5月19日東京日本語教育センターで多読ワークショップ!

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5月19日(火)15時半~17時
NPO多言語多読から徒歩5分のところにある、東京日本語教育センターで多読ワークショップをしてきました。東京日本語教育センター(旧国際学友会)は、昭和10年に政府が設立した老舗中の老舗日本語学校。200人ほどの学生が進学を目指して勉強しています。
多読を紹介するため、放課後、多読ワークショップを開かせていただきました。

事前の申し込み状況は、なんとたった1人と聞いていたので、どうなるかと思っていましたが、当日の放課後校内放送のおかげで、2人が4人に、さらにわらわらと増え最終的には20人が集りました。この学校では中国・台湾の学生が多いと聞いていましたが、参加した学生の国籍は全員非漢字圏、インドネシア、インド、ラオス、チュニジア、セネガル、タイなどでした。
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(食堂を使って。5テーブルに分かれました)

4月に来日したばかりの学生がほとんど。さすがに日本語で読書したことのある学生は1人もいません。「よむよむ文庫」、「にほんご多読ブックス」のレベル0から読んでもらいました。朗読をききながらの学生も、読むだけの学生もいましたが、ほぼみな快調に読み進めていました。
見学にみえた先生方も学生が集中して読んでいる姿をみて、読めるものなんですね~と感心していらっしゃいました。

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(多読の説明はしなかったのですが、辞書を引く学生はほとんどいませんでした)

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(ときどき先生と話しながら・・・)

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(絵本も楽しんでいました)

みなさん、1時間ぐらい読むと、みなさん少しずつ終了モードで帰っていきました。この後、部屋で宿題や勉強だそうです。
最後まで集中して読んでいた学生さんは、レベル2の「ヘンゼルとグレーテル」。少々難しいのではないかと思ったのですが、「子どもの時読んで大好きだったから、楽しかった!」と読了しました。すごい!
本を辞書も引かず読めた、その楽しさをちょっぴりでも体得できて、本がまた読みたいと思ってくれたら嬉しいです。アンケートをみると、みんなこのワークショップはよかった、次回も参加したいと答えてくれていました。もっと読みたい人は、NPO多言語多読に来てくださいとチラシを渡しましたが、さて、どうでしょう。わずか徒歩5分の距離ですが、これがなかなか「遠い」のです。来月もワークショップする予定。また報告します。
(川本)