脳内音読について メモ

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わたしは本を読むのがとても遅いわけです。日本語でも。それは昔からの悩みで、高校のころから速読術なんていう本を読んでました。
(高校以来の友人で村の絵師の I は速いんです、これが。)

いまは速読術には興味がありませんが、今のまま細部まで味わう読書をもっと
速くすることができたらもっとたくさん読書ができて、これぞという本に出会う
可能性も高くなると、ずっと思っています。それで、つい最近考えること・・・

きっかけは Thomas Piketty さんの本です。あの本をaudibleでダウンロードして
iPhone で聞いたのですが、1.5倍速で再生したので、1週間くらいで気持ちよく
聞き終わりました。

やった! と思いましたね。普通の小説は2倍速で十分楽しめるので、
これからは歩きながらいっぱい聞くぞ、と喜んだわけです。
(最近歩きながらよく聞くのは Bluetooth のイヤホンにしたのでコードの
取り回しが楽になったから)

でも考えてみると、2倍速で楽しめるということは、黙読だって2倍は楽に
行けるはずではないか? そうすると300wpmは楽に越えるはずだぞ?
どうしてそれができないのか?

前はできない理由ははっきりしていました。わたしは多読をしていなかったからです。
いちいち単語のおもしろい使い方はないかとか、文法的にめずらしい使い方は
ないかとか、いろいろ気にしながら読んでいました。でも、ここ2年くらい、ついに
わたしもみなさんの仲間入りを果たして、文法や語のことは考えずに楽しむように
なったのです。そうすると、なぜ遅い? ということをもう一回考え直すことに・・・

で、いま犯人と想定出来るのは 脳内音読 です。これが遅くて、一語一語
きっちり読んでいるからその速度を越えられないのではないかというわけです。

脳内音読をシャットアウトして、目だけで読める境地は昔からの夢で、
涙ぐましいほどいろいろな試みをしてきました。それでもダメだったのだから、
シャットアウトはあきらめるとして、脳内音読の速度を上げることはできないものか?しばらくはその方向でいろいろ試してみようと思います。

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