毎週土曜日「にほんごの本を読む会」報告(11月12月)

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毎週土曜日の3時半から、しんじゅく多文化共生プラザで「にほんごの本を読む会」を開いています。

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12月16日に2017年最後の会を開きました。2016年1月から2年間、夏休みなどを除き毎週土曜日に開き、16日が83回目でした。

場所:しんじゅく多文化共生プラザ
時間:午後3時半~5時

11月12月の会の参加者は、多い日は9人、少ない日は2人でした。日本語学校の学生さん、日本で働いている人、ワーキングホリディで滞在中の人、日本語教育に関わっていて旅行の途中に参加した人など本当にさまざまでした。新宿の近くに住んでいる人が多かったですが、1時間ぐらいかけて遠くから来ている人もいました。

「本を読む会」ではやさしい日本語の本を1時間ほど読んで、一番気に入った本についてみんなでブックトークをします。
ブックトークの仕方はいろいろです。
「このページが好きです」と言って、気に入ったページを開いて見せる人、あらすじを話す人、自分の体験をからめて話す人、ストーリーの初めのところを話して「後はこの本を読んでください」と言う人もいます。どの人も自分が感じた何かを伝えたいと思って話すので、聞いている人にも思いが伝わります。

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ブックトークの中で話が広がることもあります。
『ウサギとカメ』の話について、「カメはずるいです。寝ているウサギを起こさないでそっと歩いていった。私だったらウサギを起こします」と言った人がいました。他の人に起こすかどうか聞くと、「起こしません」という答えでした。

登場人物の中で、どの人が好きか、自分だったらどうするか、などについて話すと、いろいろな答えが返ってきて、新しい発見があり、おもしろいです。

「にほんごの本を読む会」を開いている、しんじゅく多文化共生プラザの本棚には、レベル別のやさしい日本語の本が並んでいて、いつでも誰でも読むことができます。

ある日、レベル4の『落語』を読んでいる人がいました。読んでいるというより、本の中の言葉をノートに書いている様子でした。声をかけると「漢字にふりがながあるから読める。家へ帰って調べます」と言うのです。いろいろなレベルがあることを知らなかったのでレベル1の「招き猫」を見せたら、「これだったらわかる」と10分ほどで読んで、「知らない言葉もあったけど、絵があるからわかる」と言っていました。
次のとき、その人は、音声をスマホにダウンロードして、聞き読みをしていました。私にレベル0の本を見せながら、「言葉は簡単。でも、お話が読めるから楽しい」と言いました。最初は、レベル4の本を開いて、読むというより単語の勉強をしようとしていたのが、偶然見かけてかけた一言で、やさしい本をどんどん読む楽しさを感じてくれたのです。「やった!」とうれしく思いました。

このように、しんじゅく多文化共生プラザの本棚にあるレベル別のJGR(Japanese Graded Readers)を見つけて、ひとりで読む人のために、本棚にレベルの色分けと「レベル0から読みましょう」という読み方の説明書きを付けてもらいました。何もないとこの人のように色の意味がわからず、いきなり難しい物を手にとって辞書で調べ始めてしまうかもしれませんから。

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土曜日の「本を読む会」に来られない人も、レベル0から楽しみながら読んでくれることを願っています。

★「にほんごの本を読む会」は2018年も1月13日から開始しています。ぜひ、友達を誘って、読みに来てください。

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(白石)

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