英語多読支援者セミナー/講座

1月8日(日) 支援者向け「多読を始めたい」+「取り入れたその先にあるもの」報告

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2017年1月8日日曜日、NPO多言語多読事務所にて、支援者養成講座が行われました。10時半から昼休みをはさんで16時半まで、2部構成でした。

正月らしいきりりとした寒さの中、17名が集まりました。現在多読支援をされている、これからしようと考えていらっしゃる英語教師の方々が大多数でした。

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7月18日(祝・月) 「多読的アプローチ」とよりよい支援の実践を目指して

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7月18日・海の日に行われた、学校や英語教室で多読を支援する先生たちに向けた、支援者養成講座の報告です。

普段から忙しい日々を送っているにもかかわらず、定員いっぱいの先生方が参加されました。みなさん、「多読」については共有できていたため、さっそく実践に向けての話しから始まりました。

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3月21日(日) 英語多読支援者のための研究発表と情報交換会

3月21日、春分の日の午後、NPOの東中野の事務所にて、本年度第3回目の支援者養成講座を実施しました。

今回は、少しずつ工夫をしながら多読を授業に取り入れておられる中堅・ベテランの高校や小学校の先生方、最近聞く「多読」とはどんなものか知りたい若手の先生方、それにこれから教員を目指している大学院生など、合わせて7名の参加者で、「多読を促進する効果的アウトプット活動」について、講師が今年提出した修士論文の発表を中心に、研修会のような形での実施となりました。興味深く、かつ実際の授業にも応用できる情報を提供することができたと思います。

このところ「多読」という言葉が広まり、聞いたことはあるけれど具体的にどういうものか分からない、でも
先輩の先生方に聞いても知らない、という状況が出現しているように感じます。教える立場の人にとって、
具体的なやり方だけでなく、ある程度理論的裏付けを知っていることも大切です。

NPO多言語多読の支援者養成講座は、そうした知識の提供にも配慮しつつ、同時に、短くても、先生方に実際に多読や多読的活動を体験してもらうという形をとっています。今回も、多読の授業展開を実際に体験していただきましたが、生徒役になってやってみることで、実際の授業活動に関して、実感を持ってヒントを得ることができるのではないかと思います。

次年度も、年3回程度、支援者対象の事業を実施したいと考えていますので、時間の許す限り、多くの先生方にご参加いただければと思います。皆さんで活動のアイディアを持ち寄って、実際にやってみて、フィードバックをし合うといったこともできたらいいなと思っております。

次年度も支援者養成講座をよろしくお願い致します。

(講師/伊藤幸子)

8月5日タイ・バンコクでの多読セミナー第2弾!

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すでにご報告したように、6月20日にタイのバンコクで日本語教師向け多読セミナーを行いました(NPO多言語多読、Child Connect共催)が、その後、バンコクでは教師たちの勉強会が立ち上がり、じわじわと多読が広がりそうな気配・・・。その中心になっているのが、サイアム大学で多読授業を実践されている山口さん。かつてのNPO英語多読講座の受講生でもあります。
8月5日に、その山口さんが、バンコクの邦人向け「メロディー幼稚園」で英語と日本語の多読セミナーを行ったそうです。
以下、山口さんの報告です。

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2015年度春 全2回 英語多読支援者向けセミナー報告

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去る6月、2週にわたって、日曜日の午前中2時間、支援者養成講座を開催しました。首都圏だけでなく、宮城県から兵庫県まで、様々な地域から、中学、高校、大学、英語教室と、様々な環境で英語教育に携わっている方たちが集まりました。アメリカで日本語を教えていらっしゃる先生も、飛び入り参加してくださいました。
このように様々な状況のもとに、言語を習得しようとする人たちは存在しています。参加者の多様性は、「多読」が多くの学習者に広く有効な方法であることを、図らずも示しているように思います。

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2/7(土)英語多読支援者のための相談会!報告

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今月7日、英語多読支援者のための相談会が当事務所でおこなわれました。
講師は伊藤幸子先生(渋谷教育学園渋谷中学高等学校 英語科)で、昨年支援者のための連続講座を担当してくださった方です。

当日は土曜の夜にもかかわらず、学校の先生、司書の方、多読実践者の6名が集まってくださいました。

1多読とは?
自己紹介のあと、まず「多読とは?」をテーマに、出版されたばかりの『図書館多読への招待』の中から多読実践者の声を引用しながら「生きた英語に」「たくさん触れる」ことの重要性が語られました。

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2学校教育・英語の授業/レッスンとの整合性
従来の学校英語で扱ってきたのは、おもに英文法・構文・和訳して理解しようとするreadingでした。これらのねらいは「日本語で理解できる」「テスト問題に正解できる」「文法・構文・語彙の理解と習得」などです。それに対し、多読では「生きた英語にたくさん触れる」「自発的読書活動の習得」を目的とします。特にこの「生きた英語にたくさん触れる」ことがこれまでの日本の英語教育に抜け落ちていた部分ではないかと伊藤先生はおっしゃっています。

ただ、多読を行うに当たっては学校特有の課題が存在します。そのひとつはテスト問題に対応できないということです。そのために他の教員や保護者の方の理解が得られない場合があります。伊藤先生は「なんとかうまく多読を英語のカリキュラムにしのびこませる」ことが必要と強調されました。
また、どのような意図を持って学校で多読を行うのか、どのようにして生徒たちに生きた英語に触れさせるのか、自発的読書活動に導くのか等、しっかりとした考えを持つことだとおっしゃっていました。

語彙については、まったくゼロから始める人に対してはそれなりの工夫が必要とのことでした。このことは、帰国子女であり、ご自身が日本語習得にご苦労された体験も交えて語られました。
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3多読に適する図書
ここでは、Oxford Reading Tree (ORT)、Longman Literacy Land Story Street(LLL)をはじめ、I CAN READなどの絵本、Oxford BookwormシリーズなどのGraded Readers、英語圏の児童書などが紹介されました。
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4多読実践の実際
学校によって多読を行える条件はさまざまで、どの本を何冊そろえるか、何年生を対象とするか、週に何度行うか、図書館の中の工夫(ポスター展示、ブックカートの利用、本棚の工夫)など多様な実践例が紹介されました。

5質疑応答
Q1 多読図書の置き場所、管理はどのようにするか?
A1 (例)図書室のほかに 空き教室や空きスペース、教科室の利用など。

Q2 多読授業時に、生徒が移動するのか、図書を教室に持って行くのか?
A2 学校によってさまざま。両方の例がある。

Q3 問題点は何か?
Q3 多読授業では本を生徒が自分で選ぶため、教室内を移動したりしてうるさくなることがある。他の教室への配慮、他の教員・教科との折り合いが大切。

その他、具体的に勤務校の状況をもとに質問や報告が活発になされました。
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参加者はどの方もたいへん熱心で、事務所の絵本や漫画を参考にメモをとる方、伊藤先生への相談などお話はいつまでもつきない様子でした。

これから始める予定の学校の先生方、また始めたばかりの学校ではご苦労もいろいろとあるようです。当NPOでもこのような相談会などの機会を利用して、先生方や司書の方々のサポートをしていければと思います。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

※参考図書
『図書館多読への招待』酒井邦秀、西澤一 日本図書館協会
“Extensive Reading in the Second Language Classroom” Jack C. Richards

(文責・写真 山谷麻由美)

支援者養成英語多読講座を終えて

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9月より全6回で行われた支援者向け英語多読講座が無事に終了しました。のべ30名近い参加があり、初めての連続した講座としては手応えを感じるものになりました。

講師の方には実際に多読支援を行っている先生を迎え、それぞれの体験を元にたくさんのお話をしていただきました。多読用図書を揃えるまでの環境作りや図書の管理方法、ほかの先生方との連携など、多岐にわたり参加してくださったみなさんで共有できる内容でした。

既に多読支援を行っている先生方、これから多読支援を始めようとしている先生方、いつかは多読支援を始めたいと思っている先生方と、参加してくださった先生方の背景はそれぞれですが、共有できることや、共通する質問や疑問を通して、これからも支援する方たちを応援していきたいと強く感じました。
多読の道のりはそれぞれで違うように、多読支援の道のりも1通りではありません。今回の講座を通して、みなさんだけの多読支援の道のりを見つけていただけたらと思っています。

今後は、参加してくださる先生方同士の交流や、実際に本を手に取り読んでもらえるような時間を作ることが大事だと思いました。年が明け、新年度になる前にはまた新たな支援者のみなさんを支援する集まりを開催する予定です。決まり次第ウェブサイトにてお知らせいたします。今回参加した先生たちだけでなく、興味をもたれた方はぜひご参加ください。

(参考)

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(大賀)

9月25日(木) 第1回「支援者養成 英語多読講座」報告

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6月に前身として「英語多読指導入門講座」を開催しましたが、9月から多読支援者を育てる講座が正式に開講しました。現在、年内に全6回で開催予定です。くわしくはこちらをご覧ください。

報告が遅れてしまいましたが、第1回の様子をお知らせします。講師は伊藤幸子先生(渋谷教育学園渋谷中学高等学校英語科教諭・帰国英語科主任)です。

まずは講師だけでなく、参加のみなさん全員で自己紹介をしました。ここではご自身の多読経験、多読指導経験などを話していただきました。これにより後半での多読体験では、それぞれに事務所の本棚を見ながら本を紹介しあったりと、交流に繋がりました。

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その後、講師より、多読が自然に習慣になること、絵から体験すること、音を取り入れること、読むことは訳すことではないことなどについての話がありました。そして本の紹介から、読み聞かせの話題になり、気づけば “An Elephant and Piggie Book” シリーズの読み聞かせが始まっていました。この自然さに、みなさんあっという間に本に引き込まれ、笑いが絶えない読み聞かせのひとときになりました。

また質疑応答では、「訳を聞かれたらどうするのか」「本当に本を読んでいるのかどうかどうしたら分かるのか」「音源は必ず必要か」といったさまざまな質問がありました。こういった質問は本当によく耳にしますが、答えはいつも一つではありません。これからも多くの支援者同士、経験をシェアしていけたらと思っています。

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次回の伊藤先生の講座(10月23日)予告ですが、ブックトークについて、そのやり方に関する提案をし、実際にも行ってみたいと考えています。その他、「読む」ということについて、あらためて多読三原則の解説を含めながらお話する予定です。

第2回支援者養成講座は10月12日(日)13時から。講師は鈴木徹先生(都立国分寺高等学校英語科主任教諭)です。まだどの講座も参加可能です。くわしくはこちらをご覧ください。

(大賀)