7月26日金曜夜英語多読講座の’暑気払い’パーティー

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昨年からやっている金曜夜の英語多読講座メンバーとの「暑気払い」パーティーに行ってきました。場所は東中野のピザ屋・Ciroです。
高校2年生から孫持ち(私その他2名?)まで女子が総勢9名。

このクラスのみなさん、お忙しい中、それぞれに多読を楽しんでいて、すばらしいです。いつもこちらが刺激を受けたり感心したり・・・。
食後に花咲いた多読談義がおもしろかったので、一部はしょってご紹介します。

20160805★Zack FileにハマっているNさん、最近読んだ巻にどうしてもわかりたい言葉が出てきたそうです。
N「どうも生まれ変わるということを言っているようなんだけど、何回も出てくる。これが何かはっきりわかれば、続きがすっきり読めるから辞書でそれだけ引いちゃいました!」
私「ちゃんと意味が捉えられているんだから、それでいいのに」
N「うーん、でも、日本語で何なのか納得したかったんで」
A「わかる、わかる」
S「あたしも、時々引いちゃう。でも英英辞典にしてる」
N「うーん、でもやっぱり日本語で納得したい・・・」

Nさんの気持ち、わからないでもないです。この場合はあまり実害がないので、引いてすっきり、でもいいかもしれない。何もかも引いちゃうのは、反対だけど。どんな場面でこの言葉が使われていたかの記憶が残ることが重要ですね。それにNさんの場合、辞書の引きどころがわかっているというところが、すでに上級の域かも。

★分厚い本を何冊も読んできて、常にみなさんを圧倒するSさんは最近、アメリカTV番組「White Collar」にはまっています。ドラマに「愛」があるからわからなくても見続けるけど、「愛」がある分、わからないことがもどかしく感じられるようです。わかる、わかる・・・。
S「すごくおもしろいし、大好きだからどんどん見ているけど、字幕なしで見ると言っていることが聞き取れない。難しい。どうすればいいの? 簡単なあらすじを読んでから見るようにしているけど」
K「大好きで、2回、3回と見ていると前にわからなかったことがわかるようになるときがある。『Ally McBeal』の大好きなシーンは何回でも見てる」

例えば、シリーズものなら、日本語字幕でまず見る、それでおもしろそうなら、字幕なしで見る。相性がよければ、続けてみる。途中、どうしてもわかりたいところが出てきたら日本語字幕や英語字幕で「カンニング」して先へ進む、そのうちあまり分からないところが気にならなくなる・・・私はそんな感じで見ているかなあ。
Sさんの言うように簡単なあらすじを頭に入れてから見るのもいいアイデアですね。

そのSさん、最近、話す方に興味が出てきたそうです。
S「多読していると話せるようになるの?」

え?話せたのはSさんではないですか!もうっ!
https://tadoku.org/blog/blog/2015/09/14/2337

最近、ちゃんと準備して英語のブックトークをしてくれるSさん、みなさんも真似してがんばりましょう!

★その他、読んでも読んでも、言葉が増えない・・・という話題。
K「飛ばすのが上手になったけど、知っている言葉が増えた気がしない」
S「かなりいい加減に飛ばしているだけ。わからない言葉だらけ・・・。読み続けているけどボキャブラリーが増えない」
K「なんとなく、『言う』という意味だ思う動詞がたくさん出てくるけれど、どんなときに使うどういう『言う』なのかがわからない」
私「そうそう。~lyなんかも、とりあえず飛ばしても読めるしね(笑)」

多読って自分の進歩がなかなかわかりにくいようですね。
でも、最初の頃に比べたら、断然厚い本を読んでいる人が多い。絶対、言葉の数は増えているはずなんだけどなあ。
この日も、Iさんが「study」が「勉強する」ではなかったと気がついた話をしてくれました。そう言えば、Iさん、前に英語でブックトークをした時、他の人の話を「pretend?」と自然に補っているのを聞いて、すごい!と思いました。pretendはよく出てくるので、自然に覚えたと言ってましたっけ!そういう言葉がみんな、いっぱいあるんだけど、あまりに自然に身についたのでその辺が意識できない。分からない言葉ばかりがいつも気になるのかもしれません。

その他、「センター試験の長文は9割はとれる!」とか「読むとわかるのに、CDだけだと全然わからなくなっちゃう。音にもっと慣れないと・・・」とか、多読談義は帰りの電車の中でも続くのでした・・・。

(粟野)