2月5日(日) 第26回「ゼロから始める英語多読無料体験講座」報告

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毎月行われている無料体験会は、担当する講師によって少しずつ進め方が違います。今回の担当は、会員であり、多読講座卒業生でもあるフジオカ鶴子さん。体験会の講師を務めるのは初めてでしたが、これまでにない「体験会」となりました。非常に印象深かったので報告が少し長くなりますが、ぜひ、最後までお付き合いください。

01「今日は、みなさんが読みたい本に沢山出会うための ”お手伝い” をさせてください」と、なんとも爽やかな自己紹介から始まりました。例の「樽の例え」――樽の中に沢山やさしいことばを溜めていくと、やがて樽からことばが溢れ出す=英語が使えるようになる、という例え――で、簡単に多読のイメージが示されたあと、本の種類、多読三原則、絵を見ることが大事、と続いて、「もっと理論的な事が知りたければ理事長の本を読んでください」という具合に、ごくあっさりと多読の「説明」が終わりました。

そこからは、ひたすら多読の「体験」の時間です。まずは、ORT (Oxford Reading Tree) で「絵を楽しむ」体験から。”The Wobbly Tooth” の Wobbly がよくわからない、という意見が出たので、その場で読み聞かせをして、「知らないことばが絵でわかる」体験をしてもらいました。また、この本には日本にはない習慣が出てくるので、多読で「英語圏の文化を知る」体験にもなりました。

02
ORTをたっぷり楽しんでもらったあとは、ORT以外の絵本も大量に投入して、「片っ端から手を出して、合わなければ投げる!」の体験を。「子供っぽいのよりこういうシュールな方が好き」と ”Tuesday” を楽しむ方や、「どうせ絵をみるなら、絵がきれいなものを選びたい」とおっしゃる方もいて、読みたいものだけをわがままに読む、という多読でいちばん大切なことが、しっかり伝わっているように思いました。

まだまだ、これだけでは終わりません。ここからがすごかった!この日に読んだ本の中からお気に入りの本をみんなで紹介し合うという、多読講座ではお馴染みの「ブックトーク」をやりました。ORT の ”The Toys’ Party” の「ハッピーじゃない終わり方に驚いた」という方や、ディズニーの ”Dumbo” を読んで、「絵は知っていたけどこんな話だとは知らなかった」という方、それを聞いて「私も!」と後に続く方、「ホントは猫派なんだけど・・・」と元祖巨大犬本?の “Clifford” を紹介する方、、、もうこのメンバーで講座をひとつ新設してもいいんじゃないかと思うほど、すっかり多読に馴染んでくださった様に見えました。

The Wobbly Tooth. Roderick Hunt, Thelma Page (Ort More Stories) Oxford Reading Tree: Stage 2: Storybooks: the Toys' Party Tuesday Clifford, the Big Red Dog

遠方からの参加で、講座には通えない方もいましたが、それでも、実際に多読の楽しさをこんな風に最初に体験することができれば、今後、非常に気楽なスタートが切れるのではないでしょうか?2時間という短い時間でしたが、非常に充実した会になったと思います。

次回は3月12日(日)、大無料体験会!(多読祭り午前の部)

次回は多読祭りの午前の部として、大無料体験会を開催します。理事長 酒井邦秀 による多読初心者向けの講演と、そのあとは、今回のようにたっぷりと多読を「体験」してもらえる予定です。お子様連れでのご参加も歓迎します。詳細はこちらをご覧ください。皆さまのお越しをお待ちしています!

(会員/多読講座卒業生 katobushi)