毎週土曜日「にほんごの本を読む会」報告(9月10月)

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毎週土曜日3時半から、しんじゅく多文化共生プラザで「にほんごの本を読む会」を開いています。
日本で働いている人や、日本語学校や大学で勉強中の人などがよく参加します。3回、5回と続けて参加する人が少しずつ増えてきています。友達を誘って来てくれることもあり、本を通して友達の輪が広がっていくことは、とてもうれしいです。

「本を読む会」では1時間ほど本を読んだ後で、参加者が集まって、その日読んだ本の中で一番良かった本についてブックトークをします。

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最近ブックトークに選ばれた本を紹介します。「日本の行事」「寿司・すし・SUSHI」「大豆」「おもしろい!日本のトイレ」「富士山」。これらは、日本の生活や文化について知ることができるということで人気があります。他の人のブックトークを聞いていた人からも、「見たことがある」「食べたことがある」「好き」「嫌い」とか、「知らなかった」「行ってみたい」「私の国では・・・」というような反応が返ってきて、参加者みんなで経験や感じたことを共有することが多いです。

昔話では「笠地蔵」が、ノンフィクションの話では「ハチの話」がよく選ばれます。「ハチの話」は映画で知っていると言う人が多いのですが、本を読んで初めて知って、渋谷へ見に行きますと言った人もいました。

オー・ヘンリーの「最後の葉」「クリスマスプレゼント」のような有名作家の本も人気があります。母語で読んだことがあり、ストーリーは知っているので安心して読めるようで、日本語で読んで、もう一度感動して話してくれます。

この「にほんごの本を読む会」を開いている「しんじゅく多文化共生プラザ」の本棚には、多読で使う本も並んでいます。今年の1月2月に発売されたアスク出版の「レベル別日本語多読ライブラリー」レベル4 vol.3と、大修館書店の「にほんご多読ブックス」Vol.7vol.8も最近そろい、レベル0からレベル5まで、NPO多言語多読が作った132冊すべての本を自由に読むことができます。(すべてがそろっている所はなかなかありません)

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「しんじゅく多文化共生プラザ」は、第2第4水曜日を除く毎日、午前9時から午後9時まで、誰でも利用できます。
どうぞ周囲の外国の方にお勧めください!

(白石)