9月24日(土)米シアトルのワシントン大学で日本語多読ワークショップ!

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昨年の南カリフォルニア大学に引き続き、今年もアメリカ西海岸、多読普及行脚に行ってきました!
昨年のワークショップに来られなかったシアトル・ワシントン大学のM先生が、ポートランドの日本語教師会にも声を掛けてくださって、シアトルとポートランド、2箇所でのワークショップが実現したのです。
まず9月24日は、ワシントン大学での日本語多読ワークショップ。スピーカーは、NPO多言語多読からは酒井理事長と粟野、そして夏の支援セミナーでお話ししてくださったノートルダム大学の纐纈(はなぶさ)憲子さんと南カリフォルニア大学の熊谷由香さんでした。

★Japanese Tadoku Workshop   日本語多読ワークショップ —多読とその実践—

24日8時半から受付が始まり、時差ボケで朦朧としていた我々もコーヒーで目を覚ましつつ、9時に元気よくワークショップに臨みました。
参加者は大学や高校の先生方、約40名。多読については、あまりよく知らない先生方がほとんどでした。

酒井理事長の話は、今や定番?のマウスアートから徐々にヒートアップ。樽にたっぷり言葉がたまらなければ、あふれないのに、これまでの日本の英語教育が量、質とも足りていなかった、そしてその反省から「多読」が生まれたことをお話ししました。

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途中、「質」の例として挙げられた高校の英語の教科書にはみな大笑い。高校の日本語の先生(アメリカ人)も「何もかもありえない会話」とコメントされていました。
続いて、日本語の教科書の例が紹介され、またまた会場は笑いに包まれました。

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そして、多読で英語のペーパーバックが読めるようになった学生や社会人の実例が紹介されました。

次に、粟野からは、日本語の「読解授業」の反省から、日本語多読がどうやって生まれ、どんな授業をしてきたかを動画を交えながらお話ししました。
休憩時間に、私たちが作ってきた「レベル別日本語多読ライブラリー にほんごよむよむ文庫」(アスク出版)や「にほんご多読ブックス」(大修館)を多くの方が手に取ってくださいました。

ランチ休憩をはさんで、午後は、アメリカで多読授業を実践されている準会員の熊谷さん(南カリフォルニア大学)、夏のセミナーでもおなじみの纐纈(はなぶさ)さん(ノートルダム大学)の実践報告がありました。

実際に、大学の中で、どうやって多読授業を成立させていったのかがお二人から具体的に語られました。熊谷さんの発表は、個々の学生の多読の進捗状況のレポートや多読を続けた学生のインタビューがあり、とても興味深いものでした。

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はなぶささんは学生が実に楽しそうに学期末のプロジェクトに取り組んでいる様子を見せてくれました。多読が自立学習や内容重視教育にもつながり、学生がひとりひとり違うことを生かす授業になる、また教師の意識改革を促すという多読の奥深さ?にも触れていました。

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最後に、教育機関別に分かれて、実際に多読を取り入れられるのか、そのためにはどうしたらいいのかなどスピーカーに質問をしながらディスカッションをしてもらいました。

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9時から4時まであっという間のセミナーでした。
概論から始まって、具体的な多読授業の始め方まで、少しずつ違う角度からのプレゼンテーションで多読の全体像がよくわかり、中身のとても充実したプログラムだったと思います。
M先生、ありがとうございました。
アンケートを見ても、とても評価が高く、みなさん刺激を受けた様子でした。「こんなに面白いセミナーは初めてでした」と言って帰られた先生は、早速、多読の本を購入、高校生に読ませたそうです。
今後の広がりに期待しています。
先生方、ぜひ、その後の経過をお知らせください!

(粟野)

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