2月11日(日)新宿・大久保図書館で、第5回日本語多読ワークショップ!

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2月11日(日)、新宿区立大久保図書館主催(協力:NPO多言語多読)で、日本語多読ワークショップ「やさしい日本語の本を読んでみませんか?〜ゼロから始める楽しい日本語多読〜」(大久保地域センター会議室)が開催されました。

日本に住む外国出身の人、留学生などが、本を楽しく読みながら日本語力がつけられる――そんな図書館があったら、という私たちの思いが実現して以来、今回は5回目です。第4回には大久保図書館にNHKの取材が入り、「アイ アム ア ライブラリアン~多国籍タウン・大久保~」という番組で、このワークショップもちらっと映りました。

過去の報告の記事はこちら↓
第1回2015年6月28日、第2回2016年6月19日、第3回2017年2月26日、第4回2017年6月18日

今回の参加者は19名。Facebookで情報がシェアされたとのことで、タイの留学生のみなさんがおおぜい来てくれました。テレビで米田館長のインタビューを聞いて興味を持ち、申し込んでくれた方もいます。参加者の出身地域はタイ、フィリピン、カンボジア、韓国、中国、台湾、アメリカなどで、ほとんどの方が初級レベルです。4つのテーブルにレベル0の本を広げて参加者を迎えることにしました。

さて、2時の開始時間前後から、来た人から自然に本を読む流れになりましたが、みなさん、あっという間に読書に没頭してしまい、米田館長さんが挨拶をするタイミングがありません。いったん本を置いてもらえたのは2時15分ごろでした。その後、NPO多言語多読副理事長の粟野が簡単に多読について説明。
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まずは、支援者による読み聞かせから始めるテーブル。
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お母さんといっしょに来た子どもたちも興味津々です。本が好きで、どんどん自分で読んでいくテーブルも。
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初級のみなさんは、絵と照合するようにじっくりと読んでいました。一冊読み終わったら、反芻するようにページをめくり直したり、支援者に本の感想を話したりしてから、すぐにまた次の本を手に取ります。同じテーブルの人がおもしろいと言うと、ほかの人も興味を持ってすぐにそれを読み始めます。知らない人同士がお互いに出身地を言って自己紹介したり、和やかな雰囲気で読書が進みました。母語も年齢も違う小さい子どもにも日本語で話しかけ、自分のお気に入りの本をすすめている人もいました。

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休憩時間になっても休まない人も多く、終了予定の4時を過ぎても、みなさん、読書をやめようとしません。でも、残念ながら今日の多読はおしまいです。最後にはいつもの通りお気に入りの一冊を選んでもらいました。

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しかし、それでも本から離れられない人たちも…。
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本好きの人が多い、熱心なワークショップでした。終了後、館長さんの案内で多くの方が図書カードを作りましたが、これからも多読を続けてくれるとうれしいです。
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(作田)