流されないために・・・ 文科省の「人材」について

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世の中どんどん金儲けの方へ流されております。

昨年12月13日に報道向けに発表された文科省の正式文書に
多読 の二文字が初めて入ったことはすでに書きました。

その後朝日新聞で「新しい教育」に関する特集が始まりました。
その第一回の記事には 「人材」 ということばが頻出します。

すでに何度も書きましたが、「人材」 は 「人間材料」 という意味でしょう。
文科省は教育を 経済的繁栄 の 材料を作るものとしか考えていないのです。
上の文書には人材ということばが頻出します。

そしてジャーナリズムの一端を担うはずの朝日新聞まで流されて、
「人材」ということばをそのまま使っている・・・ ああ、なんてこった!

(いや、それはわかっていたことです。
わたしが朝日新聞を紙で購読しているのは「ののちゃん」が読みたいからに
ほかなりません。いしいひさいちさんは暗夜の荒海を漕ぐわたしにとって灯台です。)

新年早々暗い話ですが、NPO多言語多読のフォーラムやブログに集う人もまた
わたしにとっては灯台です。なんとかかんとか闇の正体に灯台の光を当てて、
一つ一つ消していきましょう。いや、消えるものではないとしても、
衝突して沈没しないように、灯台を頼りに迂回航路を見つけていきましょう。

そういうわけでわたしにとっては、新年はみなさんとともに「明ける」のです。
今年もよろしくお願いします。

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