韓国語多読の会報告

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안녕하세요 (アンニョンハセヨ/こんにちは)

2015年に入ってからの「韓国語多読の会」の報告です。

昨年に引き続き、初めての方が毎回数名ずつ加わってくださり、韓国語多読の輪が少しずつ広がっています。去年から続けて来てくださっている方の中には、読んだ絵本の数が100冊を超えた人、100冊に迫ろうとしている人も出てきました。

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記録用紙の量も増えて、BOXの中がごった返していたのですが、昨年末から皆勤賞のお二方が中心となって、こんなにかわいく見やすく中身を整理してくださいました。手のかかっている手作りBOXに愛着がわいてきます。

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さて、「韓国語多読の会」をはじめてもうすぐ一年。会のみなさんと一緒にたくさんの絵本を読むうちに、多読の効果や楽しさが前よりもわかってきたような気がします。

なんといっても、まず、たくさん読んでいる人たちの韓国語が目に見えて上達してきました。前は読めなかったような本がいつの間にか読めていたり、話したり書いたりする韓国語がとても自然なものになっていたり、きちっと測ったわけではありませんが、効果が出ています。

それと、知らなかったことばに絵本の中で何度も遭遇して、だんだんと意味をつかんでいくという体験も増えてきました。韓国多読の会でおなじみになってきたのは、「木こり」、「しまうま」、「アゲハチョウ」、「色とりどり」のような、教科書では縁のなかったことばたち。あとは、絵本にあふれている擬音語・擬態語も、少しずつですが感覚がつかめてきています。

そして楽しいことに、韓国語の習得のかたわらで、「絵本を見る目」までじわじわと育ってきています。読んだ本について語り合う時間が毎回の楽しみです。これからも韓国の絵本を楽しく開拓していきたいと思います。

もっと詳しい内容については、多読の会に16回来てくださっているみけぞうさんが、ブログに毎回のレポや絵本の紹介を書いてくださっています。→ http://blogs.yahoo.co.jp/mikezosii/65197329.html

 

韓国語多読の会ニュース

◆백희나(ペク・ヒナ)さんの作品にはまる。

みけぞうさんが今年のはじめに韓国から買ってきてくださった백희나(ペク・ヒナ)さんの作品が、韓国語多読の会で大ヒットしています。多読の会にいらしたら、『꿈에서 맛본 똥파리』と、『어제 저녁』の二冊をどうぞお見逃しなく。他の絵本にはないおもしろさです。

 

◆韓国から約200冊の絵本が届きました。

昨年、韓国語多読の会にも来てくださった琴泳洛さんの呼びかけで、韓国から200冊近い絵本の寄付をいただきました。これには本当に感動しました。本不足も解消されて、「韓国語多読の会」にとって、とても大きな励ましになりました。琴さん、絵本を寄付してくださった韓国の方々、そして重たい絵本の箱を苦労して送ってくださった琴さんのご家族にも心から感謝申し上げます。

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◆「いたばしボローニャ子ども絵本館」より韓国の絵本を40冊お借りしています。

東京板橋区にある「いたばしボローニャ子ども絵本館」(http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/002/002177.html)から、近年出版された韓国の絵本を40冊お借りしています。どれも秀作揃いで、韓国の現代絵本の魅力を存分に味わえるコレクションです。韓国は今絵本の全盛期を迎えているのではと思うほど、いい絵本が次々に出てきています。3月末まで貸していただけることになっていますので、みなさまこの機会にぜひ読みにいらしてください。

 

◆twitter「韓国語多読の会bot」がさらにおもしろくなっています → @kankokutadoku

みけぞうさんが多読の会で読んだ絵本のワンフレーズを流してくださっています。今年に入ってからもさらにたくさんの絵本が追加されて、絵本の中の韓国語を楽しむことができる素敵なbotになっています。

 

◆2月8日(日)、「ほねねっと」で出張多読をしました。

韓国語学習者をつなぐネットワーク「ほねねっと」で、2度目となる「出張多読の会」をしました。これについては、また別の記事でご報告します。

 

(渡辺奈緒子)