは11月10日の「絵本読み聞かせ会」に参加した
Yさんが book talk に英文メモを復活させました。水曜日の受講生の迫力に、
刺激を受けたのだそうです。週1回と月2回の違いがあるでしょうし、金曜日の
みなさんは全員仕事を持っているので、時間がないという違いもありますが、
いずれにせよ、交流はよいことだなと、再確認。

もう’一つは今年T大に入ったSさんが講座の終わりに現れて、Kさんから
インターネット大学のことを詳しく聞いていました。Kさんのことばで、
わたしがいちばん心に残ったのは

「受講すると、あ、この先生はこの話題が好きなんだなってすぐわかる。
ぼくより好きなんだと思うと、一生懸命聞きたくなる」

という言葉でした。そういうところから「講義」を評価するのはすばらしいと思う。
SさんがT大の授業に嫌気がさしたのはまさにKさんの評価するような授業が
なかったからのようです。

では、来週の水曜日まで・・・!