報告! 12月14日(土)、15日(日)英語多読講演会&シャドーイング講習会in 富山

toyama-2

フォーラムのジェミニさん、さざえちゃん、プリンさん、それに富山英語クラブのみなさんが
企画してくださった英語多読講演会&シャドーイング講習会in 富山が開かれて、
さかいが参加してきました。その報告を・・・

toyama-2

土曜の昼から日曜のランチオフまで二日間にわたって、非常に充実した時間でした。
土曜日は多読が多聴・多話・多観・多書へと広がってきた様子を
「学ぶから使うへ」と題してお話ししました。読むだけから始まった多読は、
今の最前線はインターネット大学! その最先端を行くプリンさんが
参加してくれたので、語ってもらいました。

(はじめて多読ということばを聞く人もいました。そういう人たちには何のことか、
わからなかったかもしれませんね。)

2時から始まって5時まで、時間はたっぷりあるように見えましたが、
何しろこの11年半の多読の展開を一気に語ろうと言うのですから、
足りるはずがありません。いつものようにあっちへこっちへとふらふらしながら、
それでも最近はパワーポイントでメモを作るので、ある程度の筋は
保てるようになったような気がします。(あくまで自社比)
さいわいみなさん喜んでくださったようでした。(あくまで勝手な評価)
将来富山で多読がもっとやりやすくなる、そういう芽が出るといいと願っています。

で、駆け足で11年半を辿ったあと、オフ会に移りました。
十何人だったかな、話に花が咲いて、二次会へ・・・
またまた盛り上がって英語のこと、英語「学習」のこと、多読のこと、
いっぱい語り合いました。

それにしても富山英語クラブのみなさんはすごい・・・
「TOEICや英検は一生懸命にならない方がいい」や、
「climb は「どっこいしょ」っていう感じ」、「一対一対応はいかんな」
といった高度な発言が飛び交っていました。それでわたしは
「あしたのシャドーイング講習会は思いっきり行くぞ」と思ったのでした。

toyama-3

で、日曜日は前日にやり残したこと、つまり絵本の絵だけを見てその世界に
入っていくワークショップからはじまりました。みなさん例によって、一瞬で
子どもに戻ってあれこれ探して楽しんでくれました。

で、それからシャドーイングの話へ・・・

まず、日本語と英語の音に同じ音はひとつもないことを確かめるために
みんなで「ティッシュ・ペーパー・テスト」、
それから音と音の繋がり方も根本的に違うことを例の「マクドナルドの
法則」で説明しました。どれもわたしの何十年という観察と思索の成果です。
(うう・・・ こう表現するとかっこいい!)
そこから一気に、だからシャドーイングへ、と強引に持って行きました。
何しろ、NPO多言語多読の講座半年分を2時間で通過したいかったので。

そして最後は希望の人にシャドーイングを聞かせてもらって、今の様子を分析して、
これからどうしていくといいかを助言しました。ちょっと思いっきり言い過ぎたかな?
でも、機会が少ないことだし、正面からぶつかってみました。

みなさん、びっくりしたかもしれません。目から鱗どころじゃない、宇宙で
無重力になったような浮遊感? ま、師走の週末、3D映画を見たような
「異世界」を味わっていただけたかもしれません。

心残りの第一は、ジェミニさんに「図書館・書店情報」のサイトや多読図書の
入手情報を説明してもらえなかったこと。第二は、多読的スピーキングの
導入をやりたかったのに、すっかり忘れたこと・・・ 嗚呼!
ジェミニさんとプリンさんとさざえちゃんとはSkype英語おしゃべり会を
3年間やって、長足の進歩を遂げたのに・・・ 嗚呼!!
でも、次回が比較的近いうちにあることを祈って・・・

最後にもう一度、富山のみなさん、遠くから参加してくださったみなさん、
ありがとうございました。特にジェミニさんと富山英語クラブのみなさんには、
特別なご苦労をかけました。これからもよろしくお願いします。

NPO多言語多読としては富山の例を手本にして、日本中のみなさんが
多読講演会・シャドーイング・ワークショップを企画してくださることを
楽しみにしています。

12月15日読みもの作成会忘年会に小団治さん来る!

Exif_JPEG_PICTURE

毎月第3日曜日は、日本語多読用の読みものを作る定例会が開かれます。今日は、今年最後ということで、忘年会を兼ねた集まりにし、日頃、ボランティアで遠くから来てくださる本当にありがたいメンバーのみなさんにささやかなお昼を用意しました。

Exif_JPEG_PICTUREみなさんからのお菓子の差し入れをいただきながら、介護、お嫁さんの悪口?、好みの男性のタイプ?とリーダーMさんの誘導により、午後のひととき、賑やかにおしゃべりが繰り広げられたのでした。
と、途中、意外なお客様が・・・。
メンバーのUさんのお知り合い(なんと彼女は大学で落研に入っていた!)の柳家小団治さんが、我らがNPOの活動を覗きにいらっしゃいました。

Exif_JPEG_PICTURE

Uさんが、私たちの作った読みもの「落語」の朗読をしてくださる方を探していると小団治さんに相談したところ、御大自ら話を聞きに来てくださったというわけです。昭和19年生まれ、剣道七段。普通にお話しされる声が素敵に通ること!声を鍛えるってこういうことなんですね。聞き惚れました。しばらく、落語界のことをお話しくださったり、私たちの活動について耳を傾けてくださり、しまいには、私たちの「落語」をボランティアで読んでくださることに!! もう、何と言ったらよいか。この、ありがたき幸せ、大切にしなければ。来年も、みなさんと力を合わせて、いい作品づくりをしていきます。どうぞよろしく!

(粟野)

12月11日 水曜多読講座の報告です!

11月20日の報告で、英語らしさの獲得に二つの道を考えていることを書きました。

(11月20日の報告に書いたように、学校英語の音を洗い流すために
二つの道を提案したのでした。
一つは聞き読みシャドーイングで落ちる音を意識する、理屈から入る道
二つは劇薬シャドーイングでもごもごから出発する、感性から入る道)

きょうはそれでとてもよいことがあったのでその報告から・・・

受講生はみんなすごいです。なんというか、こちらが方向だけ示すと、すすっと
そっちへ歩み出して、ささっと先へ行ってしまう。
しかもその歩みを受講生同士で気軽に伝え合うので、伝播が早い。
わたしがいちいち細かく指摘して、それに「従う」より、はるかに説得力がある!

一人はNさんでした。
「(学校英語の癖そのままの)IT IS RAININGU. はおかしいとわかりました。
マクドナルドの法則のように it is RAinin . という風に落ちる音を意識したら、
読み聞かせも楽になりました。」
と言って、
「学校英語の癖をどこかで捨てなきゃいけないと思いました」と。

でもそこからがすごい。、
「けれども(学校英語の癖のある人は)プライドがあるから、捨てなさいと言うときに
気をつけなければいけない。だからわたし自身の体験として、ほかの人に
伝えたい」

なんていうんだろう。受講生のみなさんは、「自分で道を見つける。見つけたら
ほかの人に伝える」ということを当然と思っているんですね。

もう一人のEさんは受講し始めて数週間ですが、Uさんの絵本朗読と book talk を
聞いて、朗読の方が英語らしい、book talk はカタカナ英語になっていると
感想を言ったそうです。

実際わたしも常々そう思っていたのですが、なかなかそれを言い出せずにいました。
受講生同士では気軽に言い出せて、聞く方も(せんせーに言われるのではないし)
気楽に受け止めるように場が出来ているのですね。

今まで多読授業では 「先生が作る場」 しかわたしの頭にはなかったのですが、
それよりはるかに大切な 「生徒が作る場」 があるのだと、きょう、発見したのでした。

うーん、これは大きい・・・

ま、生徒同士が作る場についてはこれからも楽しみにしてください!

small talk に至る Look and Ask は今回からNさんのオランダ旅行のスライドを
見ながらということになりました。質問がどんどん出て、日本語の質問はUさんが
英語にして、 big words はことごとく small words に直して、着々と
英作文スピーキングから多読的スピーキングへの道を歩んでいます。
来週もNさんが中心です。

最後に、講座が終わって昼ご飯の席で、Yさんの爆弾発言が・・・

Uさんは英語をどんどんしゃべります。かなりむずかしい時事問題なども、
英語の先生だった蓄積を活かして big words をどんどん使いながら話します。
そのUさんに先々週、(ほぼゼロから出発した、けれども今はどんどん使えることばで
しゃべれる)Yさんが「Uさんは英語がどんな風に出てくるのですか?」と尋ねたそうです。

その趣旨は、Yさん自身は英語が勝手に浮かんできて、それを口から出すそうですが、
どんどんむずかしいことばが出てくるUさんもそうなのか、知りたかったのだそうです。

Yさんの話し方を聞いていると、まさに「英語が勝手に浮かんで」くることがわかります。
そのことがすごいなとわたしは思います。日本語が浮かんでそれを英語にしているのでは
ないところがすごい。しかもそこまでいわば一直線で来たのですね。
途中に「英文和訳でしゃべる」という過程はなかった・・・

これからは絵本の朗読と、メモを作ってやる book talk で、どんどんいろいろな表現を
獲得していってほしいと思います。

長くなりましたが、もう一つだけ・・・

Sさんがアメリカの奴隷史(?)にはまりました。
受講生のだれかに勧められて Amazing Grace (Benedict Cumberbatch も出ているから、
Oさんか?)のDVDを見て、たまたまそのすぐあとにWho Was Harriet Tubman を読んで、
American Girls Collection のAddy のシリーズで Tubman さんが出てきて驚いて、
それから Who Was Abraham Lincoln を読んで、
次にはAGC のKirsten シリーズを読もうとしていて、そこから「大草原の小さな家」を
目指している・・・! 話題で追いかける! Sさんの今後が楽しみ。

みんなの今後が楽しみ!

12月6日 金曜多読講座の報告です!

水曜日の講座では少し前から始まっていますが、聞き読みシャドーイングを
どなたもやってもらうことにしました。最初の30分間。

それで、一人一人のシャドーイングを聞いて、来週まで家でやってくる
素材を決めました。これから2週間、それぞれ時間のある時に
聞き読みシャドーイングをしてきて、それを聞かせてもらって次の素材を
考えます。今週はいわば様子見のための素材です。

たぶん9月27日の水曜多読講座と似た様子になるだろうと推測しています。
何人かは(ゼロから出発したようなものなので)そのまま続けてくださいと言い、
何人かの人には(学校英語の音で音読してしまい、流れが中断されるので)
どういう語やつながりのところでシャドーイングしにくいか(ひっかかるか)
メモしてきてくださいと言いました。そんな風にざっと二つのグループに
分かれるところも水曜日と同じです。

金曜講座の人たちは昼間決まった仕事がある人が多いので、
絵本の朗読やブック・トークの準備ができません。それでも何人か
準備してきた人には数人ずつのグループに分かれていつものように
やってもらいました。

そして、Look and Ask の2回目。 みなさんすっかり質問することに慣れて、
順番を無視して手を上げる人も! いいですね、そんな風に積極的に声を
出していきましょう。

次回もわたしの旅行の写真で Look and Ask かな?
でも来月になったら、だれかほかの人に写真を持ってきてもらいましょう。
旅行でもいいし、趣味の写真でもいいし・・・ 楽しみです!

12月4日 水曜多読講座の報告です!

中堅と熟練のテーブルではいつも通り「聞き読みシャドーイング、読み聞かせ、ブックトーク」を
しました。

中堅の一人Eさんは先週劇薬シャドーイング6カ国語CDを課題として渡しました。
詳しく言うと、劇薬5分のあと、Holesの朗読CD(朗読CDとしてもかなり速い!)、そのあと
Longman Literacy Land のピンク・ラベルの朗読CDをシャドーイングという「処方」でした。

それを1週間やってきたEさんの感想・・・
「劇薬で頭がぐちゃぐちゃになって、それからHolesを聞いたらだんだんわかるように
なって、シャドーイングがちょっと上手になった気がした」とのこと。

何度も書いていますが、劇薬シャドーイングは変化が出やすいのです!
ぜひみなさんも試して見ましょう。

ついでに(?)ブログ「町の名前をひとつ」で、日本語の音と英語の音の違いについて
書いているところなので、水曜講座でもその話をしました。
読み聞かせが上達するには聞き読みや聞き読みシャドーイングで英語のリズムや
メロディーが身体に染みこむ必要がありますが、その際いちばん大事なのは
「落ちる音」をちゃんと「落とす」こと、という説明をして、
わたしが授業で大失敗をした Can I ask you something? が実際には
どう聞こえるかという話まで進みました。

ブログでは近いうちに チャーチル・マティーニの法則 の話しを書きましょう。

最後30分はもう一度わたしの南ドイツ旅行について Look and Ask をやりました。
わたしはできるだけ聞かれたことだけを話すようにしましたが、まだまだ
しゃべりすぎです。もっと抑えて、みなさんの質問がどんどん出てくるようにしたい!

来週はNさんが海外旅行の写真を持ってきて、Look and Ask の続きです。
楽しみ!!

第2回無料多読体験講座!

Exif_JPEG_PICTURE

12月2日日曜日に、第2回の講座が開かれました。

会場は今回は東中野のNPO多言語多読事務所。
参加人数は9人。お手伝い7人。ちょっと変わった比率ですが、これこそNPO!

たくさんのお手伝いに囲まれて繁村さんの名調子が始まりました。
繁村さんは高校時代はいわば典型的な英語落ちこぼれ、さらに大学生の時に屈辱的な英語経験を経て、数々々の学習法で挫折したのち、2年間の多聴で蘇り、さらに多読を積み重ねて今では毎日10時間英語を使って仕事をするまでになりました。

続きを読む

11月24日第12回「多読のためのリライト講座」報告

Exif_JPEG_PICTURE

11月24日(日)に第12回「多読のためのリライト講座」を開催しました。
参加されたのは、外国人のための日本語教科学習支援の方、ニューカマー支援の方、教育委員会の方、夏のセミナーに参加なさった英語教室主催の方、4名。それぞれの参加理由は以下。

続きを読む

11月29日早めの忘年会第1弾!

Exif_JPEG_PICTURE

11月29日(金)午後7時~9時。この日は第5金曜日。多読講座が開かれないということで、事務所を開放して、ミニ忘年会の呼びかけをしました。以下は、第1・第3金曜講座受講生、宮城さんの報告です。

続きを読む

11月20日 水曜多読講座の報告です!

先週から始まった聞き読みシャドーイングですが、
この1週間、適当な素材でやってきてもらいました。

きょうはそれをわたしが聞いて、一人一人と次はどんな素材にするか、
相談しました。

大きく3種類の人たちに分かれました。一つは音についてはゼロに近い人たちで、
いまの素材をそのままどうぞ、ということに・・・ 音の繋がりも、それぞれの音も、
まだ英語らしさはほどほどですが、カタカナは脱している!

もう一つの種類の人は音についてもかなり経験が豊富と思われる人で、
聞こえてくる英語の音よりも、口から出す音の方が多いので、
せわしなさそうです。つまり後に母音の続かない子音にていねいに母音を
つけているのですね。そのためにたくさんの音を出さなきゃならないので、
いそがしい!

この人たちにはもっと速い素材にしましょうと提案。
できれば速すぎてついていけない--あきらめてモゴモゴになることを期待!
Uさんはそんなに速くない素材ですでに一部モゴモゴになっているので、
楽しみです。Bさんは同じくらいの速さの素材ではまだモゴモゴが現れない・・・
Uさん、Bさんには、聞き読みシャドーイングの時に、「落ちる音」を意識しましょう、
意識できたら、積極的に(?)音を落としましょう、と提案。

もう一つの種類の人は、とてもきちんとした英語の音が出ているので、びっくり。
聞けば、中学1年生から3年生まで、日本人だけれども英語らしい音を出す
先生に習ったのだとか。その時に聞いた(出した?)音が今も残っていることに
驚きました。

けれども、きちんとした音を出そうとして、やはりせわしくなっています。
少し「崩す」必要がありそうです。でも、来週またよく聞いて、それから
どうするか、考えましょう。

Yさんが「字幕なし多観」に挑戦して、「パパは雪だるま」を見たそうです。
それで、英語はほとんど分からなかったけれど、最後は涙が出そうになったと・・・
いいですね! そうやって、字幕なしで映画を楽しむことが普通になるように、
ことばはわからなくても楽しめる映画やドラマを提案していきます!

新人の多いテーブルではお手伝いによる絵本の読み聞かせがありました。
さすがにうまい! それを聞いた受講生から、「わたしにはできない!」と
悲鳴が上がりましたが、わたしは「そうやってみなさん読み聞かせが上手に
なっていくんですよ」と言って、やってもらいました。

みなさんが読み聞かせを楽しんでいる間にもわたしは読書相談。
なんとか全員と少しずつ話ができました。でも、大きな予定だった「南ドイツ旅行」の
写真を見て質疑応答というのは時間切れでできませんでした。けれども、
Mさんが 非常に完成度の高い www.oxfordowl.co.uk の「歩き方」を
紹介してくれました。これは大収穫! なにしろ当然ですが全部英語の
ウェブサイトをどう利用するか、くわしく説明してくれたのです!!
その説明はプロジェクターでサイトのページを映写しながら、そして、
利用できる絵本のリストも作ってくださっていました。これはみなさんに
コピーして渡します。

南ドイツ旅行のShow and Tell は来週ですが、来週はもう一つお楽しみが!
29日の夕方から忘年会をやることに! 曜日横断です。 楽しみ!!