3月20日(日) 浜松市立中央図書館多読講演会&ワークショップ 報告

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3連休のど真ん中3月20日、酒井理事長の「浜松市立中央図書館多読講演会&ワークショップ」に参加してまいりました。

こちらの講演会は定員60名だったのですが、なんと6時間で Sold Out だったそうです(もちろん無料ですよ、念のため)。嵐も真っ青な人気ぶりですね。というのも、豊田高専の西澤先生による多読講座がすでに行われおり、今回の多読講演会を待ちわびている人が多かったようです。

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酒井先生は、講座前から入室している人に、いつものように一人ずつ「どんな本を読んでますか?」などと 声をかけ、なごやかな雰囲気の中、講演会が始まりました。

多読とは?多読3原則とは?なぜ絵本?など順を追って話す中で、一番の盛り上がりは、英語の樽のお話になった時です。先生自慢の芸術的なマウスアートに皆さん、大笑い。
さすが先生、またネタを増やしましたね。

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多読の説明の後は、実際にORTを皆さんに配って、多読ワークショップ。
秘密のアイテムや、よく見かける単語探しをしてもらいます。
皆さん、「あ、見つかった!」 と楽しそうに声をあげ、見つからない人には、「こちらにありますよ。どうぞ!」と見せあっこをするなど、和気あいあいの雰囲気でした。このような様子は、多読の講演会ではいつもの風景なのですが、図書館の方が、「他の講座は、固い雰囲気で静かなのが普通ですが、多読講座は知らない人同士が楽しそうに会話されるので、驚きました」と後で話されてました。

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最後に、「What do you want to do tonight?」「What  are you going to do tonight?」 という文章を使って音の話しがありましたが、これも盛り上がりました。

酒井先生が「ネイティブのスピードで読むので、真似してください」と言われるのですが、皆さん、ほとんど言えず絶句状態。一単語ずつ区切って言うと、当然真似できるのですが、「これだと楽に言えますね。非常に落ち着きますよね」と嫌みっぽく言われて、皆さん苦笑い。

でも酒井先生が「そんな一単語ずつの英語でネイティブは絶対言ってません。最初の音がネイティブの話してる音だから、その通りに言えないと、ネイティブがそう言ったとき聞き取れません」と話されると、皆さん、なるほどとうなづかれてました。これは今までの講座ではなかった体験で、私にも新鮮で楽しい体験でした。

講演会後、参加者の方と話してると、「仲間が欲しい」「サークルがあるといいのに」という声が聞かれたので、「是非連絡先を交換しあって、少人数でもいいのではじめてください!」とついついおせっかいを焼いてしまいました。するとすぐに話がまとまって、第一回会合の日にちを決めていらっしゃいました。
初対面同士のこの団結力は多読への情熱の証ですね。嬉しくて思わず拍手を送りました。

今回の浜松図書館多読講演会には、分館の図書館関係者の方や市役所の方などたくさんの方がお手伝いしてくださり、その方々も講座に参加されてたことは、多読に対して前向きかつ温かく支援しているように感じられ、大変力強く嬉しく思いました。
今後もこうした図書館を通しての多読の広がり、仲間づくりが増えていくことを願ってやみません。

酒井先生、お疲れ様でした。また関係者の方々、大変お世話になり、ありがとうございました!

(会員/滝本ひさよ)