毎週土曜日「にほんごの本を読む会」報告(2018年1~3月)

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2016年1月から始めた毎週土曜日の「にほんごの本を読む会」は、3年目に入りました。しんじゅく多文化共生プラザで、午後3時半から開いています。登録も申し込みも不要で、本を読みたいと思った人が、無料で自由に参加できる会です。

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1時間ぐらい本を読んで、その後、ブックトークをしています。

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本を読んでいる途中で、わからないところについて、いろいろなことを質問されます。
「どすーん」という音や、何かに気がついて思わず言う「あっ」という声について「これは何ですか」と聞かれたことがありました。また、人の名前や地名も名前だとわからず、質問を受けました。こういうところが、案外難しいようです。

ストーリーは読み取れていても、登場人物の行動や心の動きが理解できなくて、質問を受けることもありました。
「一房のぶどう」では悪いことをした生徒に優しく接する先生が出てきます。こんな先生がいるわけない、自分の読み方が間違っているのではないかと思い、わからなくなってしまったと言っていました。
また、「鼻」では、鼻が短くなって幸せな気持ちでいる人をどうして周りの人たちは笑うんだろうか、そこがわからないとも言っていました。
本の内容について話すことで、参加者のさまざまな考え方を知ることができ、支援者の私自身もそのことについて考える機会となりました。

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「にほんごの本を読む会」は3月24日、31日、4月7日はありません。
次回は4月14日です。
たくさんの人に本を読みに来てもらいたいと思っています。
やさしいにほんごの本をたくさん用意して待っています。

(白石)