5月14日(日)海老名市立中央図書館で多読講演会!

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母の日でもある5月の日曜日の午後、神奈川県の海老名市立中央図書館で酒井理事長の多読講演会+多読体験会が開催されました。

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この図書館では多くのイベントを開催していますが、「トークイベント・英語多読をはじめてみよう」という題目への反響は非常に大きく、整理券もすぐになくなってしまい、担当者の方も驚かれたそうです。

ほとんどの方が「多読ってどんなもの?」という未知への興味を持って参加されたようでした。
講演では「今までのやり方では英語は身につかない?→そこで多読!?」という道筋で、学校で習った英語ではなぜ使えるようにならなかったのか、が実例をまじえて語られました。
そして、多読三原則の誕生秘話へ。

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4月に多読講演会を行った宮城県多賀城市立図書館と同様、この図書館もいわゆ「TSUTAYA図書館」です。
今回は併設された蔦屋書店やスターバックスと同じ1階フロアの一角、オープンスペースが会場だったのですが、オープンなので、整理券を持った参加者以外の、言わば通りすがりの利用者の方が足を止めて聞き入る様子が見られました。
挑発的(?)な話のためか、大道芸か何かを見るように、外側の椅子や立ち見の人が増え、中には立ったままメモを取り始める人までいました。参加者に配布された「多読村瓦版」を求めて、図書館スタッフに問い合わせて入手している方も何人も見られました。

多読を支える三本の柱、①多読三原則を使って②やさしい絵本をたっぷり③仲間といっしょにが示された後、前半の最後に NPOの繁村理事の体験談と、県内の多読教室で英語の本に親しんでいる5名の方からの体験談をまじえたお気に入り本の紹介がありました。

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休憩をはさんで、後半は参加者が実際にORTを手に取って、多読の入り口を体験します。
「変なもの見つけた人?」という理事長の呼びかけに、大人も子どもも反応して、熱心に「変なもの」探しに挑戦しました。
皆さんが何冊か体験した頃、ORTのさまざまな仕掛けの種明かしや、電通大での「やさしい絵本」エピソード、図書館で借りたらどのように利用すればよいかの説明がありました
最後の質疑応答では、活発に質問が出ました。辞書に関することから、読んだばかりのORTのこと、多読と資格試験との関係など、時間が来て途中に打ち切りになりましたが、まだ手が上がっていました。会の終了の後も残って、質問を続ける方々もいらっしゃいました。
図書館のやさしい多読本、とりわけORTは会の直後に参加者の方々がまとめて借りていかれました。

この図書館では7月に、今度は「多読体験会」を開催する予定です。館内の英語図書を使った多読体験を、県内在住の多読支援者がサポートします。図書館が、地域での多読実践の拠点となれば理想的ですね。

(会員/ 小川)