6月19日(日)新宿・大久保図書館で日本語多読ワークショップ!

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6月19日(日)、東京・新宿区立大久保図書館主催(協力:NPO多言語多読)の日本語多読ワークショップが、大久保地域センター会議室で開催されました。昨年の同時期に引き続き、2回目。
日本に住む外国の方、留学生などが、地域の図書館で日本語の本の読書を楽しみながら日本語力がつけられる――そんな図書館があったら、という私たちの思いを実現する小さな2歩目です。

参加者は、今回は日本語学校の学生、社会人、小学生や主婦など8名でした。昨年に続き2度目という方もいました。昨年は15名だったので、半減したのが残念。でも、ほとんど新宿区からの参加だったのはよかったと思います。国籍は、韓国3名、台湾2名、ベトナム1名、フィリピン1名。
みなさんの参加の動機について、一人一人聞くことはできませんでしたが、「子どもに読み聞かせをしたい」「字が読めないから」「本が好きだから」「学校で習うだけでは読めるようにならない」などとそれぞれ、日本語の本は読んだことがあまりないけれど何とか読めるようになりたいという意欲が感じられました。
米田館長の挨拶のあと、NPO多言語多読副理事長の粟野が簡単に多読的な読み方の説明をして、スタートしました。

小学1年生のSちゃんは、言葉はたくさん知っているのに、ひらがながまだ苦手。なので、簡単な絵本を支援者と一緒に読みました。次は絵本「ミッケ!」でいろいろな物探しに夢中になり、途中からお父さんと一緒に「ミッケ!」を読んでいきました。

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Sちゃん以外は、レベル別日本語多読ライブラリー「よむよむ文庫」レベル0から、自分のペースで読んでいきました。参加者のレベルは日本語を初めて間もない方から、かなり上級に近い方までいろいろでしたが、全く問題なくそれぞれが本を楽しみました。レベル0を順番に次々に読む人。レベル0を1、2冊読んで、次は表紙の絵が好きだからと、レベル1の「タクシー」や「笠地蔵」を読む人。怖い話が読みたいと、レベル3の「むじな」や「幽霊滝」を読む人。朗読音声を聞きながら読む人もいます。中には、レベル0や1は子どもっぽいと敬遠して、レベル3から読んだ方もいました。
支援者は“読みたい”という気持ちを大切に、楽しく読んでいるかどうか、一人一人を見守ります。

1時間ほどレベル別読みものを読んだ後、少し休憩をいれて、大人たちも絵本を読みました。「やさいのおなか」「ねずみくんのチョッキ」「あつい、あつい」「ゆうたくんちのいばり犬」「なにをたべたかわかる?」などレベル別読みものとは違う世界をちょっとだけ楽しみました。

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(支援者が当日、図書館からピックアップした、たくさんのふしぎ「こんなこえがきこえてきました」と写真集「うめめ」に夢中)

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(繰り返しが多く、絵から意味がわかる「ねずみくんのチョッキ」)

最後に、2つのグループに分かれて、今日読んだ本の中で一番おもしろかった本、一番よかった本について話をしました。

「一休さん」「かげのこいびと」「これは何の数字?」「ハチの話」「象のトンキー」「幽霊滝」などがあがりました。絵本「やさいのおなか」を選んだ人もいました。初めて会った方たちばかりですが、本の選択にそれぞれの個性がうかがえておもしろいです。

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これを機会に日本語で本を読むことに目覚めて、図書館をおおいに利用してくれたらいいなと思います。

事後のアンケートは、とてもよかった4名、よかった4名。そして全員が次回も参加したいとのことでした。
入門者の方が「多読の方法が良いとおもいます」と書き込んでくださったのが、うれしかったです!
次回は2月頃の予定です。参加者が増え、またリピーターが増えることを願っています。

(粟野)

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